上海のお洒落なフレンチ租界エリアにあり、知らないと絶対に素通りしてしまう隠れ家バーがあります。アジアの素敵なバーランキングで、二位を獲得した「SPEAK LOW」を紹介します。
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アジアの素敵なバーランキング2位の「SPEAK LOW」とは?
外観は小さなバー用品店
思南公馆のすぐ近くの静かなエリアにある、バー用品店OCHO。外からの目印は小さなOCHOと書かれた看板と、窓に書かれたOCHOの文字だけ。
中に入ると、沢山の種類のバー用品がお洒落に棚に飾られています。マネキンの手にさらりと置かれているのはSpeak LowがAsia World's 50 Best Bar2016のランキングで二位を獲得したという記事。
ちなみに一位はシンガポールの28 HongKong Street、三位は東京のHigh Five。ランキングはバーテンダーさん達の投票で決まるそうです。
まさかここが?秘密の扉を開けると…
バー用品が飾られてる横には、店員さん一人と大きな本棚があるだけの狭い店内。一体ここのどこにバーがあるというのでしょうか…
実は、この大きな本棚を左にスライドすると、バーに続く通路が出てきます!この秘密の通路を通り、階段を上がって行くと、
壁に飾られている古びた世界地図を発見。この地図がバーに入るキー。この地図上の上海の位置を押すと、
ドアがゆっくりと開き、
やっとバーが出現します。外からは想像できないくらい賑わっています。
この外からは見えない隠れ家バースタイルは禁酒法時代のアメリカで地下営業をおこなっていた“もぐりの無許可酒場”「Speakeasy」がテーマだそうです。
上海にいるのを忘れるくらい色んな国籍のお客さんがいて、様々な言語が聞こえてきます。
個性的なカクテルばかり!
バーテンダー達が選んだランキングでアジア二位になっただけあり、色んな個性的なカクテルを楽しめます。
シグネチャーカクテルのSpeak Lowはラムベースで抹茶やきな粉が入っていて、speak lowと掘られている氷が抹茶色に浮かび上がりとても美しいです。
パイナップル丸ごとに果肉カクテルが入って出て来るSexy Colada。名前の通りとってもセクシーなサプライズがついてくるんですよ。思わず笑顔になってしまいますので、是非一度お試しあれ。
VIP Roomも完備
更に上に行くと、Please Don't Tellというプレートが掛かっている扉があります。普段は閉まってるのですが、VIPや常連客たちが来たときに使う部屋となっています。
まるでNYやLONDONにいるような気分になる内装。そんな部屋の中には、常連客達がキープしているボトルが、壁一面に置かれています。ライトアップされている棚やピアノで、更に高級感を感じるお部屋です。
プロデューサーは日本人バーテンダー
上海にあるバーですがお店をプロデュースしたのは、有名な日本人カリスマバーテンダー後閑信吾さんという事で、Speak Lowは更に有名になりました。
後閑さんはNYに渡り、世界で有名なバーテンダーコンテストにアメリカ代表として出場し、見事優勝して世界一位のバーテンダーに輝きました。お店で提供しているラムと抹茶のシグネチャーカクテルSpeak Lowでコンテストに優勝したんですよ。
NYを拠点として、ヨーロッパ、北米やアジアでバーコンサルタントやゲストバーテンダーとして世界中を飛び回っている後閑さんですが、運が良ければSpeak Lowで世界一位のバーテンダーが作ったカクテルを飲めるかもしれませんよ。