写真：nakatani「賢島（かしこじま）エスパーニャクルーズ」は、志摩マリンレジャーが運行している遊覧クルーズの名称です。「エスペランサ」という海賊船風の船舶で運行され、風光明媚な英虞（あご）湾内の風景を海上から眺めることができます。
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「賢島エスパーニャクルーズ」とは
写真：nakataniエスパーニャクルーズのりば
「賢島（かしこじま）エスパーニャクルーズ」は、志摩マリンレジャーが運行している英虞湾内を遊覧するクルーズの名称で、賢島港を出港して50分ほどかけて英虞湾を遊覧・真珠加工場へ寄港したのち賢島港に戻ってくるというルートを取ります。
- 写真：nakataniエスペランサ号外観
クルーズには「エスペランサ号」という大航海時代をイメージした船が使われ、船内やデッキからは国立公園にも指定されている英虞湾の景色を一望することができます。船内の設備も結構しっかりしており、50分の航行で不自由することはほとんどありません。
「エスペランサ号」の紹介
客室
- 写真：nakatani船内1階
エスペランサ号は3階構造になっており、客室は1階と2階にあります。各席にはテーブルが備え付けられており、船内に売店も併設されていますので、クルーズを楽しみながら軽い飲食を楽しむことも可能です。1階席は水面に近いのが、2階席は少し高いところから景色を見られるのが魅力です。
特別室「イザベラ」
- 写真：nakatani船内2階･特別室「イザベラ」
船内2階にあるワンランク上の客室です。大人300円・小学生150円の追加料金で利用することができ、一層優雅なクルーズを楽しむことができます。長期休暇などで混雑しているときには利用してみるのもよいかもしれません。
デッキ
- 写真：nakatani船内3階･デッキ
船内3階は海風の気持ち良いオープンデッキフロアとなっています。より高いところから英虞湾の風景を一望できるので、老若男女問わず人気となっています。デッキにもベンチがありますので、ゆっくりと座って景色を眺めることも可能です。
- 写真：nakatani船内2階･後方デッキ
また、2階後方にもデッキがあり、こちらでも風を浴びながら景色を楽しめます。屋根が付いている点や3階と比べてワンフロア低い点から、人も少し少なく穴場となっているので、人混みを避けたい時にはおすすめです。
クルーズ中のみどころ
真珠養殖場や加工場
- 写真：nakatani湾内にある真珠養殖･加工場
英虞湾は真珠の養殖や加工が盛んで、船上からはたくさんの養殖イカダを見られます。普段あまり見ることが無いであろう、日常的に養殖場で働いている人の姿も見受けられるのでかなり新鮮と言えるかもしれません。
- 写真：nakatani真珠核入れ作業
また、「賢島エスパーニャクルーズ」では英虞湾遊覧と合わせて真珠加工場への寄港も行います。立ち寄る真珠加工場「出口真珠」では真珠の核入れ作業（真珠養殖において最も重要とされる過程）を見学できます。
英虞湾に浮かぶ離島
- 写真：nakatani間崎島
瀬戸内海ほどの島々があるわけではありませんが、英虞湾にもいくつかの離島が浮かんでいます。特に写真の間崎島は面白く、過去には真珠養殖でかなりの富を築いた宝島のような歴史を持つ島です。砂浜も美しくプライベートビーチのように海水浴を楽しめることから、周囲の高級リゾートホテルからここに泳ぎに来る人も居るほどです。
周辺の地形
- 写真：nakatani断層
英虞湾はギザギザの鋸歯のようなリアス式海岸が特徴的です。入り組んだ特殊な地形は湾内から見るとまた違った感覚で、自分がどこから来たのかや周辺の島や陸地の位置関係が分からなくなるほどのややこしさです。また、各所に露出している断層も隠れた見どころで、地理的な魅力が豊富に詰まったスポットであることも分かっていただけるかと思います。
利用案内
運行時刻
- 賢島港 9:30発～16:30発 まで1時間間隔で運行（毎時30分発）
- 12:30発 は土日祝日・多客期のみ運行
- 16:30発 は3月21日～10月31日の期間のみ運行（この便は出口真珠への寄港なし）
料金
- 大人（中学生以上） 1,600円 / 小学生 800円
