箱根
箱根観光
都心から日帰りもできる温泉リゾート

箱根フリーパスで日帰りの旅 いろんな乗り物をお得に楽しもう!

取材・写真・文:

神奈川在住

2018年11月28日更新

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一年を通して人気の観光地、箱根。自家用車で巡るのがとても便利ですが、様々な公共交通機関を乗り継ぐ旅も、渋滞に巻き込まれることが少なく、飽きずに観光ができますよ。箱根の乗り物には、他ではあまりできない体験や、見たことのない風景がたっぷり詰まっており、乗り物が好きな子連れのかたにもおすすめです。今回は、箱根フリーパスを使って実際に日帰りで巡ったコースをもとに、それぞれの交通機関で知っているとより楽しめるポイントをご紹介!あくまで交通機関の解説メインで、実際に日帰りで巡ったルートを追っていきます。

箱根フリーパスの定番「ゴールデンルート」

今回の記事で紹介するのは、「箱根フリーパス」を利用し、箱根湯本駅を9:45頃に出発、17:00頃に帰着するコースです。

フリーパスを利用した箱根の観光で主な周り方はいくつかありますが、一番利用されるのが、箱根を東から反時計回りに巡る「ゴールデンルート」とも呼ばれる定番ルートです。以下の順で交通機関を使い、最寄りの駅で観光します。

箱根湯本(箱根登山電車)→強羅(箱根登山ケーブルカー)→早雲山(箱根ロープウェイ)→桃源台(箱根海賊船)→元箱根(箱根登山バス)→箱根湯本or小田原

ちなみに、これを全て逆にした「逆ゴールデンルート」ともいえるルートも注目されています。2つのルートの特徴を簡単にあげると

ゴールデンルート

  • メリット:遠くの景色が見えやすい午前中にロープウェイを利用できる。最後がバスなので、帰りの時間が遅くても利用しやすい。
  • デメリット:利用する人が多いので、行楽シーズンには行く先々で混雑が多い。午後にバスを使うので渋滞にも巻き込まれやすい。

逆ゴールデンルート

  • メリット:人が多い流れと逆なので、渋滞や人混みに巻き込まれにくい。
  • デメリット:帰りの時間を遅くできない。(最後のほうに乗るロープウェイの営業時間が3~11月は17:00まで、12~2月は16:15まで)

訪ねることができる観光スポットは変わらないので、旅の計画にあわせて検討しましょう。この記事では、ゴールデンルートといわれる反時計回りのルートを利用する日帰り旅をご紹介します。

日帰りでもお得なフリーパス

ここで、フリーパスを利用したことがある方には「日帰りなのに、フリーパス?」と思われるかもしれません。確かに、箱根フリーパスは、2日間あるいは3日間有効のもので、1日限定のパスはないのです。日帰りではお得にならないのでは?と思ってしまいますよね。では、今回のルートの通常の交通費を比べてみます。

箱根湯本→強羅(箱根登山電車)400円

強羅→早雲山(ケーブルカー)420円

早雲山→桃源台(ロープウェイ)1370円

桃源台→箱根町港(海賊船)1000円

元箱根→箱根湯本(バス)960円

合計4150円

箱根フリーパス(小田原・箱根湯本・湯河原・三島・沼津から、2日間有効)=4000円

安くなるのは150円とわずかですが、これは交通機関のみの料金です。フリーパスで利用できる施設割引を含めると、お得になる額は増えます。さらに、フリーパスならばそれぞれの場所でチケットを購入する手間もなく、乗り換えがスムーズにすることができるのも、混み合う場所が多い箱根では大きな魅力です。

それでは、箱根フリーパスを持って、乗り物乗り放題の旅に出発しましょう!


箱根登山電車 箱根湯本駅→強羅駅45分

  • 写真:haya午前11時過ぎの箱根湯本駅ホーム

まずは出発地点の箱根湯本駅から箱根登山電車に乗ります。電車の乗車位置は、できれば進行方向に向かって左側に乗ると、窓が川側になり、谷の景色を見ることができるので、おすすめです。ただし、箱根湯本駅は10時頃でもかなり混雑しています。待たずに乗るなら、終点まで立ちっぱなしの乗車も覚悟しましょう。

登山電車豆知識1 名物「スイッチバック」

箱根登山電車は日本でも数少ない「スイッチバック」で傾斜を上っていく電車です。スイッチバックとはなんでしょうか?下の写真は箱根の線路ではありませんが、例としてご覧ください。

