昭和の名水百選、森林浴の森百選などに選ばれるほど雄大な自然を抱える菊池渓谷。本記事では、散策の見どころを豊富な写真と共にレビューします。また、同市内ではカヤック体験を楽しめる場も。山と水のアクティビティを一挙にご紹介します!
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菊池渓谷とは
多くの○○百選に選ばれている渓谷
菊池渓谷とは、熊本県菊池市街地から約17キロの場所に位置する渓谷です。阿蘇外輪山の北西部、標高500~800メートルの森林のなかにあります。外輪山とは、阿蘇山を取り囲む環状の山稜(谷と谷の間にある最も高い部分)を指します。
菊池渓谷を流れる菊池川の水源地ともなっています。森は天然生広葉樹で覆われ、四季折々の姿を楽しむことができます。
九州森林管理局による「くまもと自然休養林」にも選ばれています。自然休養林とは、特に風景が美しく、保健休養に適しているとされる森林です。九州全体では世界遺産の屋久島を含め、8か所が選定されています。
その他にも、名水百選、森林浴の森百選、日本の滝百選、水源の森百選、くまもと緑の百景、熊本の自然百選、新くまもと百景など、数多くの呼ばれ方があります。
散策時間はどれくらい?
短いコース(往復約1キロ)だと、約30分程度です。長いコース(往復約2キロ)だと、約1時間程度です。見どころを考えると、断然長いコースをおすすめします。
菊池渓谷は山深い場所ですので、車で訪問しましょう。散策路近くに行けば、分かりやすくて大きな駐車場があります。
散策コース途中にもお手洗いはありますが、数が少ないので駐車場で済ませてしまうと安心です。また、近くに飲食店はありませんのでご注意を。自動販売機はあります。
基本的には12月1日~3月31日まではシーズンオフで、業務を休止していることになっているようですが、「散策は自由に可能」との案内板があります。オフ期間は無人ですが、維持管理費を募金箱に100円/1人、入れる仕組みになっています。
それではさっそく以下より菊池渓谷での見どころをご紹介していきます!
【1】菊池川
まず散策路を歩き始めてすぐに、菊池川が見えます。菊池川は、菊池渓谷が源流と言われています。水は非常に透明度が高く、川底まで確認することができます。
年間平均水温は14度と低く保たれており、避暑地としても最適です。昭和の名水百選に選ばれるほどの名水です。
【2】黎明の滝
コース内には三つの滝があります。そのうちの一つ目がこちら。朝の太陽が輝いて、一帯に霞が立ち込め、まさしく夜明けを思わせることから「黎明(れいめい)」と名付けられたそうです。
近くには淵(水が少し留まる場所)があり、こちらも必見です。苔むした岸壁はどこまでも大きく、圧倒されます。
- 黎明の滝
- 菊池市 / 自然・景勝地 / 滝
- 住所:熊本県菊池市原地図で見る
- 電話:0968-25-7223
- Web:https://kikuchikeikoku.jimdo.com/
【3】樹齢200年の杉並木
遊歩道の途中、江戸時代に植えられたという杉並木が現れます。樹齢200年の木々を仰ぎ見ると、森の素晴らしさを改めて感じることができます。樹高は35~45メートル、胸高直径は60~80センチなのだとか。
ちなみに菊池渓谷内は遊歩道がきちんと整備されており、迷子になることはまずありません。ふかふかした土、木の板、階段など、様々な道が用意されています。
【4】紅葉ヶ瀬
パッと開けた場所に出ると、そこは紅葉ヶ瀬(もみじがせ)と呼ばれるポイントです。石の目印がありますので、参考にしてみて下さい。
秋になると紅葉が美しいポイントなのだとか。川をゆったり見学することができます。
- 紅葉ヶ瀬
- 菊池市 / 自然・景勝地 / 紅葉
- 住所:熊本県菊池市原地図で見る
- 電話:0968-25-7223
- Web:https://kikuchikeikoku.jimdo.com/