半田市

【愛知】醸造で栄えた半田市を巡る観光モデルコース

取材・写真・文:

奈良在住
訪問エリア:25都道府県

2021年2月15日更新

24,618view

お気に入り

写真:ゆきたか

愛知県の知多半島にある半田市を散策してみませんか?古くから酒や酢、ビールなどの醸造で栄えた市内を歩けば、蔵のある景色に出会えます。醸造の街が感じられる観光モデルコースを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

この記事の目次表示

名鉄 知多半田駅から散策スタート!

今回の観光モデルコースの行程は、以下になります。

  • 【スタート】名鉄 知多半田駅
  • 【1】半田運河・蔵のまち
  • 【2】ミツカンミュージアム
  • 【3】いわし料理 円芯
  • 【4】半六庭園
  • 【5】中埜酒造 國盛酒の文化館
  • 【6】紺屋海道
  • 【7】半田赤レンガ建物
  • 【ゴール】名鉄 住吉町駅

まずは、名鉄 知多半田駅から歩いて散策を楽しみましょう。駅前にある複合施設「クラシティ半田」には観光案内所があり、散策マップを入手できます。豊橋方面などからお越しの方、あまり歩かずに観光を楽しみたい方は、JR武豊線の半田駅を利用すると便利です。

  • 【スタート】地点の名鉄 知多半田駅から【1】への移動時間は、徒歩約13分 JR半田駅は徒歩約5分です。

1. 風情ある半田運河・蔵のまちを眺めよう

  • 写真:ゆきたか半田運河に立ち並ぶ蔵。古くから使われているミツカンの商標も見える。

JR半田駅を超えて東へ歩くと、運河が見えてきます。海運業が栄えていた半田では、江戸時代からこの運河を利用し、特産の酒や酢を江戸などへ運んできました。

  • 写真:ゆきたか
  • 写真:ゆきたか

運河沿いには、黒壁の醸造蔵が立ち並び、当時の面影を今に伝えています。蔵は現在も活躍しており、酢の香り漂う運河は、環境省の「かおり風景100選」にも選定されています。

  • 【1】から【2】への移動時間は、徒歩約1分です。
半田運河・蔵のまち
半田市 / 町・ストリート / 穴場観光スポット
住所:愛知県半田市中村町周辺地図で見る
Web:https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1020/

2. ミツカンミュージアムで半田の歴史やお酢について学ぼう

  • 写真:ゆきたか

ミツカンミュージアムは、「味ぽん」やお酢でおなじみのミツカンが運営している、体験型博物館です。半田で創業したミツカンの歴史や、酢造りなどの醸造技術、ものづくりのこだわりを、見たりさわったりして学ぶことができます。館内ショップではお土産も購入できますよ。見学は以下の2つのコースが用意されていますが、どちらも事前の予約が必要です。

  • 写真:ゆきたか大地の蔵ゾーンの展示。

全館コース(所要時間90分)

全館コースは、まず大地の蔵ゾーンで、江戸時代の酢づくりや現在の醸造を見学します。次に、写真や模型、シアターにより、半田の歴史やミツカンの変革・挑戦の歴史、古くからはぐくまれてきた豊かな食文化について学びます。見学にはガイドが付くので安心なうえ、オリジナルラベルの「味ぽん」作りもできるので、時間のある方はこちらが良いでしょう。

大地の蔵コース(所要時間30分)

大地の蔵コースは、大地の蔵ゾーンのみ見学ができます。自由見学なので、自分のペースで見て回れるのが魅力です。時間が決まっていますが、お酢が発酵している様子を見せてくれることもあります。

  • 【2】から【3】への移動時間は、徒歩約5分です。
ミツカンミュージアム
半田市 / 博物館 / 穴場観光スポット
住所:愛知県半田市中村町2−6地図で見る
電話:0569-24-5087
Web:http://www.mizkan.co.jp/mim/

3. いわし料理専門店 円芯でランチを楽しもう

  • 写真:ゆきたか

円芯(まるしん)は、知多半島で唯一のいわし料理専門店で、さまざまないわし料理が一年中味わえます。お店は古いビルの1階にあり、こじんまりとした印象ですが、店内は比較的広く、ゆったりと食事が楽しめます。

  • 写真:ゆきたかいわし刺身定食

ランチは800円程度から用意されており、地元の方も訪れています。写真のいわし刺身定食(840円)は、メインの刺身に、茶碗蒸し、豆腐、汁物、漬け物がセットになっています。適度に脂の乗ったいわしは、食べごたえのある大きさで、美味しくいただけます。

