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渉成園の四季を楽しもう
渉成園では、春の桜、秋の紅葉など、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。パンフレットを見ながら、園内の植物を鑑賞してみるのも良いでしょう。
春
早春の1月から3月には、梅が開花します。閬風亭や、その南側にある双梅檐(そうばいえん)のほか、庭園入口でも見られます。その後、3月下旬頃から4月中旬には、桜が見頃を迎えます。主に傍花閣の周囲で見られるのですが、こちらには3月下旬からシュゼンジカンザクラという早咲きの品種も咲くそうです。
夏
初夏からは、アジサイやスイレンが見頃を迎えます。アジサイは、西門周辺で、スイレンは、印月池で鑑賞できます。真夏に見られる花は少ないですが、スイレンやサルスベリが9月頃まで楽しめます。
秋
秋には、ススキやハギ、キキョウなどが鑑賞できます。また、ムラサキシキブの実も淡い紫に色付きます。
朝晩が冷え込む頃になると、紅葉が進んできます。特に園内北側の丹楓渓では、カエデが赤く色付き、美しい景観を作り出します。また、代笠席周辺などでは、イチョウが鮮やかな黄色に色付きます。
渉成園では、毎年紅葉の時期に合わせ、夜間のライトアップを行っています。昼間とは違う、幻想的な景観を楽しむのも良さそうですね。2019年の開催期間は、11月15日(金)~12月15日(日)です。
冬
冬には、園内各所でツバキの花が鑑賞できます。花の時期は、1月から4月頃までです。冬はどうしても咲く花は少ないですが、京都ではこの時期、雪が積もることもあります。庭園の茶室や樹木にうっすらと雪が積もった景色も、また風情があるでしょう。
- 渉成園
- 京都駅周辺 / 庭園 / 穴場観光スポット / 紅葉 / 庭園の名所
- 住所:京都市下京区烏丸通七条上ル東玉水町地図で見る
- 電話:075-371-9210
- Web:http://www.higashihonganji.or.jp/worship/shoseien/
この記事を書いたトラベルライターから一言
京都駅から歩いて渉成園を訪れてみました。10月上旬は、紅葉にも早く、咲いている花も少なかったのですが、庭園内の茶室や木造橋を眺めながらゆっくりと散策するのは、とても落ち着くものでした。市街地にこのような素晴らしい庭園があるのも、京都らしさですね。みなさんも、近くの東本願寺とともに訪れてみてはいかがでしょうか。(ゆきたか)