「金沢海みらい図書館」は石川県金沢市寺中町にある図書館です。外壁には約6,000個の丸窓があり、非常に独特のデザインをしています。そのため地元利用者はもちろん、観光客が訪れても楽しめる図書館になっています。
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「金沢海みらい図書館」とは
「金沢海みらい図書館」は、石川県金沢市寺中町にある図書館です。外壁には約6,000個の丸窓があり、外から見てもひと目で分かるほど独特のデザインをしています。金沢観光の中心地からは少し外れますが、バスでもアクセスしやすいので観光目的での来訪も十分に可能です!
建築について
設計
設計は、工藤和美氏と堀場弘氏の建築ユニット「シーラカンスK&H」が担当しています。彼らはこの図書館のことを、内部3層に大きな箱を被せたようなイメージであるから「ケーキのハコ」と称しています。
受賞歴
金沢の少し外れにある図書館ながら、「世界の近未来的図書館ベスト10」や「世界のもっとも美しい公共図書館ベスト25」、「グッドデザイン賞」などを受賞しています。
フロア構成
「金沢海みらい図書館」は3階建てで、それぞれ…
- 1階 児童図書コーナー・交流ホール等
- 2階 一般図書コーナー・生涯学習コーナー(インターネット席等)
- 3階 地域情報フロア
となっています。
3階はフロアの半分以上が吹き抜け空間になっており、そこに面した学習席からは2階の一般図書コーナーを見下ろすことが出来ます。ですので、座ってゆっくり過ごすなら3階の学習席か、天井が吹き抜けになっていて開放感のある2階の一般図書コーナーがオススメです。
見どころ
外観
美術館や博物館に見紛うような変わった外見がやはり見どころです。晴れている日だと空の青さと図書館の壁の白・丸窓がいい具合にコントラストになってとても綺麗に見えます。
館内
外観を見たら次は館内へ。2階フロアから見る壁一面の丸窓は壮観です。窓以外のデザインもオシャレなので、歩いているだけで楽しい気分になってきます。
丸窓
せっかくですから丸窓も近くでじっくりと見てみましょう。実はこの丸窓、全て同じ作りではなくいくつかの種類があります。大きさやガラスの種類などが窓によって違っているので、是非チェックしてみてください!
来訪にあたってのマナー
図書館というのは、基本的に地元住民のための公共施設です。観光客向けの施設ではないので、その辺りを念頭に置いて観光しましょう。館内ではもちろん静かにして、本は大切に扱いましょう。1階にはお金が戻ってくるロッカーもあるので、大きな荷物は預けてしまってもいいでしょう。
また、「金沢海みらい図書館」は基本的に撮影禁止です。受付に申し出て、住所や使用用途などを記入すると撮影許可証を貰えるので、内観の撮影をしたいという方はしっかりと手順を踏みましょう。また撮影の際には、来館している方の顔などが写らないように注意しましょう。
開館時間・休館日
- 開館時間 平日 10:00~19:00 / 土日祝日 10:00~17:00
- 休館日 水曜日(祝日の場合は開館)・年末年始・特別整理期間
アクセス
- 金沢駅 → 徒歩7分 → 中橋(バス停) → バス13分 → 金沢海みらい図書館前(バス停)
図書館のすぐ前に「金沢海みらい図書館」バス停があるので、公共交通機関でのアクセスは比較的しやすいです。ですが、このバス停を通るバスは金沢駅バスターミナルを通らないことが多いので、金沢駅から向かう場合は少し歩いて「中橋」というバス停を利用するのが便利です。(「香林坊」や「武蔵ヶ辻・近江町市場」のバス停は通るので、そちらから向かう場合は一本で行けることがほとんどです。)
まとめ
「金沢海みらい図書館」はいかがでしたか?金沢城や兼六園・ひがし茶屋街など、歩き回って疲れた時は、休憩がてらの観光として、デザイン先進都市である金沢市らしい近未来図書館「金沢海みらい図書館」へ足を運んでみてはどうでしょう。
- 金沢海みらい図書館
- 金沢市 / 図書館 / インスタ映え / 穴場観光スポット
- 住所:石川県金沢市寺中町イ1-1地図で見る
- 電話:076-266-2011
- Web:https://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/