黄金に覆われた巨大な寝仏で有名なワットポー。タイ式マッサージの総本山でもあり、マッサージに携わっている人にも人気の観光地です。タイならではの交通手段である船での行き方と、寺院内の見どころをご紹介します。
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ワットポーまで船でアクセスしてみよう!!
ワットポーへの交通手段はいろいろありますが、筆者はタイならではの交通手段である船を利用しました。BTSサパンタクシン駅からすぐのところに停船所があります。ワットポーへ直行する観光用船は片道100バーツ(約344円)で、16時以降の利用は半額になるそうです。
ライフジャケットを着用して出発すると、しぶきを上げながら進んでいきます。川は濁っていますが臭いがするわけでもなく、水上からの景色を楽しむことができます。
停船所から歩いてすぐのワットポー!!
停船所からメインストリートに抜けると、目の前がワットポーになります。入り口までは100mほど歩きますが、寺院の壁伝いに進めば迷うことはありません。参拝料は100バーツ(約344円)、寺院内にあるチケット売り場で購入してください。このチケットには、ワットポーオリジナルラベルのペットボトル飲料水の引換券もついています。
入場したすぐ先に有名な寝仏が祀られている建物があります。
いよいよ寝仏とご対面!!
全身金箔で覆われた、全長約46m、高さ15mのその姿は圧巻です!!寝仏は、釈迦が入滅したときの様子を表した仏像で、目を開いて横たわっている場合は最後の説法をしている様子を現わしているそうです。壁面の装飾も細かく施されており、ゆっくり時間をかけて見学したいところです。写真に収めるには足側から撮ると全身を写すことできますよ。
ワットポーの寝仏の特徴はなんといっても足裏です。長さ5m、幅1.5mの巨大な足裏には螺鈿(らでん)細工という美しい装飾が施されており、仏教の108の宇宙観が描かれています。じっくり見ると、一つ一つ物語のように描かれているのがわかります。
タンブンをしよう!!
タンブンとはタイ語で「徳を積む」という意味になります。20バーツ(約69円)をサタンコインに両替して、壁際に置かれている108つの器に1つずつ入れていきます。こうすることで108つの煩悩が消えるそうです。コインを落としながら、落ちる音に耳を澄ませて足を進めていきましょう。ちょっとした瞑想状態を味わえますよ。
見どころ満載な敷地内!!
敷地内には、寝仏のほかに仏塔や仏像がたくさん並べられています。仏塔はその高さ42mともなり、カラフルな装飾は目を引きます。ラーマ1世から4世までの4つの仏塔が建てられており、それぞれにテーマカラーもあるので見比べてみると面白いです。
タイでは誕生日の曜日が重要とされており、各曜日ごとに吉とされる方角や色、数字、動物などがあります。ワットポーの敷地内には曜日ごとの守護仏が祀られているので、事前に自分の誕生日の曜日を調べて、その守護仏を参拝してみるのもいいかもしれませんね。
終わりに
ワットポーは有名な寝仏だけでなく、その仏像の数にも圧倒されます。広い敷地内に所狭しと並んでいる立像や座像は、タイの人々の信仰の深さと身近な文化でもあることを教えてくれます。厳格なようで親しみも持てる、タイの歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
- ワット・ポー
- 王宮周辺 / 社寺・教会
- 住所:2 Sanamchai Road, Grand Palace Subdistrict, Pranakorn District, Bangkok地図で見る
- 電話:02-226-0335
- Web:http://www.watpho.com/intro.php