この線路では、電車が左の線路から登ってきて、写真の手前位置まで着いたら一旦停車し、折り返して右の線路をのぼっていくようになっています。電車の前と後ろが入れ替わって走るのです。このように方向転換して走行することを「スイッチバック」と呼びます。

では、なぜ、このようなスイッチバックをする必要があるのでしょう。

  • 上大平台信号所 強羅行きでは3回目にスイッチバックする場所です

丘などで大きな段差があるときに、一直線に上る階段と一緒に、ジグザグになっているスロープを見覚えがありませんか?急な坂では車椅子やベビーカーが登れないため、スロープはジグザグにして、傾斜を緩くしています。電車も同じで、電車で一直線に進めない急な坂なので、ジグザグに走る必要があるのです。

登山電車豆知識2 国際派!?スイスの鉄道と姉妹提携

箱根登山鉄道は、世界遺産の路線を持つスイスのレーティッシュ鉄道と、30年以上も前から姉妹提携しています。下に両方の鉄道を並べてみます。

  • レーティッシュ鉄道氷河特急
  • 箱根登山電車

見比べてみると、車両の塗装のデザインが似ているように思えませんか?姉妹提携30周年を迎えた2009年には、レーティッシュ鉄道の氷河特急と同じ塗装の列車が箱根登山鉄道に登場しました。レーティッシュ鉄道でも、ロゴや桜がデザインされた箱根登山鉄道の列車が走ることもあるそうです。

箱根登山電車
箱根 / 乗り物
住所:箱根湯本駅:神奈川県足柄下郡箱根町湯本707地図で見る
電話:0465-32-6823
Web:http://www.hakone-tozan.co.jp/

箱根登山ケーブルカー 強羅駅→早雲山10分

強羅駅でケーブルカーに乗り換えます。かなり急勾配を走るケーブルカーですが、途中駅が4つもあるので、終点までの1.2kmほどの距離を10分ほどかけて走ります。線路と同じく駅もかなりの傾斜です。

  • 写真:haya

停車駅では左右両方の扉が開きます。中強羅と上強羅の駅では、ホームの間を渡る通路がないため、降りる時のホームを間違えると、次の電車が来たときに車内を通り抜けるしか方法がありません。行き先側のホームに正しく降りるよう、くれぐれもご注意ください!

箱根登山ケーブルカー
箱根 / 乗り物
住所:強羅駅:神奈川県足柄下郡箱根町強羅地図で見る
Web:http://www.hakone-tozan.co.jp/
箱根登山鉄道
箱根 / 乗り物
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本地図で見る
Web:http://www.hakone-tozan.co.jp/

箱根ロープウェイ 早雲山→大涌谷8分 大涌谷→桃源台16分

  • 写真:haya

早雲山から箱根ロープウェイに乗り換えます。ロープウェイは大涌谷で乗り換えになるので、ついでに大涌谷に寄って観光するのもいいですね。このロープウェイでの見どころは、なんといっても外の景色です。

  • 写真:haya

大涌谷の谷の上をロープウェイが通ります。ダイナミックで少しスリルのあるこんな光景は、ロープウェイでなければ見られません。

  • 写真:haya黒たまごでも中は白いのです
  • 写真:hayaロープウェイ大涌谷駅 レストランもあります

乗り換えのついでに大涌谷駅に降りて、空から見た光景を地上から間近で楽しみます。名物黒たまごもその場で味わうことができますよ。

  • 写真:haya
  • 写真:haya

大涌谷から再びロープウェイに乗車。天気がいい日は富士山も、芦ノ湖も綺麗に見えます。

箱根ならではの絶景をたっぷり楽しめるロープウェイは、晴れた日にはぜひ体験したい乗り物です。ただ、夏場は特にロープウェイの中が暑くなりがちなので、体温調節にご注意を。

大涌谷駅
箱根 / 駅・空港・ターミナル
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251地図で見る
電話:0460-84-8437
Web:http://www.hakoneropeway.co.jp/station/ohwakudani....
大涌谷
箱根 / 観光名所
住所:箱根町仙石原1251地図で見る
電話:0460-85-7111
Web:http://www.hakoneropeway.co.jp/ohwakudani/
箱根ロープウェイ
箱根 / 乗り物
住所:箱根ロープウェイ地図で見る
Web:http://www.hakoneropeway.co.jp/

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※この記事は2017年7月25日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

子どもと一緒に歴史と遊びと旅を
歴史資料館の学芸担当職員として勤務していましたが、出産と転居のため退職。
これまで気の向くままに神社仏閣や史跡をメインに巡っていた旅が、今は子連れ旅になりました。
一人で歩いた場所が、家族で歩くと違う発見もあることが楽しいです。

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