クラシックな建物も魅力!箱根・宮ノ下富士屋ホテルへ癒しの日帰り旅へ。

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 anna  2017年9月15日更新

近年は外国人観光客にも大人気の箱根。その箱根の宮ノ下地区でひときわ目立つ、明治時代に建てられたクラシカルなホテル「宮ノ下富士屋ホテル」。人気のビーフカレー付き日帰りプランがあったり、館内を回るツアーがあったりと日帰りでも十分楽しめます。緑豊かな箱根の山中に荘厳な佇まいで立つこのホテルへ、都会の喧騒を忘れて訪れてみませんか?

創業130年以上!格式高い「宮ノ下・富士屋ホテル」の歴史

  • 高台から見た富士屋ホテル全体。

開業は1878年7月15日。創業130年以上の宮ノ下・富士屋ホテルは、神奈川県出身の青年実業家山口仙之助によって創業されました。

仙之助はそれまで日本に外国人客専門のリゾートホテルがないことに着目して、箱根宮ノ下の老舗旅館を買収&改築し、富士山が眺望できる箱根の高台にこのホテルを建てたそうです。

  • 宿泊棟の花御殿。

第二次世界大戦後には進駐軍に差し押さえを受けて一般営業を停止した時期もありましたが、その後は営業再開ができ、今日に至るまで数多くの外国人皇室の方々著名人に愛される日本を代表する老舗ホテルとなっています。

和洋折衷クラシックな建物の見所をご紹介

宮ノ下富士屋ホテルの広大な敷地には、数種類の宿泊棟日本庭園資料展示室ベーカリーショップ・・・と、 1日いても見きれないくらい様々な施設があります。

宿泊棟はどの棟も和風をベースに、細かい箇所には外国人客を意識した洋風建築が取り入れられていて、和洋折衷かつユニークな造りになっているのでずっと見ていても飽きることがありません。

なお、今回ご紹介する本館、西洋館、花御殿は、実は国の登録有形文化財(建造物)にもなっています。歴史的な建物を見にこちらのホテルへ出向くだけでも、有意義な時を過ごすことができますよ♪またホテル敷地内から温泉が湧き出ていて、全客室のお風呂は天然温泉になっています。

本館

  • 富士屋ホテル本館の入口。

明治24年(1891年)建造で、現存する富士屋ホテルの宿泊施設では、一番歴史のある建物です。

今でもフロントやメインダイニングの「ザ・フジヤ」、かつてはビリヤード場だったバー「ヴィクトリア」は昔と変わらず本館にあります。またチャップリンが実際に宿泊した部屋も本館にあり、なんと同じ部屋に泊まる優雅な宿泊プランもありますよ。

本館の大階段

  • 本館の大階段。ホテルの長年の歴史が刻まれている事が感じられます。

ロビーへ向かう階段を上がると目に飛び込んでくるのが、この大階段です。ピカピカに磨き上げられた飴色の大階段は、富士屋ホテルの顔ともなっていて、階段を登りながら富士屋ホテルの歴史に思いを馳せるのもいいかもしれません。

近年ホテルで結婚式を挙げるカップルも多く、この大階段で撮影をする新郎新婦の姿を目にする事もありますよ♪

本館フロント前の一枚彫刻

  • フロント前の一枚彫刻。右の柱には白い尾長鶏の彫刻が。

本館・大階段のすぐ右横にあるのが、一枚板の見事な彫刻です。ここはかつてフロントカウンターがあった場所で、この彫刻は源頼朝が富士の巻狩りを興じる様子を描いたもの

またヘレン・ケラーと一緒に写真に納まったこともある昔からホテルの人気撮影スポットでもあり、現在は彫刻となってホテルを見守り続けてくれています。

西洋館

  • 宿泊棟の西洋館。

明治39年(1906年)建造の宿泊棟で、西洋&日本文化の融合した明治の洋館です。こじんまりとしたコテージ風の雰囲気を持つ建物で、1号館「カムフィ・ロッジ」、2号館「レストフル・コテージ」の2棟からなる木造2階建てで、建てられた当時の面影を最もよく残す建物として知られています。

