「神々の住む島」と呼ばれるインドネシア・バリ島。バリ・ヒンドゥーが醸し出すエキゾチックなリゾート地で人気です。リピートする日本人も多いため、気付くとどこに行っても日本語が聞こえてくる、日本で旅行する時と同じぐらいお金使ってる….なんてことも。今回は、初めてバリに行く方々に、観光を楽しみつつ、ローカルなカルチャーや雰囲気も感じる滞在にできるよう、オススメアクションを書いてみました。
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日本人に人気の、とっておきバリ
日本からバリ島・デンパサール空港への直行便を運航している航空会社は、エア・アジアとガルーダ・インドネシアのみで、運航本数は一日2本程度です(2017年10月現在)。また所要時間は直行便だと7時間ぐらい、乗り換えが入ると10時間〜30時間ぐらい掛かることも。
現地バリ島に電車・モノレール等は無く、移動の選択肢はバス、車、バイクです。週末の午前中は比較的空いていますが、バリ島主要部は大概、一定の交通量があります。目的地への移動時間は、混雑具合、運転手によって変わります。
そして日本人は、年間20万人ほどがバリを訪れているそうです。女優の観月ありささんが挙式をしたことでも話題になりました。単純計算で毎月約16,000人の日本人が、愛媛県ぐらいの国土面積のバリに来ていると思うと、観光地で日本人に遭遇する、日本語が聞こえてくるのも納得です。
バリを観光しつつ、ローカルな雰囲気を味わうために
車をチャーターしよう
現地の歩き方を知るまでは、とりあえずパッケージツアーに申し込むのが楽だったりします。ただ、行きたいところが数カ所決まっていれば、車のチャーター(日本で言う観光タクシーのような感じ)がオススメです。
旅行会社経由でドライバーさんと日本語ガイドの手配をお願いした場合、かかるお金は手配手数料+1時間千円程度です。
チャーターの楽しみは、何より柔軟に動けることです。絶対行きたいところだけ伝えて、あとはオススメのところに連れて行って!と言うこともできます。移動しながら目に入って気になったところに予定変更して行ったり、写真を撮るために降ろしてもらったり。自分だけの写真スポットも見つかりそうです。
ガイドさん、ドライバーさんを紹介してもらおう
多くのガイドさんやドライバーさんは、HISやJTBなどの旅行会社を経由して仕事を受けています。ですが旅行会社が仲介手数料を取っていると知っているので、ガイドさんもドライバーさんも、出会った観光客にはだいたい直接連絡が取れる連絡先を書いた名刺を渡してきたり、お願いするとくれたりします。
周りにこれからバリに行く!もしくはバリに行ったことがある!と言う人がいれば、いいガイドさんやドライバーさんに会わなかったか、名刺をもらわなかったか、聞いてみてください。
また直接連絡する時には価格交渉をする必要があるので、旅行会社のツアーなどで相場は調べておきましょう。トラブルがあった場合、旅行会社のようにサポートしてくれることはないので、待ち合わせ場所や車のナンバー、双方が遅れる時の連絡方法や延長料金、お金の支払い方法などは事前に確認しておきましょう。
ワルン(大衆食堂)でご飯を食べよう
- 写真:トラベルライター定食のようにご飯+おかずやナシゴレンで6万〜7.5万ルピー(税込600円〜750円位)
- 写真:トラベルライター2人で飲み物2つランチメニュー2つ注文し18万ルピー(約1,800円)くらい
車のチャーターがオススメな理由は、ご飯を自分たちで選べる点にもあります。ツアーでの食事が続くと、よそいきのレストランやバーでばかり食事をしていると気付くことも….。また価格も、観光客向けのレストランだと一食1,000円強ぐらい、飲み物をたすと1,500円ぐらいになり、周りのお客さんもほとんどが観光客だったりします。
自分たちで食事場所を探す場合には、チャーターのスタッフ、もしくは宿泊先のフロントデスクなどに「ワルンでご飯を食べたい」と伝えてみてください。「ワルン」とは、シンプルな作りの大衆食堂のようなところで、地元の人もよく食べに来ます。メニューがあれば、観光客相手にいきなり値段を変えてくることも少ないです。
ワルンの中でも人気店がありますし、作っているおかずの種類が違っていたりするので、事前に調べることができればお店の名前を控えておいたり、鶏肉が食べたい、麺類が食べたいなど、食べたいものの目星をつけておきましょう。
ちなみに、飲料用のミネラルウォーターも、ホテル付近のスーパーより家族経営の雑貨店みたいなところで買うと安く買えます。
- ワルン・ナシ・クタ・アンヤール
- バリ島 / アジア料理
- 住所:Jl. Kubu Anyar No.24, Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361, Indonesia地図で見る
メジャーな道から一本それたところを歩いてみよう
特に女性であれば昼間に行うのをススメますが、是非自分たちの足で現地を開拓してみましょう。車に乗っているとあっという間に通り過ぎてしまう道やお店も、興味本位に任せてじっくりと見に行くことができます。
観光ブックに載っているメジャーな道から一本外れるだけで、雰囲気が全然違う、ということがよくあります。ホテルやガイドさんに行かない方がいいところだけ聞いておきつつ、自分の足でも開拓してみましょう!思いがけなく現地の生活も見えてくるかもしれません。
冒険がてら?!モーターバイクを借りよう
Wi-Fiレンタルや通信会社の海外パケットを借りてGPS地図を利用し、自分たちで移動する方法で大丈夫!と自信のある人は、現地でモーターバイクを借りて、どこへ行くのも自分たちで行くと言うのも面白いかもしれません。
価格的にも、一番安上がりであることに間違いありません。ただし、どこに駐車するか、燃料が切れそうになったら場合は雑貨店で燃料を買って補給するなど、自分たちですべてを管理する必要があるので、それは心して行きましょう。
神々が住む島、バリの魅力を味わおう
バリの観光開発は、他の島から来た人たちが進めたり、外国人オーナーの手による部分も多くありますが、そもそもなぜバリは「神々が住む島」と呼ばれているのでしょうか?それは、バリ由来の人々の宗教信仰が厚いからです。
ウブドなど奥地になると、家ごとに、敷地内に小さなお寺があります。道沿いに三軒家があれば、小さなお寺も三つある、ということです。そうでなくても、お仏壇のようなものが必ず各家庭にあり、一日一回は必ずお祈りを捧げています。それほど、宗教を大事にしています。
またバリにはフォトジェニックで歴史あるスポットがたくさんあります。そんな特別なシーンで、バリに生まれ、バリで育った人々の心や生活に触れることも、バリ旅行の何よりの思い出になるかもしれません。