  • 写真:ゆきたかいわしフライ定食

いわしフライ定食(840円)は、パン粉を付けて揚げた、いわしフライがメインです。肉厚のいわしは、サクサクとした食感で、ソースとの相性も抜群です。

  • 【3】から【4】への移動時間は、徒歩約6分です。
いわし料理 円芯
半田市 / 魚介・海鮮料理 / ランチ
住所:愛知県半田市御幸町1地図で見る
電話:0569-21-2882
Web:http://aichi.j47.jp/marushin/

4. 半六庭園を見学

  • 写真:ゆきたか

半六庭園は、江戸時代から醸造業や海運業で栄え、半田の発展に貢献してきた「中埜半六家」の庭園を一般に公開しているものです。落ち着いた日本庭園風で東屋もあり、散策途中にちょっと休憩するのにも良いでしょう。

  • 写真:ゆきたか

現在では、庭園に続いて、旧中埜半六邸の主屋もオープンしています。また、邸宅を利用したレストランも営業しており、豆腐料理がいただけます。

  • 【4】から【5】への移動時間は、徒歩約1分です。
半六庭園
半田市 / 庭園
住所:愛知県半田市中村町1-7地図で見る
電話:0569-84-0689
Web:https://www.city.handa.lg.jp/kanko/event/27/open.h...

次のページを読む

半田市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


愛知デートに!カップルにおすすめのデートスポット58選

全国的に人気の名古屋港水族館や、世界一周旅行気分が味わえる野外民族博物館 リトルワールド、スケルトンの観覧車がスリリングなサンシャインサカエなど、カップルのお出...


【知多半島】日帰りドライブにおすすめの観光スポット・グルメ13選!

三河湾の大パノラマを一望できる「羽豆岬展望台」や、季節ごとにきれいな花が満開に咲く「観光農園 花ひろば」など、知多半島の日帰りドライブにおすすめの観光スポットを...

知多半島の人気観光スポットTOP14!旅行者が行っている観光地ランキング

ハイジのブランコが人気の日間賀島や、やきもの散歩道をはじめとする知多半島の観光名所を、トリップノートの9万1千人のトラベラー会員(2023年11月現在)が実際に...

知多半島デートに!カップルにおすすめのデートスポット21選

ふたりでゆっくり歩きたい「やきもの散歩道」や、1年中満開の花を楽しめる「観光農園 花ひろば」、パワースポットとして女性に人気の「恋の水神社」など、カップルで行き...

【愛知・知多半島】地元民おすすめ!中部国際空港の利用前後に楽しめること10選

セントレア(中部国際空港)は、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、中東、北米への空路をもつ国際ハブ空港ですが、実は東海地方では人気のレジャースポットでもあるんです。...

この記事を書いたトラベルライター

奈良在住 日本酒好きなブロガー&ライター
半日でも時間があれば、どこかへ出かけたい性格です。行ったことのない街やカフェ、公園などに出かけ、お気に入りの場所を増やしていくことを楽しんでいます。日本酒が好きで、旅先では必ず地酒を買い求めます。公共交通機関を使って旅行やお出かけをすることも多いので、列車などでの旅を楽しみたいという方の参考になるような記事も書いていきたいと思っています。
http://odekake-ks.jugem.jp/

ピクニックに行こう!お弁当持参OKの関西の公園9選

今回は、お弁当を持ってお出かけするのに適した、関西の公園を紹介します。散策が楽しめる広い公園や、施設の充実した農業公園まであるので、ピクニックのついでに園内で遊...


【奈良】穴場あり!地元民がおすすめする桜の名所8選

奈良県には、吉野をはじめとする桜の名所がたくさんありますが、今回はその中から、奈良在住の筆者が選んだお花見スポットを8か所ご紹介します。多くの人が訪れる有名なス...


地元民が選ぶ奈良県の素敵なカフェ13選

奈良県のおすすめカフェを、長年奈良に住んでいる筆者が実際に訪れて選びました。スイーツやコーヒーが美味しい店、眺めの良い店、ホッと落ち着ける古民家カフェまで、個性...

高い場所へもラクラク!関西のロープウェイ・ケーブルカー8選

今回は、関西にあるロープウェイ、ケーブルカーのうち、8か所を紹介します。ロープウェイ、ケーブルカーなら山を登る体力や時間がなくても大丈夫!気軽に登って、山上を散...

【岐阜】古い町並みや絶景も!長良川温泉を観光しよう

岐阜市にある長良川温泉は、中心市街からほど近い立地ですが、長良川に面して旅館が建ち並ぶ落ち着いた景観が魅力です。古い町並みを散策したり、ロープウェイで金華山に登...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります