どこまでも続く青空と足元に広がる一面のネモフィラ畑。shihoさん著書の『死ぬまでに行きたい世界の絶景』に紹介されてから、一躍話題となっている国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」。満開の時期がゴールデンウィーク付近ということも手伝って、この絶景を見るために全国各地、さらに海外からも多くの人々が訪れます。実はこのひたち海浜公園、ネモフィラの他にも見所がいっぱいあるんです。今回はひたち海浜公園の春の魅力をご紹介いたします。
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国営ひたち海浜公園とは?
茨城県ひたちなか市、太平洋に面する海浜公園です。広場や噴水、バーベキュー場やアスレチック、そしてたくさんの植物たちが整備されています。季節ごとに違った楽しみ方があり、家族連れはもちろん幅広い年代の人々が楽しむことが出来る工夫が垣間見れます。
約350ヘクタールという広大な敷地のため、駐車場が何か所もあり大変利用しやすい公園ではありますが、毎年観光シーズンになると位置の良い駐車場は順番待ちが目立つほど混雑します。筆者がおすすめする、都心からのアクセス方法については後記いたしますのでお楽しみに。
上記でも紹介した通り、一年間を通して楽しむことが出来る公園ではありますが、中でも混み合うのがネモフィラの見ごろが訪れる4月下旬から5月上旬です。
それではさっそく見所紹介!
見所①一面のネモフィラ畑「みはらしの丘」
いまやひたち海浜公園の代名詞といっても過言ではない、ネモフィラ。林の遊歩道を抜けると今まで見たことがないような景色が広がっています。
小高い丘に一面に広がる青い花畑。天気が良ければ、青空との境界線がわからなくなるほどです。遠くから見るのももちろん絶景なのですが、近くで見るとネモフィラたちが風に揺られてとても可愛らしく、これまた小さな絶景を楽しむことが出来ます。
見所②森の中のチューリップ畑
園内にはたくさんの植物が育てられています。ネモフィラが咲く時期に一緒に見られる花がチューリップ。森の中に広がるチューリップ畑は、さながら秘密基地の様。
真っ青なネモフィラに比べて、カラフルなチューリップは全く違う魅力があります。品種によっては見ごろが過ぎてしまっているものもありますが、探してみるときれいに咲いているエリアが見つかりますので、工夫して撮影しましょう。
ちなみにみはらしの丘に向かうため、いくつものゲートの中から「翼のゲート」を公園への入り口に選ぶ方が多いと思いますが、途中の「たまごの森」の中にチューリップ畑はあります。
「たまごの森」は午前中は人が少なめですが、みはらしの丘は一日中込み合いますので、なるべく早めにみはらしの丘に向かい、帰りにチューリップ畑を楽しむことをおすすめいたします。
見所③ご当地屋台のチェックも忘れずに!
園内には週末になるとたくさんの屋台が出店しています。持参した手作りのお弁当ももちろん美味しいのですが、串焼きやハンバーガーなど、現地で作りたての食べ物を味わうのもいいですよね。
人気の屋台にはお昼時になると長蛇の列が出来て、品切れになるお店も・・何人かに分かれて同時に別々の屋台に並ぶのが得策かもしれません。小銭の準備も忘れずに。園内にはベンチが複数ありますが、やはり埋まってしまいますので、大きめのレジャーシートを持っていくと、お食事の時にとても重宝しますよ!
見所④園内循環列車に乗って海を見に行こう!
実はあまり知られていないのが、海側にある「砂丘エリア」。「翼のゲート」や「みはらしの丘」から距離があるため、比較的すいているエリアです。
こちらは眺めの良い丘からベンチに座って太平洋を眺めることができたり、ガラス張りの室内で軽食を取ることが出来る、「グラスハウス」があります。みはらしの丘とはまた違った青い絶景が見られるので、訪れた際はぜひ足を運んでみて下さい。
しかし、先ほども記載した通り、出発エリアによってはかなり距離があります。歩いていけないことはないですが、かなり健脚でないと厳しいかもしれません(筆者は翼のゲートから徒歩でしたが、スニーカーで行って本当によかったと思っています)。
おすすめの方法としては、園内を循環しているシーサイドトレインを利用するか、レンタルサイクル(有料:3時間400円/大人・アシスト付きの場合は600円)を使いましょう。
ひたち海浜公園へのおすすめアクセス
東京からのアクセスは高速道路を使用し渋滞等にあわなければ、車で約1時間45分。多くの日帰りバスツアーも企画されています。しかし、現地で遊び疲れて帰りに運転、バス旅行でも渋滞は避けられません。
筆者はゴールデンウィークシーズンに3回訪れ、内2回はバス旅行に参加しましたが、渋滞等でスケジュール通りに進めず、やむを得ず工程がカットされました‥。もちろん事前にバス会社からは説明がありましたし、混雑状況から覚悟はしていましたので、楽しむことは出来たのですが。
そこでおすすめなのが、渋滞知らずの鉄道です。実はゴールデンウィークの時期、都心部から勝田駅(国営ひたち海浜公園の最寄り駅)に直通する臨時列車があることを皆さんはご存知でしょうか?
2018年は「ときわ」という臨時便が、ゴールデンウィーク期間中の指定日に上野駅~勝田駅まで運行することが決まっています。勝田駅から公園までは直行のバスが出ているので便利。列車は指定席のため必ず座ることが出来る上に、事故等がない限りはほぼ定刻に到着&帰宅が可能なのも嬉しいポイント。
勝田駅にはちょっとした売店もあるので、車内ではゆったりとお土産を購入したり、おしゃべりを楽しむことが出来ます。もちろんお手洗いもついてるので小さなお子様も安心!
筆者は2017年に同じような臨時列車を利用し、とても快適でした。まだアクセス方法を悩んでいる方がしましたら、是非検討してみてくださいね!
いかがでしたか?
お花畑というものは見ごろが決まっているため、逃してしまったら次のチャンスは来年へ持ち越し・・なんてことも。今見る事のできる素敵な景色を見るためにわざわざ足を運んだ先に待っているのは、きっと息をのむような絶景のはず!あなたも是非、ひたち海浜公園を訪れてみてくださいね。
- 国営ひたち海浜公園
- 茨城 / 公園 / 花畑 / インスタ映え
- 住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4地図で見る
- 電話:029-265-9001
- Web:https://hitachikaihin.jp/