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コーヒーのメッカ、バンクーバーのサードウェーブコーヒーカフェ5選

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年7月7日更新

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写真:トラベルライター

バンクーバーは、実は世界でも有数のコーヒーの聖地。ニューヨーク発のトラベルサイトMatadorでも、コーヒー好きのための11の都市のうち、世界で第3位にランクインしたほどです。多国籍な雰囲気と、スターバックス発祥の地シアトルが近いからか、バンクーバーのコーヒーシーンはいろんなスタイルが混じり合い、独自の進化を遂げています。その中でもひときわ人気なのが、「サードウェーブスタイルコーヒー」と呼ばれる飲み方。今回は、サードウェーブコーヒーが飲めるおすすめのカフェ5つを紹介します。

この記事の目次表示

ワインのようにコーヒーを味わうサードウェーブコーヒー

  • 写真:トラベルライターアメリカ・ポートランドのスタンプタウンコーヒーはサードウェーブコーヒーの火付け役的存在

サードウェーブコーヒーは、最近日本でもじわじわ人気が出てきたコーヒーの飲み方。産地や品種に合わせて焙煎方法や淹れ方を変え、その豆のもつ味を最大限に引き出し、ワインのようにコーヒーを味わうスタイルです。

サンフランシスコのベイエリアから始まったサードウェーブコーヒー人気は、やがて世界各地に広がって、バンクーバーにも及んでいます。まずはサードウェーブコーヒーを楽しむためのコツを伝授します。

サードウェーブコーヒーを楽しむためのコツその1 淹れ方のセレクト

  • 写真:トラベルライターエアロプレスでコーヒーを淹れる様子はまるでパフォーマンス

サードウェーブコーヒーの特徴のひとつは、いろんなコーヒーの淹れ方を楽しめるということ。普通のドリップコーヒーが飲みたい場合は、ハンドドリップ(hand drip)ポアオーバー(pourover)とオーダーしましょう。

他にも、エスプッソマシーンで抽出したものを薄めたアメリカーノ、最近じわじわと人気の出てきたエアロプレス(aeropress)で淹れたものなども楽しめます。中には日本でも見かけるサイフォンスタイルのコーヒーを出すお店もあります。

たくさんあって迷ってしまっても大丈夫。フライト(flight)という飲み比べセットを用意しているお店もあります。いろんな淹れ方や豆の味を比べることで、楽しみが広がります。

サードウェーブコーヒーを楽しむためのコツその2 豆選び

  • 写真:トラベルライターサードウェーブコーヒーに特徴的な淹れ方や豆の種類が選べるメニュー

サードウェーブコーヒーは、複数の豆をブレンドしたものよりも、シングルオリジンといって、1種類の豆のみを使っている場合が多いです。おすすめの豆を中心にさまざまな飲み方を提案しているお店もあれば、何種類もの豆が置いてあるお店もあります。

メニューには、たいてい豆の産地や品種、フルーティーやコクがあるといった味の特徴が書いてあります。「苦いのが苦手」とか「フルーティーなのが好き」といった自分の好みの味を知っておくと、オーダーしやすいです。

もちろん、店員さんとコミュニケーションをとって、おすすめの豆を教えてもらうのも楽しみ方のひとつです。

バンクーバーのおすすめのサードウェーブコーヒーカフェ5選

1.飲み方もメニューも多様 プラットフォーム7(platform 7)

  • 写真:トラベルライターポアオーバー(Pourover)4.75カナダドル(約500円)から

廃線となった鉄道のそばにある、駅のプラットフォームをイメージした内装のカフェ。豆はアメリカ・ポートランドで人気のスタンプタウンコーヒーのものを使用。ハンドドリップ、サイフォン、エアロプレス、エスプレッソとさまざまな飲み方に対応しています。

ホットコーヒーだけでなく、炭酸割りのアイスコーヒー、コーヒー味のミルクシェークなど、豊富なメニューが魅力のお店です。

  • 写真:トラベルライター内装もプラットフォームのよう
プラットフォーム7 kits店
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:2300 West Broadway, Vancouver, British Columbia, V6K 2E5地図で見る
電話:604-620-2717
Web:http://platform7coffee.ca/index.html

2.焙煎所ならではの味 マッチスティックコーヒー(Matchstick Coffee)

  • 写真:トラベルライターブレッドもお店で手作り

コンクリートと、無骨な感じのする木のカウンターが目をひく内装。新鮮な豆を浅煎りで淹れており、豆の個性が引き立つような味のコーヒーです。ロースター(焙煎所)も兼ねていて、お店で焙煎したての豆を購入できます。

  • 写真:トラベルライターコンクリートと無骨な感じのする木のカウンターが目をひく内装
マッチスティックコーヒー Fraser店
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:639 E 15 Ave (Fraser & Kingsway)地図で見る
電話:604-558-0639
Web:https://matchstickyvr.com/#gallery

3.エスプレッソがおいしい エリジアンコーヒー(elysiancoffee)

  • 写真:トラベルライターラテと炭酸水を交互に飲むのがバンクーバー流

メニューはエスプレッソが中心。コーヒーは個性的な味わいで、アメリカーノやハンドドリップでそのまま味わってもおいしいですし、カプチーノやマキアートでミルクとのコンビネーションを味わうのもおすすめです。

エスプレッソを炭酸水と交互に飲むという飲み方があり、頼めば炭酸水をもらうことができます。意外とくせになる味なので、ぜひお試しを。

  • 写真:トラベルライター土日の午後はいつもにぎわっている
エリジアンコーヒー 5th&Burrard店
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:1778 West 5th Avenue Vancouver, BC V6J 1P2地図で見る
Web:http://elysiancoffee.com/

4.地元の人気店 カフカズコーヒー(kafka's coffee)

  • 写真:トラベルライターラテ5.23カナダドル(約530円)。オリジナルマグはお店で販売中

ブディックやレストランの多いメインストリートにあるカフェ。地元でも人気の、気軽な感じのお店です。

ここもロースターを兼ねており、この地域の他のカフェで、この店の豆が使われているのをよく見かけます。ハンドドリップで淹れたコーヒーは、すっきりとした味わいでおすすめです。

カフカズコーヒー
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:2525 Main Street Vancouver, BC V5T 3E5地図で見る
電話:604-569-2967
Web:http://kafkascoffee.ca/

5.世界中から届いた豆を飲み比べ リボルバー(Revolver)

  • 写真:トラベルライター繊細な味と香りを楽しむためにグラスに注いで少しずつ味わう

ローカルのロースターだけではなく、北米やヨーロッパから届いた豆を、好きな飲み方で味わえるワインバーのようなカフェ。飲み比べしたい人にはフライト(飲み比べ用のセット)もあります。

  • 写真:トラベルライター整然と並んだコーヒー豆やドリッパーに圧倒される
リボルバー
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:325 CAMBIE ST.地図で見る
電話:604-558-4444
Web:http://revolvercoffee.ca/home/

おわりに

  • 写真:トラベルライターバンクーバーのダウンタウンにもいたるところにあるカフェが

サードウェーブコーヒーのおいしさは、なんといっても新鮮さ。新しい豆を、煎りたて・ひきたてで使うからこそ出せるのだという、豆が持つ複雑な味を楽しめる飲み方です。

そんなサードウェーブコーヒーだからこそ、現地のカフェで味わう価値があるもの。ぜひ実際に訪れて、自分だけのお気に入りを見つけてください。

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