ザム・ザム

モスクのすぐ裏にあります

サルタン・モスクの裏手にあたるノース・ブリッジ・ロード沿いにあります。
交差点脇の黄色いひさしと看板が目印で、すぐ見つかります。

入り口から覗くと、１階は席が少なく、イスラム系のひげおじさん達やイスラム系のおばあちゃんで満席状態である場合が多く、そのローカルっぷりに入るのを躊躇してしまいますが、階段を２階へ上がるとクーラーの効いた部屋になっており、座席も沢山あります。

名物「ムルタバ」を試してみよう

メニューは写真付きで掲げられているので、分かりやすいです。
ザムザムの名物は、イスラム料理のムルタバ。
ムルタバは、小麦粉をこねた生地を薄く広げ、そこにお肉や魚、卵、玉ねぎなどを挟んで
たっぷりの油で揚げ焼きしたものです。
ガイドブックでは「お好み焼き」と称されることが多いムルタバですが、インド系パンケーキのロティ・プラタの生地を薄く延ばして包み焼きするところは、「もちもちのガレット」、と言ったほうが近いかもしれません。

具の種類はチキン、マトン（羊の挽肉）、ビーフ、サーディンの４種類に加え、珍しい鹿肉も。
前者４種はSサイズが$6前後ですが、鹿肉は$12です。

道路に面したお店の窓からは、ムルタバを作る様子が見られます。
生地をくるくると回して、うすーく広げます。

そこに、具をのせていきます。卵も豪快に手で伸ばしています！
折りたたんで、大きな鉄板で揚げ焼きします。
たっぷりの油でじゅう～、このたっぷりの油が、外カリっの、中もっちりになる秘訣です。

テーブルに運ばれてきました。Sサイズでもかなり大きい！数人で数種類をシェアしても良さそうです。
こちらはチキンのムルタバと、アイス・テタリです。
ムルタバを注文すると、付け合わせのカレーソースと、キュウリが出てきます。
チキンはタンドリーチキンで、カレーをつけなくてもしっかり辛いです。

飲み物はイスラム系の人たちが大好きなテ・タリ（甘いミルクティー）などが$1.20前後。
ソフトドリンク、珈琲類はありますが、アルコールはありません。
甘いドリンクはカレーでピリピリした舌に優しく広がり、ムルタバともマッチするので是非一緒にどうぞ。