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自由見学とプレミアムツアーの違いは?
ここで自由見学とプレミアムツアーの違いをご紹介しておきましょう。
【自由見学】
- 時間を気にせず、自分のテンポでゆっくり見て回ることができる。
- 1階スターホールで各種サッポロビールを楽しめる。(1杯200円~)
【プレミアムツアー】
- ガイドさんが約50分かけて解説しながら館内を案内してくれる。
- 3階のワイド6Kシアターで、ビール造り先駆者の物語上映を鑑賞できる。(村橋久成と中川清兵衛の2名の物語が交互に上映されるので、1回のツアーではどちらか片方のみを鑑賞できます)
- 1階スターホールで「復刻札幌製麦酒(明治14年当時の醸造方法を忠実に再現醸造)」と「サッポロ生ビール黒ラベル」を飲み比べできる。「復刻札幌製麦酒」を飲めるのは、世界中でここサッポロビール博物館だけ、しかもプレミアムツアーに参加しないと飲む事はできません!
- ガイドさんが、通常の缶ビールの美味しい注ぎ方を実演してくれる。
という違いがあります。
プレミアムツアーでのビール飲み比べ
写真は、1階スターホールでの「復刻札幌製麦酒(明治14年当時の醸造方法を忠実に再現醸造)」と「サッポロ生ビール黒ラベル」の飲み比べをした時に撮ったもの。
左が「復刻札幌製麦酒」、右が「サッポロ生ビール黒ラベル」となっています。並べてみると「復刻札幌製麦酒」には酵母が残っている濁りがあることが一目瞭然です。飲み比べると、「復刻札幌製麦酒」は、ふくよかで深い味わい。対して「サッポロ生ビール黒ラベル」は、スッキリとした喉ごしです。
ここで気になるのは「復刻札幌製麦酒」と、先ほどご紹介した「開拓使麦酒(未濾過)」は、何が違うのか?ということで、プレミアムツアーのガイドさんに質問してみました。
どちらも元になっているのは1881年(明治14年)当時の醸造方法ですが、「復刻札幌製麦酒」のほうが当時の原料や醸造方法をより忠実に再現醸造しており、「開拓使麦酒(未濾過)」は少しだけ原料や醸造方法等を変えているとのことです。
せっかく博物館を訪れたなら、プレミアムツアーに参加し、かつての醸造方法を忠実に再現した「復刻札幌製麦酒」を飲んで、明治時代の味を堪能してみたくなりますね!
施設内のその他の見どころ
樽のオブジェ
醸造所開業時(明治初期)に実際に置かれていたキャッチコピー入りの樽のオブジェを再現しています。右上の樽から下に向かって、「麦とホップを製すればビイルとゆふ酒になる」と書かれています。
ケッセル(ビールの仕込み釜)のオブジェ
敷地内には、ケッセル(ビールの仕込み釜)のオブジェが置かれていました。これは、煮沸釜であり、ビールの仕込み時に麦汁を煮沸します。この課程で、ビール独特の苦味と香りが加えられます。
ビール工場のシンボル「カブト」煙突
明治・大正時代の工場の煙突の上には、写真のようなカブトと呼ばれる突起物が取り付けられていたそうです。カブトは、工場内の熱を逃がす目的で取り付けられたものであり、風向きに応じて360度回転する構造になっていたそうです。
博物館横で栽培されているホップ
ビールを飲んだことはあっても、なかなか原料を見る機会はないと思います。栽培されているホップを是非お近くでご覧になってはいかがでしょうか?
博物館2階廊下の展示物
現在は刊行終了になっている『北の話 : 北海道を旅する手帖』にまつわる原稿や色紙などを見ることができます。三浦綾子、吉行淳之介など多数の原稿がありました。確認したところ原稿は実物だそうです。
GARDEN CAFEガーデンカフェお土産処
このカフェは、サッポロビールが独自に開発したオリジナル商品などを扱っているお土産コーナーを併設しており、サッポロビール園を訪れる観光客に人気のスポットになっています。ここで扱っているオリジナル商品を中心にご紹介しましょう。
店内に入ると、手前にはカフェ、奥にお土産コーナーがあります。右の写真は、札幌ビール園の各レストランで実際に使用されている「サッポロビール園オリジナル塩コショウ」(432円税込)で、このお土産コーナーの人気No.1商品だそうです。
こちらにも人気商品が並んでいます。写真左から人気No.2商品「北海道ビールケーキ」(756円税込)、人気No.4商品「ビール酵母入りタルクラッカー」(550円税込)、「北海道ハスカップチョコレート」(378円税込)となっています。
ハスカップは、本州中部以北の高山や北海道の原野、山岳に自生している植物で、その実はミネラルやビタミンが豊富なことから「不老長寿の妙薬」と、古くから珍重されてきました。最近の研究では鉄、ポリフェノールなども豊富だということが分かっています。
北海道では、ハスカップ栽培する農家が増えてきて、比較的容易にお菓子や飲み物などを見つけることができるようになりました。
写真は、ジンギスカンセット(4,100円税込~)。ジンギスカン鍋(4,500円税込)の形にご注目ください。北海道の形をしています!このジンギスカン鍋は、実際にサッポロビール園の各レストランで使用されているそうです。ビールとジンギスカンは最高の相性ですが、このお鍋のおかげでさらに目でも楽しめます♪
こちらはジンギスカンがお菓子になった、人気No.3商品「ジンギスカンおかき」(540円税込)。これもビールに合いそうです♪
サッポロビール園キャラクターの「サッちゃん、ポロくん」が付いた、オリジナルマグネット(300円税込)、あぶらとり紙(432円税込)などのお土産も人気があるそうです。