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乗り継ぎ利用だけでも必要!カナダ入国にはeTAの取得を!

取材・写真・文:

トラベルライター

2019年2月12日更新

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アメリカへ旅行する際にはESTAの取得が必要だと認識されている方は多くなってきているかと思います。皆さん、同様に、お隣の国カナダでも入国時に電子渡航認証「eTA」の登録が必要なことをご存知ですか?実は入国だけでなく、カナダでの乗り継ぎだけでも申請しなければなりません。この記事では、eTAについてご説明します。

この記事の目次表示

eTAとは?いつから必要になったの?

カナダへ渡航する際に必要とされているeTAですが、実は比較的最近できたシステムで、カナダ政府より2016年3月15日に義務化されました。eTAは、日本人のようにカナダへの入国時にビザが免除されている国籍の渡航者に向けた電子渡航認証(Electronic Travel Authorization: eTA)で、カナダを訪れる際には取得が求められています。

  • 写真:トラベルライター

eTAの注意点

カナダへ入国する際、日本の空港での搭乗手続き時にeTAを取得済みか確認されることが多いですが、取得していないとカナダへ入国することができません。旅行会社を通じてカナダ旅行を手配していれば、eTAを取得するように言われたり、代行申請してくれることがありますが、個人旅行の際には個人での確認・手配が必要です。取得し忘れると、運良く日本を出国することはできても、カナダ到着時に入国を断られるという最悪の事態を招くことになります。

また、eTAはカナダへの渡航だけでなく、カナダを経由して乗り継ぎをするだけでも申請が必要となります。カナダ乗り継ぎでアメリカなどへ行かれるルートも数多くありますが、その場合にはアメリカのESTAだけでなく、カナダのeTAの取得も必要となります。

eTAの申請が必要な人

カナダ、アメリカ国籍の人以外で、ビザが必要ない国籍の人がカナダへ空路で入国もしくは乗り継ぎをする際に必要です。空路というのがポイントで、陸路や海路からの入国では申請する必要はありません。ただ、日本からの渡航を考えると、空路からのケースが大半と思われますので、たいていの日本人はeTAを申請しなければなりません。

eTAの申請方法

webからの申請

eTAの申請にはwebサイトからの手続きとなります。

下記にeTA申請サイトを記載しますが、eTAの申請は英語と数種類の言語から選択できますが、日本語の選択ができません。そのため、英語画面で申請する必要があり、パスポート情報など一文字間違えるだけでも入国できなくなりますので、注意しながら入力しましょう。

eTA申請サイト(英語)
http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta.asp

英語だけで不安!という方は、入力はできませんが、同じ申請フォームを日本語に訳したガイダンスは見れますので、こちらを参考にして英語入力をすることができます。

申請フォームの入力ガイド(日本語)
http://www.cic.gc.ca/english/pdf/eta/japanese.pdf

web申請時の注意点

申請手続きが完了してから数分後には、メールでeTA取得可否の結果が届きます。その際に、StatusがApproved(許可)になっていることを確認してください。Approvedになっていれば、eTAの取得が完了したことになります。Approvedにならない場合はどこかが間違っていますので、再申請が必要です。

eTAの取得にはクレジットカード払いでCA$7(約600円)を手数料として求められますので、一回でApprovedになるように、入力後も再確認しましょうね。失敗すると再度CA$7(約600円)払うことになりますし、時間もかかります。

また、申請後数分でメールが届きますが、結果が記載されていないケースもあります。その場合には、「eTA申請を受け付けました」という意味のReceivedがメール内に記載されます。Receivedのメールには、72時間以内には申請結果をお伝えしますという旨が記載されていますが、カナダ政府から届くメールなので全て英語になります。

メールが届いたら、取得状況がApprovedなのか、Receivedなのか確認しましょう。

心配な方は旅行代理店に頼むのもアリ

eTAの入力画面は英語ですが、pdfの日本語ガイドを確認しながら入力すれば、まず問題ないでしょう。それでもどうしても不安という方は、旅行代理店にお願いするのも手ですが、追加の手数料が取られるところが多いかと思いますので、自力で行なった方が賢明です。

申請が完了したら

メールで届くeTAのStatusがApprovedになりましたら、同メール内にeTA numberJ+数字で記載されます。たいていはパスポートにeTAのデータが登録されますので、求められない限り必要にはなりませんが、日本出国時、もしくはカナダ入国時にeTA申請の情報を求められたらeTA numberを伝えましょう。

また、eTAは一度取得すると取得した日から5年間は有効です。アメリカのESTAは有効期限が取得後2年ですので、eTAの方が親切ですね。ただ、パスポートの残りの有効期限が5年を切っている場合には、パスポートの有効期限と同じになりますので、新しくパスポートを作り直した際には再度eTAの申請が必要です。

さいごに

eTAの申請、難しそうと思われたかもしれませんが、心配な方は日本語ガイドを見ながら進めてください。

カナダには魅力的な、ぜひ訪れるべき場所がたくさんあります!eTAを無事取得して、雄大なカナディアンロッキーやカナダ側のナイアガラの滝、冬季のオーロラ、バンクーバーの観光など、たくさん楽しんでカナダ旅行を素敵な思い出にしてくださいね!

乗り継ぎでeTA取得をされた方も、せっかくなので5年以内にカナダ旅行をされてみてはいかがでしょうか!?

  • 写真:トラベルライター大迫力のナイアガラ
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