花御殿

  • 昭和11年建造の花御殿。 43室全てに花の名前が付けられています。

昭和11年(1936年)建造の宿泊棟で、富士屋ホテルの中でも最も豪奢な建築と言われています。設計者はなんと3代目の社長である山口正造自身!千鳥破風の屋根と校倉造り(あぜくらつくり)を模した壁が箱根の山々とあいまって、なんとも荘厳な雰囲気を醸し出しています。

43室あるお部屋には部屋番号の代わりに花の名前がつけられていて、ドア、鍵、そして部屋のインテリアにも各部屋の花のモチーフが使われています。

その他

この他にも、皇室の宮ノ下御用邸として建てられた 菊華荘、広さ5000坪もある自然庭園などもあり、時間がある方は、建物や内観を1日じっくり見るプランもおすすめです。

ホテルでは「館内案内ツアー」(日曜〜金曜の 16:00〜約30分)も開催していて、見所ポイントを案内してくれます。予約も不要でホテルスタッフから歴史や裏話も聞けるので、時間が無い方にはこちらのツアーがおすすめです。

今も受け継がれる伝統の味。不動の人気の「ビーフカレー」に舌鼓

  • 一番人気のビーフカレー。食器やお皿にも歴史を感じます。

「カレーを食べに富士屋ホテルへ行こう!」という長年のファンも多いほどの人気メニューです。親子3代に渡って、ここのカレーの大ファンという方も沢山います。

人気のビーフカレーは、野菜の旨みが凝縮されて濃厚&とても優しいお味です。お肉は柔らかく煮込まれているので、お年寄りでも召しあがることができます。特製ルーはコンソメを使用して仕上げをした後に、さらに寝かせることでまろやかな味わいに仕上がっているそうですよ。

  • ビーフカレーはビーフがゴロゴロ入っていて、トロトロに柔らかく美味しいです。
  • 付け合わせにもこだわりが。(左から)珍しいマンゴーチャツネ、福神漬け、らっきょう。

カレーは計5種類あり、それ以外にも洋食メニューがとても充実しています。一流シェフが作る洋食を箱根の山々を楽しみながらいただく事ができます。人気のカレーはメインダイニングルーム「ザ・フジヤ」、グリル「ウイステリア」で提供されています。

もし時間がない場合でも大丈夫!ホテルで提供されるカレーをそのままレトルトパウチしたものを 1Fギフトショップにて購入できます。

ジョン・レノンも訪れたティーラウンジ「オーキッド」

  • ティーラウンジ「オーキッド」入口。
  • モンブランとコーヒーのセット。ケーキは数種類から選ぶ事が出来ます。
  • サイズは小ぶりながら、濃厚なマロンの味を楽しめるモンブラン。下のタルト生地もサクサクです。

実はこの宮ノ下富士屋ホテル、チャップリン、ヘレンケラー、ジョン・レノン一家など海外の著名人も数多く訪れています。1Fのティーラウンジ「オーキッド」は四季折々の景色を楽しめる日本庭園を眺めながら、ティータイムを楽しめます。一番人気はアップルパイ。秋にはモンブランが大人気です。

ジョン・レノンが好んで利用した席には、今でも「John Lennon's Table」と書かれているので、同じ席に座れたらとてもラッキーです♪

ティーラウンジ・オーキッド

箱根 / カフェ・喫茶店

 

住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359 宮ノ下富士屋ホテル1F

電話:0460-82-2211

Web:http://www.fujiyahotel.jp/restaurant/orchid/

おわりに

宮ノ下・富士屋ホテルの歴史と魅力、ほんの一部ですがご紹介させていただきました。

130年以上の歴史を誇るその場所は、春夏秋冬、どの季節に訪れても、また訪れたくなるような雰囲気&サービスがあります。宿泊しなくても気軽に立ち寄れる場所なので、ぜひ季節ごとに足を運んでみてはいかがでしょうか?

住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359

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※この記事は2016年10月31日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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