今回は、石川県の金沢駅〜和倉温泉駅間を走行する観光列車「花嫁のれん」の、車内の様子や要予約のお食事セットなどについて、ご紹介していきます。列車で和倉温泉にお出かけする際や、鉄道好きな人にオススメです。
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花嫁のれんとは
「花嫁のれん」は、石川県の金沢駅〜和倉温泉駅間を走行する、赤い車体が特徴的な観光列車です。発着場所や運行時間が異なる、花嫁のれん1号〜4号までが運行しています。
石川県では、花嫁の幸せを願い、結婚式の日に暖簾(のれん)を贈る風習があります。暖簾そのものやその風習を「花嫁のれん」と呼んでいますが、今回ご紹介する観光列車は、列車に乗るお客さんの幸せを願い、「花嫁のれん」と名付けられています。
観光列車にちなんで、発着駅である金沢駅や和倉温泉駅には、実際に暖簾が設置されています。
どちらかというと、車窓からの景色を見て楽しむというより、車内を見て楽しむ列車です。乗車すると、記念乗車証や花嫁のれんのシールが貰えます。
オススメは1号車の半個室席!オリジナルグッズが手に入る車内販売も♪
「花嫁のれん」の1号車は、2・3・4人用の半個室が合わせて8つあり、周りを気にせず過ごせます。それぞれの半個室には想いのこもった名前が付けられており、造りも異なります。
2号車は半個室ではありませんが、4人掛け、1人掛け、2人掛けの席が並びます。
また1号車には車内販売のスペースがあり、こちらでしか買えないオリジナルグッズが販売されています。オススメは、クリアファイル。値段も260円(税込)とお手頃で、貰った記念乗車証やシール等を入れるのにも役立ちます。
事前に予約をすると、食事も楽しめる!
事前に予約をすると、列車内で食事を楽しむこともできます。食事メニューは、列車によって異なり、
- 花嫁のれん1号と3号:スイーツセット(生菓子と焼き菓子、加賀棒茶、又は、オリジナルブレンドコーヒー)
- 花嫁のれん2号:和軽食セット(和軽食と加賀棒茶)
- 花嫁のれん4号:ほろよいセット(和惣菜、「宗玄・純米吟醸」、加賀棒茶) ※20歳以上の販売
となっています。スイーツセット・和軽食セットともに、季節によってメニューが異なります。
運行日・時間
運行日は主に金・土・日・祝日がメインです。詳しくは、公式サイトをご確認ください。運行時刻は、下記の通りです(2020年11月時点)。
金沢駅 10:15発 → 羽咋駅 11:08発 → 七尾駅 11:36発 → 和倉温泉駅 11:42着
和倉温泉駅 12:08発 → 七尾駅 12:16発 → 羽咋駅 12:43発 → 金沢駅 13:21着
金沢駅 14:15発 → 羽咋駅 15:02発 → 七尾駅 15:25発 → 和倉温泉駅 15:31着
和倉温泉駅 16:30発 → 七尾駅 16:36発 → 羽咋駅 17:01発 → 金沢駅 17:54着
運賃・料金
運賃は、大人1,410円、こども700円(金沢駅〜和倉温泉駅間)です。このほかに、指定席特急券が必要となっており、大人1,390円、こども690円(金沢駅〜七尾・和倉温泉駅間:通常期)となっています。花嫁のれんは全車指定席なので、自由席等の設定はありません。
さらに食事をしたい場合は、「花嫁のれん食事券」の購入が必要になりますので、スイーツセット(2,000円 税込)、和軽食セット(2,500円 税込)、ほろよいセット(2,000円 税込)がかかります。
予約方法
予約は、利用する日の1ヶ月前の10:00より、全国のJRの主な駅のみどりの窓口・主な旅行会社で乗車券と特急券の購入ができます。
さらに「花嫁のれん食事券」を購入する場合は、利用する日の1ヶ月前の10:00より、JR西日本、四国、九州管内の駅のみどりの窓口、および主な旅行会社、またはJR東日本管内のびゅうプラザ(旅行カウンター)及び主な旅行会社、JR東海管内の主な旅行会社での予約が必要です。また、クレジットカード決済に限り、JR西日本電話予約サービスでも「花嫁のれん食事券」の予約を取り扱っています。
特急券と乗車券は、空席があれば当日の購入も可能ですが、「花嫁のれん食事券」は利用する日の4日前までの予約が必要です。
さいごに
値段は張ってしまいますが、食事付きで「花嫁のれん」を利用すると、より充実した鉄道旅になること間違いなし!です。1号車の半個室の席は数に限りがあるので、予約開始日になり次第、早めに予約しましょう。
金沢や和倉温泉方面へ旅行する際には、ぜひ乗車してみてくださいね。
- 七尾線観光列車 花嫁のれん号
- 金沢市 / 乗り物 / 女子旅
- 住所:金沢駅~和倉温泉駅地図で見る
- Web:https://www.jr-odekake.net/navi/kankou/hanayomenor...