「中欧のパリ」「ドナウ河の真珠」などと比喩され、街並みや夜景が美しいハンガリーの首都、ブダペスト。景観が素晴らしく、街歩きが楽しい街ですが、刺繍や藍染などの伝統工芸品の生産も盛んです。本記事では、そんな伝統工芸品の紹介と、工芸品ショッピングにぴったりな中央市場、ナジ・ヴァーシャールチャルノク(セントラル・マーケット・ホール)Nagy Vásárcsarnok(Central Market Hall)の紹介をします!
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職人の温かみが感じられるハンガリーの伝統工芸品
色彩豊かなカロチャ(KALOCSA)刺繍
「カロチャ」とは、南ハンガリーの街の名前です。19世紀にこの街で白い花柄の刺繍が生まれたのが起源であると言われています。その後、20世紀に染色が発展し、カロチャ刺繍にもカラフルな刺繍糸が使用されるようになったそうです。
白地に良く映える色彩豊かなカロチャ刺繍。テーブルクロスやコースター、シャツなど商品の種類も豊富に作られています。
パターン柄のお洒落な藍染
落ち着いた紺色に細かい白い模様が特徴的な藍染。ハンガリーの伝統的な方法で作られているそうです。スタンプでパターン柄をつけていきます。
日常生活やインテリアに使えるお洒落な商品が沢山並んでいます。
ここからは、このような伝統工芸品のお買い物にぴったりなスポット、ブダペストの中央市場を紹介します。
ブダペスト地元民の活気溢れる中央市場
ブダペストの中央市場は3階建て。朝は7時から開いており、10時頃には地元の人、観光客でとても賑わいます。
観光客で大賑わい!伝統工芸品とハンガリー料理の「2階」
2階に上がっていくと、そこには刺繍や小物などの伝統工芸品が所狭しと並べられています。
筆者が訪れた際には、店頭で刺繍の実演を見ることも出来ました。
そして、いい匂いを漂わせるハンガリー料理の屋台やパン屋さんなども沢山あり、地元の人々の食生活を体験することも出来ます!
日本人とハンガリー人の共通点!?魚介類と漬物類が並ぶ「地下1階」
地下一階に降りていくと、そこには沢山の魚介類が並んでいます。
筆者は海のないハンガリーで、これほどまでに魚が食されていることに驚きました。ハンガリーでは魚のスープも有名で、レストランのメニューにはよく書かれていました。
魚は売り場の裏でさばかれています。
魚屋さんの隣には漬物屋さんが並んでいます。何とも可愛らしい瓶詰で、食べるのがもったいないです。
ヨーロッパの漬物というと、きゅうりやマッシュルームのピクルスが一般的ですが、このマーケットの漬物屋さんは、東京のデパ地下のように豊富な種類の漬物が並んでいました。
地元の人の生活が垣間見れる、肉と野菜の「1階」
太くて大きいにんじんや、真っ赤に輝くいちご、綺麗に並べられた卵など、日常生活に必要な食材が沢山並んでいます。
豪快に並べられた肉も種類が豊富です。
その他にも、ハンガリーのアルコールやフォアグラの缶詰、パプリカの商品や花柄の缶に入ったチョコレートなど、ハンガリーらしい商品を取り扱うお店も並んでいます!
ヨーロッパにはホステルが沢山あるので、地元の食材を使ってホステルで調理をするのも楽しいかもしれません!
サービスが行き届いたおすすめのホステル「Flow」
ちなみに今回筆者が宿泊したのはホステル「Flow」。中央市場まで徒歩3分程という好立地です。
入口は少し分りにくいですが、内装は非常に綺麗に清掃されており、キッチン、Wi-Fiも完備で快適でした。また、受付のスタッフは親切で地図を使ってブダペストの見どころを一通り説明してくれました!
- ホステル フロー
- ハンガリー / ホステル
- 住所:Budapest, Gönczy Pál u. 2, 1093 ハンガリー地図で見る
- Web:http://flowhostel.hu/
おわりに
夜景が美しいことで有名なハンガリーの首都ブダペスト。
もちろん、この絶景は見逃せませんが、日が沈む前にこの中央市場で、伝統工芸品のショッピングやハンガリー国民の日常生活をちょっと体験してみるのはいかがですか?
- ナジ・ヴァーシャールチャルノク(セントラル・マーケット・ホール)
- ハンガリー / 市場・朝市
- 住所:1093 Budapest, Vámház körút 1-3地図で見る
- Web:https://welovebudapest.com/en/venue/great-market-h...