美しい山々に囲まれ、山すそには緑の田園が広がり、清流が流れる里。長野県安曇野市には、日本人の心の原風景が広がります。また、安曇野から車で30分ほどの大町市は、黒部ダムの長野県側ゲートシティとして人気の町。これらの地に住む神々のパワーに触れ、北アルプスの豊かな水に育まれた大地の美味なるものを頂き、歴史もアートも堪能するスポット9選をご紹介します。
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【1】水の恵みに感謝!「信州安曇野 大王わさび農場」
広さ15ヘクタール、東京ドーム11個分と言われる広大な敷地に、日本最大規模のわさび田が広がります。農場内には、わさび田の他、神社や売店、レストランなどもあり、家族で散策しながら楽しめる場所です。
中でも一番人気なのは、黒澤明監督の映画『夢』が撮影された蓼川周辺。水車がゆっくりとまわる風景は、どこか懐かしさを感じます。
この水車の前をクリアボートに乗って、蓼川を満喫するアトラクションも大人気です。見るからに気持ちが良さそうですね。
わさび農場でぜひ召し上がって頂きたいのが、わさびソフトクリーム。辛みはないのでお子様でも安心です。ほんのりわさび風味がご希望の方には、わさびの茎が入ったわさびコロッケがお勧め。熱々サクサクですよ。香り豊かで本格的なわさびを堪能したい方は、レストランで本わさび丼をお召し上がりください。
- 大王わさび農場
- 安曇野市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット
- 住所:長野県安曇野市穂高3640地図で見る
- 電話:0263-82-2118
- Web:http://www.daiowasabi.co.jp/
【2】安曇野のパワースポット「吉祥山 東光寺」
大王わさび農場からほど近い場所にある吉祥山東光寺は、信州七福神の一つで、門前には「吉祥仁王様の下駄」と呼ばれる、とてつもなく大きな赤い下駄が3組あります。仁王様に願い事をして下駄をはくと、諸願成就されるとのことですから、わさび農園とセットにして、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
本堂の裏手にまわると、御戒壇めぐりもできます。腰高の引き戸を開けて真っ暗な中を進むと、ちょうど中間あたりが本尊様の真下となり、幸福の鍵があります。この幸福の鍵に触れると幸せになれるそうですよ。
【3】大人気スポット!「安曇野ちひろ美術館」
峰々が連なる山の麓に安曇野ちひろ美術館があります。
絵本画家のいわさきちひろの生涯を絵や写真、パネルで展示しています。また、ちひろが影響を受けた世界の絵本原画のコレクションは秀逸です。
2016年7月には、敷地内にトットちゃん広場もオープンし、より一層人気が高まっています。
- 安曇野ちひろ美術館
- 松川村(北安曇郡) / 美術館 / 公園 / 穴場観光スポット
- 住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24地図で見る
- 電話:0261-62-0772
- Web:http://www.chihiro.jp/azumino/
【4】愛情運アップの道祖神めぐり
安曇野と言えば道祖神というほど、いたるところで見かけます。その数500体を越えるとも言われています。本来は悪霊や疫病など邪悪なものが集落に入り込んでこないように、辻や村の境、峠などに祀ってきたのが始まりです。それぞれの道祖神は「縁結び」「家内安全」などの願いがこめられていて、一つ一つ趣が違います。
男女の神様が手を取り合って仲睦まじく寄り添う姿は、それぞれに微笑ましく、見ているだけで愛情運がアップしそうです。安曇野市観光協会の公式サイトには、道祖神マップがありますので、マップ片手にお気に入りの道祖神を探してみてはいかがでしょうか?
