台北MRT雙連駅前から広がる雙連朝市(シュアンリェンザオスー)は、朝早くから買い物客で賑わうローカルな朝市です。朝ごはんやランチをいただけるお店もたくさんあり、人気店の一つが「鴉片粥(ヤーピエンジョウ)」というお粥屋さんです。優しい味わいのお粥は、具沢山で食べごたえがあります。
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雙連朝市近くの超ローカルなお粥店「鴉片粥」
雙連朝市(シュアンリェンザオスー)は、地元の買い物客に加えて各国からの観光客も訪れる人気の朝市です。野菜やフルーツ、お肉や洋服まで様々なものが売られています。具沢山なお粥が人気の「鴉片粥(ヤーピエンジョウ)」は、朝市の賑やかな通りから少し細い道を入ったところにあります。
小さな店舗でありながらもお客さんが途切れない
ここはイートインの席が5〜6席しかない狭い店舗でありながら、数々の雑誌に取り上げられた実績をもつ人気店です。混雑時の相席は当たり前、超ローカルな雰囲気です。
並んでいる方の多くは持ち帰りですが、ひとまず一緒に並んでみて、順番がきた時に「内用(ネイヨン)」と、イートインである旨を伝えて注文を済ませましょう。タイミングによっては席が空くのを待つ必要があるでしょう。持ち帰りの場合は「外帶(ワイダイ)」と告げます。
トッピング色々!お粥メニューはこちら
こちらがお粥のメニュー表です。さりげなく日本語も書かれているのがうれしいですね。お粥のメニューにはそれぞれ番号が振られているので、番号を伝えるだけで注文することができます。基本的にお粥自体は同じもので、トッピングの組み合わせが異なっています。
日本人の好みが分かれる具材、例えば皮蛋(ピータン)や肉鬆(肉でんぶ)が苦手な方は、これらの具材が含まれていないお粥を選ぶとよいでしょう。苦手かどうか食べてみないとわからないという方は、たくさんのトッピングがのったお粥、1番を選ぶとよいかもしれません。
ちなみにお粥だけでなく、麺線などの料理も提供されています。お腹に余裕があれば食べ比べてみるのも良いですね。注文を終えたら店内の空いている席に座り、料理の到着を待ちます。
具沢山のお粥は優しい味わい
こちらは4番の「香菇雞肉+魩仔魚+皮蛋粥」で、鶏肉、皮蛋(ピータン)、しらすがのったお粥です。価格は75元(約270円)。できたては熱々です。
お粥自体の味は薄めで、上にのったトッピングにしっかりと味が付いています。特に鶏肉は味がよく染み込んでいて肉の旨味たっぷり。日本ではなかなか食べる機会の少ない皮蛋も、台湾のお粥では定番の食材です。どのトッピングもお粥との相性が抜群で、優しい味わいでありながらも力が湧いてきそうです。
また、テーブルには大根を唐辛子で和えたものがさりげなく置かれています。辛いものが苦手でなければ、お粥に加えながらいただくとよりおいしいですよ。
観光の合間にお粥ランチを楽しむのもおすすめ
台湾旅行の朝ごはんにお粥を食べたいという方は多いと思うのですが、実は台湾のお粥店はランチタイムも大賑わいです。優しい味わいにホッとしますよ。雙連朝市散策の合間に、ローカル色満点な「鴉片粥」でトッピングたっぷりのお粥を味わってみてくださいね。
※記事内の元から日本円への換算は2019年11月現在のレートを利用しています(1元=約3.6円)