アルバニアは、ギリシャの北にある国。フランスやスペインのような超メジャーな観光地とは異なり、観光や交通に関する情報が少なく、不安に感じる人もいるのではないでしょうか。今回はローカルバスの乗り方について紹介します。
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アルバニアの主な移動手段はバス
アルバニアでの主な移動手段はバスです。市内には路線バス、都市間の移動には高速バスまたはフルゴンと呼ばれるバンが利用できます。
インターネットで調べていると、運賃はユーロでの支払いも可能との情報がありますが、筆者が乗車したローカルバスはLeke(アルバニアのお金)での支払いのみでした。ティラナからモンテネグロ寄りの街・シュコドラに向かう高速バスではユーロが使えましたが、他都市に向かうフルゴンもLekeのみでした。行き先やバスのタイプによってはユーロが使える可能性がありますが、基本的にはLekeでの支払いと考えておきましょう。
市内を運行する路線バスの乗り方
バス停について
ティラナや一部都市にはボックス型のバス停があることもありますが、基本的には路肩に青い看板が立っているのみです。看板付近で待ち、バスが来たら手を上げて合図します。
下車する際は、下車したいところが近づいてきたら、車内の押しボタンを押しましょう。
時刻表について
オンラインで確認できるオフィシャルな時刻表はないようです。
首都のティラなの場合、大体の運行情報をGoogle Mapsで調べることになります。Google Mapsでバスの番号が表示されますが、バスに路線の番号の記載はありません。乗車時に行き先を伝え、間違っていないか確認してから乗りましょう。
ティラナ以外の街では、Google Mapsでも路線バスは検索できないようです。バス停に行くと、運行している時間帯と、何分間隔でバスが来るのかが記載されているため、記載されている情報を元に待つことになります。
運賃について
ティラナの路線バスの運賃は、1回40Leke(約64円)、現金払いのみです。
ベラトの路線バスは1回30Leke(約48円)、ヴローラの路線バスは1回40Lek(約64円)です。年毎に料金は異なりますが、いずれも100円未満となる可能性が高いです。
運賃を支払うタイミングは、乗車時ではありません。乗車後、車内で待っているとバスの中で黄色のビブスを着た人(ビブスを着ていないケースもあり)が来るので、料金を支払います。お釣りは出ますが、高額紙幣の場合不足するケースもあり得るため、コインでぴったりの金額を用意しておくと用意でしょう。
運賃を支払う前に発車することもありますが、どんなに混雑していても順番に回収係の人が来るので、待ちましょう。チケットは下車まで必ず保持しておいてください。運賃を支払ったかどうか確認する係の人がいるケースがあり、提示する必要があります。
この記事を書いたトラベルライターから一言
路線バスについての情報が少ないため、難易度が高いように感じられるかもしれませんが、
- 乗車後にLekeで支払う
- 乗り場は青い看板が目印
- 乗車時に必ず行き先を確認する
の3点が重要なポイントです。
1度乗り方を覚えたら、2度目からはさほど難しく感じないと思います。料金も安く便利なので、ぜひ活用してみてくださいね。