函館
函館観光
洋館や教会が建ち並ぶハイカラな港町

【函館市大船町】国指定史跡「大船遺跡」!竪穴住居の規模が大きく、太平洋が目の前に広がる歴史的景勝地

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年3月2日更新

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史跡大船遺跡管理棟

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟

この建物には展示館があり、多くのパネルや模型などで、大船遺跡のほか、北海道道南地域及び東北地域の遺跡群を紹介しています。

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟横の石皿

管理棟のすぐ横には、木の実や肉をすりつぶす道具として使用されたと考えられている「石皿(いしざら)」の展示があり、当時の生活の一端を垣間見ることができます。

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟内部の様子

管理棟内には椅子やテーブルが置かれているので、ゆっくり休憩しながら多くのパネルなどの展示を見ることができます。

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟内の展示

発掘当時の模型です。遺跡群の発掘には多くの人が関わっていたことがよく分かります。

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟内の展示パネル(発掘作業風景)

さらにパネルで丁寧に説明されています。

このパネルは、住居跡を発掘している様子です。住居跡は現在まで100あまり見つかっており、地中の古い地層にはまだまだ住居跡が埋まっていると考えられているそうです。

  • 写真:トラベルライター史跡大船遺跡管理棟内の展示(竪穴住居の土層断面と出土品)

中期後半になると地域の独自性が芽生えてくるようになります。石皿の出土は、食料資源に恵まれた証拠と言えると思われます。

世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」

北海道と北東北は、三内丸山遺跡をはじめとする縄文遺跡の宝庫です。北海道・青森県・岩手県・秋田県及び関係自治体は、これらの地域で出土し続けている縄文遺跡群の貴重な文化的遺産を世界文化遺産として登録されることを目指しています。

  • 写真:トラベルライター世界文化遺産を目標に!!

現地で伺った話題をひとつ

遺跡付近の森には、野良馬が100頭以上生息しており、遺跡を散策中に足跡などを発見しました。管理棟に勤務する方にお聞きしたところ、夕暮れ時には、時々馬の群れが出没するそうで、手を叩いたりして追い払うそうです。この話は、旅行のガイドブック等では決して知ることが出来ない貴重なエピソードですね♪

大船遺跡への行き方は?

車の場合

函館駅から

大船遺跡は南茅部地区(函館市の北部)にあり、JR函館駅からは車で約70分程の場所にあります。

①函館市内から道道83号線を通り、川汲峠を経由して海沿いの国道278号線に出ます。
②国道278号線を左折してください。しばらく車を走らせると...。
③左手に案内板が見えて来ます。ここを左折して急な細い坂道を登ってください。
④道の行き止まりが大船遺跡です。

新函館北斗駅から

新函館北斗駅から車で約75分

バスの場合

函館駅から

函館駅からバス(函館バス: 鹿部行(川汲経由))「函館駅前」~「大舟小学校前」下車 (約89分・料金1,370円) 徒歩 約10分

道の駅しかべ間歇泉公園から

道の駅しかべ間歇泉公園からバス(函館バス: 古部行)「道の駅しかべ間歇泉公園」~「大舟小学校前」下車 (約19分・料金560円) 徒歩 約10分

大船遺跡のデータ

  • 2001(平成13)年8月13日 史跡指定
  • 所在地:〒041-1622 北海道函館市大船町575番地1
  • 保護指定の面積:71,832.03㎡
  • 開館時間:9:00~17:00
  • 休館日:11月中旬~4月下旬(冬期間) ※開館期間中は無休
  • 入館料:無料
  • その他、詳細についてはこちらをご覧下さい。

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