【5】緑あふれる「碌山美術館」
荻原守衛(碌山)は、安曇野出身の明治時代の彫刻家です。ロダンに強い影響を受け日本近代彫刻の扉を開いたと言われています。重要文化財に認定された彫刻「女」の他、絵画やデッサンなども展示されているほか、碌山と交友のあった高村光太郎、中原悌二郎らの作品も鑑賞することができます。
登録有形文化財に指定されている碌山館(本館)は、レンガ造りの教会風の建物で美術館のシンボルとなっていて、敷地内は緑に溢れるとても素敵な空間なので足を運んでみてください。
- 碌山美術館
- 安曇野市 / インスタ映え / 美術館 / 穴場観光スポット
- 住所:長野県安曇野市穂高5095-1地図で見る
- 電話:0263-82-2094
- Web:http://www.rokuzan.jp/
【6】お土産探しならここ!「信州 安曇野スイス村」
安曇野I.Cをおりて直進3分の場所に、赤いとんがり屋根が目印の安曇野スイス村があります。店内には、レストランやファーストフード店があり、信州名物の美味しいおやきもあります。
土産コーナーでは、定番のお土産から地元の手作り品まで豊富な品揃えなので、旅の行き帰りに立ち寄りたいスポットです。広い敷地内には、ホースランドもあるので、乗馬体験も可能です。
- 安曇野スイス村
- 安曇野市 / おみやげ屋 / 穴場観光スポット
- 住所:長野県安曇野市豊科南穂高5555-1地図で見る
- 電話:0263-72-7878
- Web:http://www.dia.janis.or.jp/~swiss-v/
【7】歴史を垣間見る「塩の道ちょうじや」
長野県大町市にある「塩の道ちょうじや」は、新潟県の糸魚川から松本方面へ塩を運んだ千国街道、通称「塩の道」と呼ばれる街道の歴史と、人々の暮らしを紹介する博物館です。
江戸時代から塩問屋を営んだ平林家の館内には、当時の牛方や歩荷の運搬道具、沿線住民の生活道具などを展示しています。
併設されている流鏑馬会館では、大町市の華やかな夏祭や流鏑馬についても知ることができます。
- 塩の道ちょうじや
- 大町市 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:長野県大町市大町八日町2572地図で見る
- 電話:0261-22-4018
- Web:http://www.alps.or.jp/choujiya/
【8】町を見下ろす「大町山岳博物館」
大町市の町を抜けた高台にある博物館には、北アルプスの自然と登山に関する資料や道具、山岳絵画などが展示されています。地球や日本列島の生い立ちから、北アルプスと人との関わりまで幅広く取り上げられています。晴れていれば3階展望ラウンジから見られる北アルプスのパノラマが有名です。山岳博物館前にある展望台からも大町市を一望できます。
- 大町山岳博物館
- 大町市 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:長野県大町市大町8056-1地図で見る
- 電話:0261-22-0211
- Web:http://www.omachi-sanpaku.com/
【9】大町温泉郷の男清水と女清水
昭和46年のアルペンルート全面開通と前後して多くの宿泊施設が開業し、黒部ダムの長野県側玄関口として発展してきた温泉郷です。大町では水にまつわる物語が存在します。集落の東側と西側で違う場所から水を引いていたところ、東では女の子ばかり、西では男の子ばかりが産まれるということで、両方の水を合わせて流すようになったそうです。そんなところから、男清水と女清水を合わせて飲むことで、縁結びの水、夫婦円満の水と呼ばれるようになったそうです。大町温泉郷散策の際には、男清水と女清水を探してみましょう。
- 大町温泉郷
- 大町市 / 温泉地
- 住所:長野県大町市地図で見る
- 電話:0261-22-3038
- Web:http://www.omachionsen.jp/
おまけ:安曇野でひと休みなら「CafeDazy(カフェダジィ)」
水がおいしい安曇野には、美味しいコーヒーを頂けるカフェが何軒かあります。安曇野散策で疲れたら、美味しいコーヒーでひと休みしましょう。
ご紹介させていただくCafeDazyは、各生産国の最高級ランクに格付けされたコーヒー豆を生豆で仕入れ、店内で焙煎している小さなカフェ。
こちらで頂くコーヒーは、香りもコクも豊かです。安曇野では珍しい朝9時開店で、美味しいモーニングも頂けます。特にキッシュが最高でした。お得なモーニングの他、パンケーキなどのデザートメニューやランチメニューも豊富なので、安曇野散策の際はお勧めです。マスターのお父様がとても親切で、安曇野観光のアドバイスもしてくれますよ。
- 【閉店】カフェダジィ
- 安曇野市
- 住所:長野県安曇野市豊科5479-5地図で見る
- 電話:0263-87-8275
- Web:http://www.cafedazy.com/