二見興玉神社は伊勢神宮に次ぐ伊勢志摩観光のメッカで、毎年多くの観光客を集めています。特徴的な夫婦岩があるのもここで、特定の時期には夫婦岩の間から昇る朝日や月を撮影しに、たくさんの写真家や観光客が訪れます。二見は伊勢と鳥羽のちょうど真ん中に位置しており、伊勢神宮や伊勢市の中心部からはバスで20分ほどで到着します。周辺には旅館やホテルも数多くあり、伊勢を観光して二見に泊まるといったプランを組む人も多いです。
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二見興玉神社の基本情報
二見興玉神社は三重県伊勢市二見町にある神社で、御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。
猿田彦大神とは?
日本神話に登場する神様で、天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)という神様を道案内し、五十鈴川の川上を中心に開拓した地主神とされています。同じく三重県伊勢市にある「猿田彦神社」も猿田彦大神を祀っています。
宇迦之御魂神とは?
穀物の神や農業の神・商工業の神として祀られている神様です。有名なところでは、京都伏見「伏見稲荷大社」の主神として祀られています。
伊勢神宮との関係性は?
神社として直接の関係はありません。ですが、二見興玉神社のある二見浦は昔から伊勢神宮に参拝に行く前に身を清める禊(みそぎ)の場で、今でも20年に1度の式年遷宮の前には行事に参加する人たちがここ二見浦で禊を行います。
二見興玉神社の魅力
伊勢神宮とは一味違う雰囲気
基本的には森の中に鎮座している伊勢神宮やその別宮と比べると、ここ二見興玉神社は写真から見て分かる通り圧倒的な開放感です。また、海にほど近い位置に存在していますので嗅覚からは磯の香り、聴覚からは波の音というように、視覚だけでなく五感で開放的な雰囲気を感じることが出来ます。
周辺の多彩な観光スポットも楽しめる
二見は興玉神社と夫婦岩だけではありません!周辺には家族で楽しめる水族館 「二見シーパラダイス」 や海水浴が出来る 「二見浦海水浴場」 があります。夫婦岩参道には赤福餅や赤福氷が食べられる 「赤福 二見支店」 や庭園や建物が趣深い 「賓日館」 があり、バリエーションが豊富で観光客を飽きさせません。
二見興玉神社の見どころ
二見興玉神社本殿
まず夫婦岩に目が行ってしまいそうですが、本殿にもしっかりと参拝しておきましょう!縁結びや交通安全などにご利益があるとされています。
夫婦岩
伊勢は伊勢神宮、志摩は英虞湾の景色とあるようにやはり観光地には目玉になるスポットがあります。そして二見の場合はこの夫婦岩です。大きい岩は男岩、小さい岩は女岩と名付けられており、2つの岩を大注連縄が繋いでいます。
景勝地としてのイメージが強いのですが、実は沖合に沈んでいる興玉神石(おきたましんせき)の鳥居としての役目を果たしています。興玉神石は、猿田彦大神が天から立ち下りたという言い伝えのある石です。
またこちらも意外と知られていないことですが、夫婦岩には結構な近距離まで近づくことが出来ます。浜に下りることこそ出来ませんが、参道から上のような写真を撮ることが可能です。
天の岩屋
天岩屋(天岩戸)は、日本神話において天照大神が閉じこもった所として出てくる地名です。日本全国に由来のある場所があり、ここ二見興玉神社にある天の岩屋もその一つです。
龍宮社
海の神様である綿津見大神(わたつみのおおかみ)を祀っている神社で、名前の通り龍宮のような見た目をしています。祭神が海の神であることから、観光客だけでなく漁業関係者など海に従事する人たちも参拝に訪れます。
いたるところに蛙
神社参道や境内にあるカエルを模したものを数えると多分100を越えます。本当にそこらじゅうに蛙があるんです。理由は、猿田彦大神の神使が蛙だったからで、それと併せて「かえる」から「無事帰る」「貸したものが返る」などといったシャレの意味も含んでいます。
アクセス
- JR参宮線 「二見浦駅」 から 徒歩15分
- 三重交通バス 「夫婦岩東口」 から 徒歩3分
- 伊勢二見鳥羽ライン 「二見JCT」 から 車で6分
まとめ
二見興玉神社いかがでしたか?海辺にあるので、天気のいい日に訪れると最高に気持ち良い神社です。神社だけでなく周辺にはたくさん観光スポットがありますので、伊勢・志摩を訪れた際は是非立ち寄ってみて下さい!
- 二見興玉神社
- 伊勢・二見 / パワースポット / 観光名所 / 神社 / 縁結びスポット / ツーリング
- 住所:三重県伊勢市二見町江575地図で見る
- 電話:0596-43-2020
- Web:https://futamiokitamajinja.or.jp/