カウアイ島は人が訪れることのできるハワイ諸島の中で最古の島と言われています。島の西側の海岸線はナパリコーストと呼ばれ、ナ・パリとはハワイ語で「絶壁」を意味します。長い時間をかけて隆起や風雨の浸食によってつくりだされた断崖絶壁の岩肌は全長25m、標高差約1,000mもあり、その神秘的な姿から「神々の造形」とも呼ばれています。「太平洋のグランドキャニオン」と呼ばれているワイメア渓谷も堪能できるコースをご紹介します!
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陸から!ナパリコーストを臨む!!
虹を足元に絶景を臨む!!
陸からナパリコーストを臨むおすすめスポットは、カウアイ島の玄関口リフエ空港から車で約1時間半、車で行ける一番奥の展望台であるプウ・オ・キラ展望台です。
天候にもよりますが、標高が高いため足元に雲や虹を見ることができます。雲の流れも速いため、到着時に曇っていても少し待てば神々が造った谷間を覗くことができるでしょう。スケールの大きさと迫力に圧倒されること間違いなし!!柵がない場所も多いので、写真撮影の際には足元に十分注意しましょう。
海岸線へは車では行くことができません。トレッキング好きの方であれば、トレイルコースで海岸線を歩くことができます。
- プウ・オ・キラ展望台
- カウアイ島 / 展望・景観
- 住所:Pu’u O Kila Lookout, Pihea Trail, Kapaa, HI 96746 アメリカ合衆国地図で見る
ワイメアキャニオンも外せない!!
太平洋のグランドキャニオンと呼ばれるワイメアキャニオンは、車で行ける一番奥の展望台、プウ・オ・キラ展望台から20分ほど南下したところにある展望台から見られます。渓谷に突き出したように設置された展望台からは絶景を楽しむことができます!!
カウアイ島はハワイ主要4島の中で一番小さな島ですが、そんなことを忘れてしまうくらいに視界には渓谷が広がります。よくよく見ると滝があったり、川が流れていたり、岩肌が見えたりします。これらを創りあげた自然の凄さと長い年月を想わずにはいられません。ただただ見入ってしまう絶景です!!
- ワイメアキャニオン展望台
- カウアイ島 / 展望・景観
- 住所:Waimea Canyon Lookout, Waimea, HI 96796 アメリカ合衆国地図で見る
海から!クルーズで海岸線を見よう!!
クルーズ会社とコースは目的に合わせて選ぼう!
ナパリコーストへのクルーズツアーはいくつかの会社が運航しており、時間帯や内容によってもいくつかコースがあるので、目的や時間にあった会社、コースを選びましょう。筆者はブルー・ドルフィン・チャーターズというツアー会社のナパリ・サンセット・ディナー・クルーズ$100.00(約11,000円)を利用しました。
出航は午後3時頃です。日射しが強い時間帯なので日焼け止めは必須です。また帰港するときは日が暮れて寒くなるので上着も持って行きましょう。
船長さんの陽気なトークを聞きながら、穏やかな海をゆっくり進んでいきます。
まさに神々の造形!自然の素晴らしさを堪能しよう!!
船が進むにつれて海岸線の表情が変わっていきます。人が足を踏み入れることのできない神秘的な自然の姿はずっと見ていても飽きません。
この間、スタッフがスナックやジュースを配ってくれます。絶景を見ながら自由に過ごしましょう。
雨が降り、滝ができ、山肌が浸食されていった姿をまじまじと見ることができます。タイミングが良ければ野生動物を見ることもできますよ!
最初に紹介したプウ・オ・キラ展望台から見た景色を海側から見ます。湾曲に大きく広がった谷にその雄大さを感じずにはいられません。
ディナー・クルーズの夕飯はビュッフェスタイルです。ビールやワイン、マイタイなどのアルコールも用意されています。船の上なので飲みすぎに注意して楽しみましょう!
余韻に浸りながらゆっくり帰港
食後は帆をおろしてゆっくり帰港します。サンセットタイムになると船を停めてくれます。筆者が乗船したときは曇ってしまいサンセットが見られませんでしたが、イルカが並んで泳いでくれたり、ナパリコーストにかかる虹を見ることができました!!
天候に左右されるアクティビティですが、そのときにしか味わえない自然からのギフトを受け取ってください!!
- ブルー・ドルフィン・チャーターズ
- カウアイ島 / 乗り物
- 住所:Port Allen Marina Center 4353 Waialo Rd 7B, Eleele, HI 96705地図で見る
- Web:https://bluedolphinkauai.com/
- ナパリコースト州立公園
- カウアイ島 / 自然・景勝地
- 住所:Nāpali Coast State Wilderness Park, Kapaa, HI 96746 アメリカ合衆国地図で見る