【和歌山】高野山の紅葉を鑑賞しよう！名所や混雑回避の方法も解説

この記事の目次表示

• 関西でも有数の紅葉スポット「高野山」
• 奥之院（英霊殿前）
• 金剛峯寺
• 壇上伽藍
• 蛇腹路
• 高野山の紅葉を混雑を避けて楽しもう
•    1,休日や混雑する時間帯を避けて鑑賞する
•    2,公共交通機関の利用を検討する
•    3,宿坊などに宿泊して楽しむ
•    4,あえて最盛期を外して鑑賞する
• おわりに

関西でも有数の紅葉スポット「高野山」

• 写真：ゆきたか高野山奥之院の表参道付近の紅葉。

和歌山県にある高野山は、平安時代に弘法大師が開いた真言密教の聖地で、標高約850メートルの山中に多数の寺院が立ち並ぶ観光スポットです。秋の紅葉でも有名で、例年10月下旬頃には、山内の各所で楽しめます。

お隣大阪府の大阪市内からは、車、公共交通機関とも2時間ほどかかるなど、周辺の市街地からは遠いですが、神聖な雰囲気が漂う山中で鑑賞する紅葉は格別です。二度、三度と訪れるリピーターも多く、関西でも人気の高い紅葉スポットとなっています。

それでは、まず高野山の紅葉名所からみていきましょう。以下は、是非訪れて紅葉を鑑賞したいスポットです。

奥之院（英霊殿前）

• 写真：ゆきたか高野山奥之院の英霊殿前の紅葉。

高野山の東の山中にある奥之院は、弘法大師がご入定されている聖地で、高野山信仰の中心となっています。こちらに続く参道は、多くが杉の木ですが、途中の英霊殿周辺では、美しい紅葉が楽しめます。

• 写真：ゆきたか

石畳の道の両側の木々が、赤や黄に染まる様子は風情があり、多くの観光客がしばし見入っています。イチョウなど、黄色く色付くものもあるので、鮮やかな写真が撮れるでしょう。こちらの見頃はやや早く、10月中旬頃から下旬頃となります。

金剛峯寺

• 写真：ゆきたか金剛峯寺の正門前の紅葉。

高野山真言宗の総本山である金剛峯寺（こんごうぶじ）も、外せない紅葉名所です。正門前の緩やかな坂道では、赤や黄色の色鮮やかな紅葉が見られ、多くの人がカメラを向けています。こちらの正門は、文禄2年（1593年）に建てられたもので、金剛峯寺のなかでは最も古い建築物とされています。

• 写真：ゆきたか金剛峯寺の蟠龍庭は国内最大級の石庭で、秋の紅葉も素晴らしい。

こちらのお寺は、庭園の紅葉も美しいので、是非拝観してみてください。主殿の奥にある蟠龍庭（ばんりゅうてい）と呼ばれる石庭では、杉や檜などの針葉樹に混ざって、鮮やかに紅葉した木々が見られます。この石庭は、弘法大師ご入定・1150年御遠忌の際に造られたもので、白川砂と花崗岩で、雲海に浮かぶ雌雄の龍をあらわしています。

壇上伽藍

• 写真：ゆきたか壇上伽藍の紅葉。左側には、東塔が見えている。

弘法大師が高野山を開いたとき、最初に造営に着手したのが、壇上伽藍（だんじょうがらん）です。高野山の総本堂である金堂や、代表的な景観である根本大塔（こんぽんだいとう）など、多数のお堂が立ち並ぶこちらでも、紅葉が楽しめます。

• 写真：ゆきたか

特に、東側にある東塔付近では、美しい紅葉が楽しめます。重厚な歴史的建造物のそばで鑑賞すれば、旅の気分が満喫できるでしょう。この写真は10月下旬に撮影したものなので、まだ真っ赤には色付いていません。最も美しい時期は、11月上旬頃で、中旬までは楽しめそうです。

• 写真：ゆきたか

こちらは、蓮池の紅葉です。イチョウや桜などの木々が色付き、それが池の水面に映りこむ様子も美しいです。観光客の姿もあまりなく、穴場のスポットと言えるかもしれませんね。蓮池は、国道に面して建つ中門の東側にあります。

蛇腹路

• 写真：ゆきたか

壇上伽藍と金剛峯寺を結んでいる蛇腹路（じゃばらみち）は、高野山で最もよく知られている紅葉スポットです。歩行者のみが通れる小道の両側には、多数のモミジが植えられており、秋には美しく紅葉します。見頃は、10月下旬から11月中旬頃ですが、特に11月上旬頃には、真っ赤に染まる紅葉が楽しめるようです。

• 写真：ゆきたか

筆者が訪れた10月下旬は、まだ青葉が多かったのですが、一部はかなり色付いており、日に照らされた真っ赤なモミジがとても美しかったです。トンネルのような紅葉が楽しめる蛇腹路は、高野山内でも是非訪れたいスポットです。