飛行機でひとっ飛び!の旅も良いけれど、のんびりゆったり、潮風に吹かれながらの船旅はいかがですか?飛行機と比べてちょっと面倒そうな気がしますが、挑戦してみると意外に簡単便利でお気楽な旅が楽しめます。
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新日本海フェリーとは?
新日本海フェリーは1969年に設立されたフェリー運航会社です。その名の通り、京都府舞鶴、福井県敦賀、新潟、秋田、北海道の小樽、苫小牧東港の日本海側主要港6か所を寄港地としています。
2017年3月と6月には、新潟=小樽間を運航する「らべんだあ」と「あざれあ」が、それぞれ新造されました。
運賃は?
運賃は、就航日や客室クラス、車両によって異なります。通常の期間A、GWや夏休みなどの期間B、繁忙期の期間Cで料金が設定されています。客室クラスは、スィートをはじめ、デラックスAや、ツーリストS・A・Bなどがあり、その中でも洋室や和室などに分かれています。人気のお部屋は早い段階で予約されてしまうので、早めのご予約をお勧めします。
往復チケットを購入すると、期間AとBに限り往復割引が適用され復路が1割引となります。他にも、季節に応じてお得な割引プランが発表されるので、ご利用の際は公式HPを要チェックです。
参考までに、大人2名が夏の期間Aに車両3m未満の車で乗船、客室はツーリストAを指定した場合の金額は、最長航路(21時間)の舞鶴=小樽間で合計¥45,400となります。(2024年6月現在)
就航時間は?
舞鶴=小樽が21時間、敦賀=苫小牧東港が20時間、新潟=小樽が約16時間、秋田=苫小牧東港が約11時間、敦賀=新潟が約12時間、新潟=秋田7時間となります。(経由地を含まない場合)
予約&支払い方法
空席照会や予約は、フェリーターミナルの窓口や予約センターへの電話のほか、公式サイトでの申し込みも可能です。オンラインで予約する場合は、事前に利用者登録を行います。予約の受付は2ヶ月前から始まります。お支払いは、クレジットカード決済のほか、コンビニ払いや銀行ATM払いにも対応しています。
フェリーの楽しさ紹介
景色を楽しむ
どこまでも続く水平線と、目の前に広がる大海原、日常の景色と違った風景を楽しみましょう。お天気なら、デッキで過ごすのも快適です。夕暮れ時から、陽が沈むまで時間を忘れて過ごすのも船ならではの過ごし方です。退屈しそうだなと思われる方は、お気に入りの本などを持ち込むのも良いでしょう。
館内の施設
船によっては、ゲームルームやスポーツコーナー、無料で映画を楽しめるコンファレンスルームや、船内から座って景色を楽しめるフォワードサロンなど設置されています。グループでカラオケやビデオを楽しめるアミューズボックスなどもあります(有料)。
季節によっては、船内ビンゴ大会などのイベントが開催される場合もあるので、ぜひ参加してみてください。他にも、寄港地のお土産や特産品、フェリーのオリジナルグッズなどを扱うショップもあるのでのぞいてみたいですね。
船の上の大浴場
船内で浴槽に入れる、しかも海を眺めながらの大浴場というのも新鮮です。大浴場には、リンスインシャンプー、ボディーソープが完備されています。バスタオルは有料でレンタル可能。極めつけは、浴槽の中でゆら~りと揺られながら入るお風呂、不思議な感覚なので、ぜひ体験して頂きたいことの一つです。
船上グルメを楽しむ
船上では、予算や希望に応じて、食事が楽しめます。ワンランクアップのグリルメニュー(予約制)を楽しむこともできますし、カジュアルにカフェテリア方式でお好きなメニューをチョイスすることもできます。他にも、ライスバーガーやソフトクリームなどを扱うカフェもありますし、自販機も設置されています。
さいごに
お目当ての観光スポットと寄港地の距離にもよりますが、長距離を長時間運転するよりも、乗船してから到着するまでリラックスして過ごせるので、ドライバーの負担が軽くなると思います。また、乗りなれた自家用車を持ち込むことで、レンタカーを借りる手続きなど時間ロスもなく、お土産や荷物を載せたままでいられるのも楽ちんです。
前出の新造船「あざれあ」と「らべんだあ」は、露天風呂やサウナ、Wifiの設置、ワンちゃんを遊ばせるドッグフィールドや、ワンちゃんと泊まれるウィズペットルームが設置されるなど、快適性も注目度もアップです。たまには、フェリーの旅、検討してみてはいかがでしょうか?