名古屋へ来たら、ぜひ訪れていただきたいのが「熱田神宮」です。初詣や初えびすで訪れる方が多いのですが、それだけではもったいない!名古屋最強のパワースポットが、近年さらに盛り上がってきているんです。お子さんも一緒に楽しめる熱田神宮をお母さん目線からもご紹介します。
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熱田神宮とは
名古屋の市街地にありながら、樹齢何百年もの木々が生い茂る熱田神宮。約6万坪の敷地の中には境内、境外すべてあわせて四十五もの社が祀られています。(日本神話に始まる熱田神宮の歴史や主なお社の詳細はこちら。)
それぞれにご利益があり、強力なパワースポットとなっている場所が点在していますので、ゆっくり時間をかけてお散歩がてらにお参りするのがお勧めです。
熱田神宮の見どころ
こころの小径(こみち)
特に本宮の裏側へ通じる「こころの小径(こみち)」へは是非訪れましょう!!
本宮の右手側にある神楽殿の奥に、こころの小径へ通じる道があります。最近でこそTVで取り上げられたりして知名度が上がってきましたが、それでもまだまだ知らない方の多い穴場的な場所です。とても名古屋市内とは思えない、神秘的で厳かな雰囲気漂う森が広がっているんですよ。
こころの小径は、進んでいくと水を司る神様を祀った「清水社」や、熱田神宮の中で最も神聖な場所とされている「一之御前(いちのみさき)神社」がありますが、写真撮影は不可とのこと。写真付きで詳しくご説明できないのが残念ですが、実際に現地を訪れた時、より感じるものがあると思えば、むしろ良しと前向きに考える事にいたします!
こころの小径をお勧めするワケ
眼病、美肌に良いという信仰がある「清水社」
水をつかさどる神様である「罔象女神」(みずはのめのかみ)が祀られている清水社。社殿の横から水が湧き出ているので「お清水さま」として古くから親しまれています。その水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるという信仰があるんです。
水が湧き出ている小さな泉の真ん中に、石塔があります。柄杓が用意されているのでその柄杓で石塔に3度水をかけてお願い事をすると、願い事がかなうんですって。私もしっかりお願い事をし、これで美肌になれるはず!と、子どもの肌と私の肌にもしっかりお水をつけてきました。ゲームばかりして目が悪くなりそうな息子には、目にもしっかりお水を付けましたよ。
最強パワースポット「一之御前神社」
熱田の神様の「荒霊」を祀ってある場所、一之御前神社。2012年12月までは一般に公開されていなかったこの場所は、熱田神宮の最も神聖な場所です。公式サイトを見ても詳しく書かれていなかったり、現地でもあまり詳しく案内がないあたり、謎めいていて立ち入りが禁忌とされていたことがうかがえます。
金網で仕切られ、監視員が常駐するこの場所は独特の雰囲気。心静かにお参りしたら、神秘のパワーを感じられることでしょう。
こころの小径はルールを守って参拝しよう
このエリアは最も神聖な場所へ通じる道であるが故に、いくつかルールがあります。
- 入場時間は、9時~16時
- 喫煙禁止
- 飲食禁止
- ペット同伴禁止
- 写真撮影禁止
- 携帯電話での通話禁止
となっています。ご注意くださいね。
歴史を肌で感じる「信長塀」
歴史に詳しくない方でもご存知であろう織田信長ですが、この熱田神宮は信長ゆかりの地でもあります。今川義元との桶狭間の戦い前に必勝祈願をした信長は、のちに大勝したお礼として塀を奉納しています。そしてそれは今でも熱田神宮の中に残されています。勝負運をいただきに、この塀に立ち寄る方も多いんですよ。
歴史の本の中でしか知らなかった約450年もの昔を肌で感じることができたような、とても不思議な気持ちを味わう事ができました。ただ塀があるだけなのですが、歴史に興味がある方はぜひ注目してみてください。
ぶらり散歩するなら「あつた朔日市」開催日がおすすめ
毎月1日の10時から14時頃に、熱田神宮もしくは近隣の秋葉山圓通寺で"あつた朔日市"が行われています(開催場所などの詳細はこちらからご確認ください)。一か月を無事に過ごせた事を感謝する「朔日参り」を広く知ってもらう事や、熱田神宮周辺を盛り上げようと、近隣の老舗店を筆頭に始まったイベントです。たくさんのお店が、朔日市限定商品を販売してるほか、紙芝居や昔ながらの遊びで賑わいます。
中でも毎月大行列ができる「あつた宮餅」は必見ですよ。
熱田の老舗
- ひつまぶしで有名な「あつた蓬莱軒」
- 名古屋土産でおなじみ「きよめ餅総本家」
- 熱田ならではの和菓子が人気の「亀屋芳広」
- 名古屋でお茶と言えば、ほうじ茶が人気の「妙香園」
この4店舗がコラボして作ったのがあつた宮餅です。月替わりの和菓子2つと、ほうじ茶餡の入ったお餅に鰻のタレをベースに作ったソースをかけて食べる大福が3つ入っています。11時からの販売ですが、9時ごろには整理券の配布が始まっており、販売開始時間前に整理券が無くなってしまう事もしばしば。予め整理券をもらっておいて、販売開始時間まで熱田神宮の散策をするのがおススメです。
昔ながらの遊びのコーナーなどもあり、小さなお子さんも楽しめるイベントとなっています。
さいごに
祭事や神事の時には特に多くの参拝客で賑わう熱田神宮ですが、普段はゆったりと散策することができます。パワースポットである事はもちろん、神秘的な雰囲気の中で森林浴することは、毎日忙しくしているお母さんやお子さんにとってもとても良い効果があると思います。ゆっくり時間をかけ、歴史を感じながらのお散歩はいかがですか?
熱田神宮の基本情報
住所
〒456-8585 名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
電話番号
TEL:(052)-671-4151(月~日 8:30~16:30受付)
WEB
https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/
- 熱田神宮
- 名古屋 / 神社
- 住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1地図で見る
- 電話:(052)-671-4151
- Web:https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/