島根
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全国から信仰を集める出雲大社や、世界遺産・石見銀山が有名

【島根】1日で全部回れる!松江市のおすすめ観光スポット15選&ざっくりタイムスケジュール

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2020年12月21日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

島根県松江市街地のおすすめ観光スポットをご紹介します。宍道湖(しんじこ)を中心に栄えている町の魅力がたっぷり!朝から夜まで丸一日かけて、充実の松江観光を楽しんでみませんか?

この記事の目次表示

松江市の概要

松江市は、島根県東部に位置し、宍道湖(しんじこ)や中海(なかうみ)が連なる、水景が美しいエリアです。県庁所在地でもあります。

川が町中を流れ、暮らしに溶け込んでいることから「水の都」とも呼ばれています。「出雲縁結び空港」から連絡バスで約40分、鳥取県の「米子鬼太郎空港」から在来線で約1時間半と、アクセスしやすい観光地です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi「水の都」松江市
  • 写真:Sosyu Kikuchi宍道湖と松江の町並み

また小説家・民俗学者の小泉八雲(こいずみやくも)が在住していた地域でもあります。小泉八雲は、「雪女」や「ろくろ首」など、日本の様々な妖怪が登場する物語『怪談』を執筆したことで有名です。彼は宍道湖をはじめ、自然豊かな松江の暮らしを愛しました。日本人の自然観や審美観を強く感じた場所であるとも言い伝えられています。

移動手段は「堀川めぐり」がおすすめ

観光中の移動手段は、終日何度も乗降自由な「堀川めぐり」という船が便利です。「堀川めぐり」は、簡単にお伝えすると、バスの船バージョンというイメージです。

全長約8メートル、幅約2メートルの小船で、松江城の周囲(コース全長3.7キロメートル)を約50分かけて走っています。チケットを1回買えば一日何度でも乗り放題で、15分間隔で出航しています。好きな乗船場で乗降可能です。料金もリーズナブルで、優しいガイドさんも付いているので、いいことづくめです!

  • 写真:Sosyu Kikuchi堀川めぐり中に見えた松江城(写真中央)

靴は脱いで座るようになっていて、冬にはお布団まで用意があります。途中、橋の下をとおる際には、船の屋根が下がる仕組みになっています。まるでテーマパークのアトラクションに乗っているような気分を味わうことができます。

  • 写真:Sosyu Kikuchiまるでジャングルクルーズ
  • 写真:Sosyu Kikuchi橋の下も通ります

乗船場は三か所(カラコロ広場乗船場、大手前広場乗船場、ふれあい広場乗船場)あります。それぞれの乗船場にチケット売り場がありますので、一番最初に乗る際にチケットを購入しましょう。チケットは一度購入すれば終日そちらを使いまわせます。なお詳しいルート・乗船場のマップはこちらをご覧ください。

  • 写真:Sosyu Kikuchiカラコロ広場乗船場
  • 写真:Sosyu Kikuchi大手前広場乗船場(写真正面)
  • 写真:Sosyu Kikuchiふれあい広場乗船場
ぐるっと松江堀川めぐり
島根 / クルーズ / 観光名所 / 紅葉 / 女子旅 / 子供が喜ぶ / 一人旅 / 春のおすすめ観光スポット / 夏のおすすめ観光スポット / 秋のおすすめ観光スポット / 冬のおすすめ観光スポット
住所:島根県松江市黒田町507-1地図で見る
電話:0852-27-0417
Web:http://www.matsue-horikawameguri.jp/
以下よりご紹介する、15か所の各スポットに「堀川めぐり」情報の記載がない限り、徒歩で移動をしています。実際に筆者がめぐったコースでありますので、タイムスケジュールもご参考にして頂ければと思います。

【1】9:30 宍道湖大橋

宍道湖大橋は、大橋川(おおはしがわ)にかかっている橋です。大橋川とは、宍道湖と中海(なかうみ)、二つの湖の中間に位置する川です。この宍道湖大橋から、朝の宍道湖鑑賞ができます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi宍道湖大橋

湖いっぱいに朝霧が広がり、幻想的な景色を見ることができて、大変おすすめです。たくさんの水鳥たちも泳ぎだして、一日の始まりを感じます。また、宍道湖では二日に一度、シジミ漁が行われており、その様子を見ることもできます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi宍道湖大橋から見る朝霧
  • 写真:Sosyu Kikuchi水が透き通っています
宍道湖大橋
島根 / 橋
住所:島根県松江市伊勢宮町 宍道湖地図で見る
電話:0852-27-5843

【2】10:40 小泉八雲記念館

先述した「堀川めぐり」を利用してアクセス可能です。10:00頃「カラコロ広場乗船場」発→「ふれあい広場乗船場」で降ります。

松江観光で外せないスポットといえば、こちらの記念館です。雪女、ろくろ首など、日本の妖怪にまつわる物語『怪談』を執筆した小泉八雲(こいずみやくも)の生涯が、詳しくパネル展示された記念館となっています。

音声でちょっぴり怖い怪談話を聞けるコーナーもあったりと、たっぷりと小泉八雲の世界に浸ることができます。建物2階にはライブラリーが用意されており、関連書が多数揃っています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi小泉八雲記念館
  • 写真:Sosyu Kikuchi館内は写真撮影不可でした

小泉八雲(1850~1904年)について少しご紹介します。本名をパトリック・ラフカディオ・ハーンといい、ギリシャ西部のレフカダ島で生まれました。

ジャーナリストとして、様々な地域の取材や執筆活動を行うさなか、ニューヨークで読んだ英訳『古事記』が彼を魅了します。それをきっかけに来日を意識するようになり、1890年4月にようやく日本へと足を踏み入れます。8月には松江で英語教師となり、その後も熊本、神戸、東京などで仕事を積みました。

結婚相手は松江の士族の娘であった小泉セツです。著書『怪談』が生まれたのは、この妻が、昔から伝わる地域の妖怪話を何度も聞かせており、そこからヒントを得たからだとされています。

自然災害が多い風土が、国民性に与える影響に強い関心を持ち、日本人の自然観や審美観(美醜を見極める力のこと)に惹かれていたのだとか。松江のシンボル、宍道湖の夕陽を見ていると、不思議とその気持ちが分かるような気がしますよ。

小泉八雲記念館
島根 / 博物館 / 雨の日観光
住所:島根県松江市奥谷町322地図で見る
電話:0852-21-2147
Web:https://www.hearn-museum-matsue.jp/

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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