ラスベガスを一歩出ると、そこに広がるのは4州にまたがる広大なモハーヴェ砂漠。雄大な砂漠の景色から地球の広さを感じられますが、あまりの広さに漠然とした不安を感じることも。そんな中、突如として現れる心踊るカラフルなアート!ネバダ州とカリフォルニア州の砂漠を彩る2つのアートをご紹介します!
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セブン・マジック・マウンテンとは?
ラスベガスとロサンゼルスを結ぶルートは日本人観光客にも大人気の絶景ドライブルートですが、その道沿いに突如として現れる岩山の名前が「セブン・マジック・マウンテン」なのです。ラスベガスから約30分、観光客にも人気のプリムアウトレットのそばにこのアートはあります。
誰が作ったの?
約10メートルの7つの岩山からなるこのアートは、スイス人アーティスト、ユーゴ・ランディオーン氏により2013年から制作が開始され、2016年5月に一般公開が始まりました。
ネバダ州とアーティストが協力して作り上げるパブリックアートで、2年間限定で公開されています。2018年までの公開なので、是非早めの訪問をオススメします。
アクセスは?
ラスベガスからレンタカーを借りて行くのが一般的です。ストリップ(カジノホテルが並ぶラスベガスブルーバードの通称)をひたすら南下すると見えてくる、とてもわかりやすい場所にありますし、無料の駐車場もついていて便利ですよ。
夏場はとても暑い上、乾燥するので、お水の用意をお忘れなく。砂漠の植物も見られてSNS向けの素敵な写真がたくさん撮れますよ。
- セブン・マジック・マウンテン
- アメリカ / その他スポット
- 住所:S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89054地図で見る
もう一つの砂漠の中のアート サルベーション・マウンテンへ
さらに走ること約4時間半。州境を越えカリフォルニアの砂漠にまたしても突如として現れる色、色、色!メキシコ国境そばにあるこのアートは「サルベーション・マウンテン」と呼ばれ、高さ15メートル、幅45メートルの小高い丘になっています。
誰が作ったの?
サルベーション・マウンテンは元軍人のレオナード・ナイト氏が30年の月日をかけて作り上げたアートです。ライフラインもないこの地でそんなにも長い年月をかけて作り上げたことに、ただただ驚かされます。
彼は現在はこの世にはいらっしゃいませんが、彼の遺志を引き継いだ人々と訪れる人たちからの寄付により、このアートが維持されています。
「神は愛」のメッセージが至る所に描かれた素敵なアートは日本でもアーティスト達のPVの撮影などにも使われ、知る人ぞ知るホットなスポットとして人気急上昇中です。
アクセスと注意点
1番近い都市はサンディエゴです。サンディエゴ、ロサンゼルスからは日帰りのツアーも出ていますので、運転に自信の無い方はツアーの利用をオススメします。
ロサンゼルス、ラスベガスからもギリギリ日帰り圏内ですが、遠いのでパームスプリングスやデザートホットスプリングスなど途中の町で1泊することをオススメします。
筆者はデザートホットスプリングスで1泊し、砂漠の中の温泉を満喫しました。サルベーション・マウンテン周辺はとても暑く乾燥する地域なので、暑さ対策と大量のお水をお忘れなく。近くには水を売っているところもほとんどないので多めに持って行くことをオススメします。
- サルベーション・マウンテン
- アメリカ / その他スポット
- 住所:Salvation Mountain,Beal Rd, Niland, CA 92257地図で見る
合わせて訪れたいスラブシティ
サルベーション・マウンテンを訪れたなら、合わせて訪れたいのがお隣のスラブシティです。スラブシティは第二次大戦中、海兵隊キャンプのあった場所で、現在は自由を求めてやって来たヒッピーやホームレスが暮らす町です。
ライフラインはなく、キャンピングカーやテントが集まるこの場所には日本では決して見る事が出来ない景色があり、深く印象に残ることでしょう。
終わりに
砂漠の中のアートを探す旅は非日常の景色が広がり、思い出深い旅になること間違いありません。
ただし、レンタカーを借りる際には走行距離も長く、また過酷な気候の中を走ることになるので、無理のないスケジュールをたて、充分な保険を掛けて、暑さ、乾燥対策をしっかりしてくださいね。