南米大陸のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイは、お互いが隣接している国です。その境目を見ることができるのが、三国国境展望台。島国日本では体験することができない、他国との関わりを見ることのできる、そんな魅力的な場所です。三ヵ国それぞれの国境点に、自国の国旗のカラーを塗ったモニュメントや展望台があるのですが、今回はその中でも1番発展している、アルゼンチンの展望台をご紹介します。
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アルゼンチンの三国国境展望台
アルゼンチンにある三国国境展望台は、プエルト・イグアスの中心街から歩いて20分ほどの町の外れにあります。プエルト・イグアスは、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの三ヵ国の国境が接する町のひとつです。
人々が集まる噴水広場
三国国境展望台に着いてすぐに見えるのが、噴水のある広場です。時間帯によっては噴水ショーが行われています。観光客の子どもたちが、嬉しそうにはしゃいでいる様子が微笑ましい光景です。
日当たりがよく、噴水の水がきれいな虹を作り出します。その広場の奥に、パラナ川とイグアス川、ブラジルとパラグアイが見えてきます。
国境の上を流れる、パラナ川とイグアス川
写真右がブラジル、左がパラグアイ、手前がアルゼンチンと、三ヵ国をいっぺんに見渡すことができます。
パラナ川は、南米大陸を流れる川の中で二番目に長い川で、全長が約4,880㎞。そのうち210㎞はブラジルとパラグアイの国境を流れています。イグアス川の全長は約1,320㎞で、アルゼンチンとブラジルの国境を流れています。
アルゼンチン側から見て、右から流れてくるイグアス川が、左側を流れるパラナ川に合流しています。
三ヵ国の友好の証、三ヵ国国境石碑
道沿いに歩いて行くと、三国国境展望台のメインのひとつでもある石碑があります。三ヵ国の友好の証として、各国の旗が掲げられています。
南米雑貨をお土産に
展望台付近の路上には、道に沿って出店がずらりと並んでいます。置いてあるのは天然石やガラスのアクセサリー、カラフルなバッグ、不思議な人形?など、思わず写真を撮ってしまいたくなるようなものばかり。
アルゼンチンのお土産にピッタリなものが、たくさん並んでいます。マテ茶や、マテ茶を飲むための茶器、黄色いくちばしが特徴のトゥッカーノの木彫りの置物など、見て回るだけでも楽しめます。
三国国境展望台の魅力とは・・・
やはり、他国との国境がはっきりと目に見えるという、日本では見られない景色を間近で見ることができることが大きな魅力でしょう。素朴な雰囲気の漂う場所ではありますが、観光客も多いため、比較的安心して足を運べる場所です。
- 三国国境展望台(アルゼンチン側)
- アルゼンチン / 展望・景観
- 住所:Avenida Rio Iguazu y Avenida Tres Fronteras, Puerto Iguazu,Argentina地図で見る