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タイ観光
多彩な魅力をもつタイには世界中から多くの旅行者が訪れる

日本人皆無!海洋研究所もある自然豊かなタイの隠れリゾート・クンクラベン海岸

取材・写真・文:

Madam Satoko
タイ在住

2016年8月12日更新

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写真:Madam Satoko

タイのビーチというと透明度が高く世界的に有名で年中人が多い、ナイトライフ充実度が世界でも指折りで一日中喧噪、など「騒々しい」イメージがありますよね。もしくはタイのビーチは何度も行った、メジャー路線はもういい、誰も知らないビーチへ行きたい、などのご希望があるかもしれません。在タイ日本人の間でもまだまだ知られていない美しいビーチをお届けします!

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バンコクから300km、王立海洋研究所も所在する自然豊かなビーチはチャンタブリー県にあり

チャンタブリー県ってどこ?

バンコクはもちろん知っている、パタヤやプーケットは行ったことがある、ピピ島やシミラン島は最高だった、というリピーターも多いタイのビーチ。タイ大好きさんが何度もリピートしてくださると次に出て来る課題は「もっと○○なところへ行きたい」というリクエスト。もっと新しいところ、もっと静かなところ、もっと誰も知らないところへ。
こんな希望に応えてくれるビーチを紹介します。バンコクよりタイ東部へ300kmの地点にあるチャンタブリー県のクンクラベン海岸です。

  • 写真:Madam Satoko

パラソル貸出やビール売りさえいない「観光未開発ビーチ」の魅力

未開発なので当たり前ですが、全く人がいません。ビーチ沿いにはいくつかホテルが点在しており、今回宿泊先に選んだ「Metro Sand and Sea Resort」からは、ホテルのプライベートビーチだ、と言われましたが、特に他からの侵入をさえぎるものはなく、プライベートビーチなみに人気のないビーチでした。<―――ひとけのない、でありにんきのない、ではありません(笑)。王室による海洋研究所が隣接するため、無理な乱開発や享楽を求める施設ゼロの姿は「こんな静かで素朴な海岸がまだ残ってたのねー」と在住者はもちろん、リピーターさんもうれしくなります。

ここでのステイはもちろん海岸でゴロゴロを楽しむこと。タイのビーチにありがちなビール売り子はいないので自分で用意、チェア貸出業者もいないのでパレオなどを砂浜に引いてゴロっと、になりますが、静かに波の音を聞きながら携帯電話も触らない、せわしないの世の中からのデトックス、デジタルデバイスからのデトックスには最高です。

  • 写真:Madam Satoko

クンクラベン地区の見所訪問

日頃の疲れを波の音で癒すゴロゴロにも限界があります(笑)。あれほど「○○から離れて静かにずっとゴロゴロしていたーい!」と思っていたのにいざ実現すると1日半が限度という人間のせわしなさを体感します。そんな時はこの地区にある王立海洋研究所へ行きましょう。

博物館的に情報を集めているセンターと、この地の自然の一部を研究対象および訪問実体験地として管理している二手になっています。場所的には道路を挟んで向かい側です。

海洋の自然が残っているのを表現するのに「マングローブの森が生い茂る」と言うことがありますよね。ここは泥質の土壌にマングローブが力強く根付いているのをまじかで見ることが出来ます。足元は見学路がきちんと整備されていますので泥の中を歩く必要はありません。植物の破片で皮膚を切ったり素敵なサンダルがドロドロになったりすることなく自然の中にたっぷり浸れます。

  • 写真:Madam Satoko

ホテルに頼めば船に乗ってリアルなマングローブを訪問することも可能ですが、水嵩の高い時期は不可、蚊の発生している時期は避けたほうが良い、など自然が残っているからこそ自然によって可否が左右されることは知っておいてください。
他にはちょっと離れたところに展望台もありこちらもぽっかり海に浮かぶ無人島という趣の美しい写真が撮れます。

  • 写真:Madam Satoko
Khung Kraben Bay Royal Development Study Center
タイ / 博物館・美術館
住所:Khlong Kud, Tha Mai 22120, Thailand地図で見る
電話:+6639 - 433216 - 8
Web:http://www.fisheries.go.th/cf-kung_krabaen/index_1...

別荘風ホテル「Metro Sand and Sea Resort」

私は近代的高層ビルよりも一軒家や一戸建てが好きでして、旅行で泊まるホテルにもその好みが現れます。今回は王立海洋研究所に隣接するMetro Sand and Sea Resortに宿泊しました。ゆったりした室内、ぱりっとしたシーツのかかるベッド、清潔で広めの水回りは私がリゾートホテルに求める3大ポイント。この3点をもちろんクリアーしてました。

明るい日が鮮やかに緑を照らす午後、最高のリゾート気分が楽しめます。海は非常に透明度が高く、有名なタイの南部のビーチに負けていません。このあたりの地質に従い南部ほど「白い砂浜」でないのは否めませんが、きちんと手入れされており心地良い海岸を満喫できます。喧噪から離れて静かに心も体も休めたい、という人には非常におすすめのホテルです。

  • 写真:Madam Satoko
  • 写真:Madam Satoko

素朴さを満喫しましょう

ホテルでの食事は朝食だけとなり、夕食などはホテル付近のお店となります。魚やエビといった新鮮なシーフードが中心、ラグジュアリーなお店ではなく食堂といったお店のみになります。

水着や浮き輪などは近くのお店で購入できますが、それ以上のお買い物はバンコクにて。タイマッサージ店もありますが夜は早めですのでこちらもバンコクでゆっくり解してもらってください。

タイによくあるビーチの騒々しさへのお好みはありますが、「誰も知らないところへ行きたい」というのなら私のイチオシのチャンタブリーへ是非どうぞ!

メトロ サンド アンド シー リゾート
タイ / ホテル
住所:23 moo 4 Laem Sadej Beach Klongkud, Thamai Chanthaburi, Thailand地図で見る
電話:+66 39 433 199
Web:http://www.sandandsearesort.com/map.htm

バンコクからホテルへのアクセス

乗り合いバンの場合(BTS戦勝記念塔駅より)

  • 料金:200バーツ/人(2016年6月現在)
  • 所要時間:4時間
  • 乗り場:センチュリーモール付近のワット・マイ(お寺の名前)付近。常時バンが出入りしているので近くの人に聞けばその時の乗り場を教えてくれます。
  • 降車:最終地点であるアンパーターマイのビンバン(A.Tha Mai, Vin Van)

大型バスでの場合(BTSエカマエ駅直下にあるエカマエバスターミナルより)

  • 料金:200バーツ/人(2016年6月現在)
  • 所要時間:4時間
  • 乗り場:チケットを買う際に教えてくれます。
  • 降車:最終地点であるチャンタブリバスターミナル

最終地点からホテルまで

最終地点到着後のホテルまでの交通は事前に予約が必要です。英語はあまり通じませんが、日にち、大体の時間、名前、人数、行き先を告げください。最終地点で担当運転手が待っています。
難しいようであればホテルのフロントに頼んで電話してもらいましょう。
※バンとバスと到着地が違うのでバンコクからの交通手段も告げておきましょう。

  • バンコク: 081-921-1588
  • チャンタブリ: 081-295-8990
  • 料金:100バーツ/人
  • 所要時間:40-50分程度

※チャンタブリには会社組織としてのタクシーはなく、村の有志が有料で送迎を行っています。上記の連絡先は有志のお世話役運転手さんの電話番号です。

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