【高野山】はじまりの地！壮麗な修行道場・壇上伽藍

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• 焼失と再建を繰り返した壇上伽藍
•    サンスクリット語「僧伽藍摩」
•    およそ170年ぶり！復活を遂げた伽藍の正門
• 仏教と神道が混在する修行場
•    平安時代から重要だった総本堂・金堂
•    重要な経典を所蔵していた六角経蔵
•    神仏習合の象徴！御社
• 語り継がれる弘法大師の功績と伝承
•    立ち並ぶ弘法大師ゆかりのさまざまなお堂
•    高野山開創物語の松
•    壇上伽藍のシンボル・根本大塔
• 壇の下にも！名士のお堂がずらり
• 修行道場から伸びる道・蛇腹道

壇の下にも！名士のお堂がずらり

• 写真：トラベルライター壇の下

壇の下には時の権力者のお堂が立ち並んでいます。

• 写真：トラベルライター愛染堂
• 写真：トラベルライター不動堂

1334年に後醍醐天皇によって建立された愛染堂（あいぜんどう）。その目の前には鳥羽上皇の皇女の願立てで、行勝（ぎょうしょう）上人によって建立された不動堂（ふどうどう）。

• 写真：トラベルライター蓮池
• 写真：トラベルライター蓮池の祠

不動堂からは蓮池（はすいけ）と呼ばれる、朱色の橋がかかった美しい池が見えます。昭和の頃まで蓮が咲き誇っていたそうな…橋を渡ったところには小さな祠が。1700年代に干ばつで苦しめられた時に建てられたそうです。

• 写真：トラベルライター大会堂

愛染堂の隣にあるのは大会堂（だいえどう）。鳥羽上皇の冥福を祈って娘の皇女が1175年に建立しました。現在では法会の集会所となっています。

• 写真：トラベルライター三昧堂
• 写真：トラベルライター西行桜

1816年に再建された三昧堂（さんまいどう）。その前には西行法師が植えたとされる西行桜があります。

• 写真：トラベルライター東塔
• 写真：トラベルライター手水舎

白河上皇の祈願で建てられた東塔（とうとう）は色鮮やかな建物。周囲の緑との対比が美しい。その目の前には手水舎（ちょうずや）があります。

修行道場から伸びる道・蛇腹道

• 写真：トラベルライター蛇腹道（外から壇上伽藍）
• 写真：トラベルライター蛇腹道入り口

弘法大師が「東西に龍の臥せるがごとく」と例えたとされる道、蛇腹道（じゃばらみち）。壇上伽藍に通じている高野山の寺院の並びが蛇（龍）に見立てられ、この道はちょうど蛇のお腹のあたりに位置するため、そう呼ばれているのだとか。高野山の町から壇上伽藍境内に入っていく小道です。緑の季節もいいですが、ここは秋の紅葉がとても有名。赤や黄色に染まった木々のアーチは圧巻です！

• 写真：トラベルライター六時の鐘

蛇腹道を進んでいくと左にお堂が見えてきます。1618年に福島正則公が建立したという六時の鐘。朝6時から22時まで、偶数時刻に鐘が鳴ります。

• 写真：トラベルライター蓮花院

弘法大師は高野山全体の邪気を払うために結界を張る秘法を編み出す修行を蓮花院（れんかいん）で行っていたと伝えられています。蛇の頭を壇上伽藍とするなら、腹が蛇腹道、そして尻尾は蓮花院。蓮は泥の中でも、凛として汚れなく清く咲き、真言密教のシンボルとも言える花です。

修行道場をあとに、続く蛇腹道の先にある蓮の花の寺。ここにも弘法大師のメッセージが込められているのかもしれません。