まるで昔話の世界！京都「美山かやぶきの里」を散策

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• 美山かやぶきの里とは
• かやぶきの里を散策してみよう
•    稲荷神社のトチの巨木
•    美山民俗資料館
•    かやぶきの里 悠々ひろば
•    お土産処かやの里
• 道の駅に立ち寄ろう
•    ふらっと美山
•    美山のめぐみ牛乳工房
• 美山かやぶきの里へのアクセス
•    公共交通機関で
•    車で
• おわりに

美山かやぶきの里とは

• 写真：ゆきたか

「美山かやぶきの里」は、京都府南丹市美山町にある、かやぶき家屋の集落です。美山町にはかやぶきの家屋が残っている地区がありますが、「北」というこちらの集落は、50戸の家屋のうち、39戸がかやぶきとなっています。日本の原風景とも言えそうな美しい景観を保つ集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

かやぶきの里を散策してみよう

• 写真：ゆきたか

風情あるかやぶきの里を歩いてみましょう。小さな集落ですが、飲食店や資料館もあるので、気軽に散策が楽しめますよ。

稲荷神社のトチの巨木

• 写真：ゆきたか

集落内にある稲荷神社の境内には、トチの巨木があります。樹高は約25メートルで、樹齢は約400年以上と言われています。これほど大きなトチの木が人里にあることは珍しいそうで、南丹市の天然記念物にも指定されています。集落が見渡せる道路からも眺められます。

美山民俗資料館

• 写真：ゆきたか

美山民俗資料館は、かやぶきの家屋や、美山の暮らしについて学べる資料館です。約200年前のこの地の農家の建物が忠実に再現された館内では、昔使われていた農機具、生活用具が多数展示されています。受付では地元のおばあちゃんが迎えてくれ、田舎の実家に帰ったような気持ちにさせてくれます。

• 写真：ゆきたか

資料館では、母屋、納屋、蔵が公開されています。階段を登ると二階に上がれ、かやぶき屋根を裏側から見ることができます。階段は狭くて急ですが、縄でしっかりと編まれた骨組みと、その上に葺かれたカヤをぜひ近くで見てみてください。

• 写真：ゆきたか

昔のお風呂や便所もあります。現在のものと比べると、簡素で素朴な感じがしますね。すぐそばの縁側からは、かやぶきの集落や山の景色を眺めることができます。薬草茶をいただきながら座っていると、とても落ち着いた気分になりますよ。

かやぶきの里 悠々ひろば

• 写真：ゆきたか

悠々ひろばは、かやぶきの集落を眺めながら食事ができるお店です。小さな食堂といった感じの店内で、うどんやそば、丼などの料理を気軽にいただくことができます。

• 写真：ゆきたか地どり、地卵を使った親子丼(750円)は味噌汁、漬け物付き。

こちらの親子丼(750円)は、京都・丹波の地どりと、地元美山の平飼い卵が使われているそうです。適度な歯ごたえがある地どりと、地卵の香ばしい味わいが特徴の親子丼は、つゆもたっぷりかけられており、美味しくいただけます。

お土産処かやの里

• 写真：ゆきたか

かやの里は、美山の特産品を販売しているお店です。地元で収穫されたお米や、漬け物などの加工品、木工品も豊富にそろっています。併設の「きび工房」で作ったお餅や団子、平飼い卵など、ここでしか買えないものもありますので、立ち寄ってみてください。

道の駅に立ち寄ろう

• 写真：ゆきたか

かやぶきの里を散策したあとは、道の駅にも立ち寄ってみませんか？道の駅「美山ふれあい広場」では、地元美山の新鮮な農作物や加工品、乳製品が販売されており、お土産物を買うのにちょうどよいスポットです。ここでは道の駅内にある2つの施設を紹介します。

ふらっと美山

• 写真：ゆきたか

ふらっと美山では、美山の特産品を多数取り揃えています。野菜や果物だけでなく、加工品や菓子、地元名産の「どぶろく」などもあり、多くの人がお土産を買うために立ち寄っています。午後からは特に観光客が多くなりますので、休日などは少し早めにお越しになると良さそうです。

美山のめぐみ牛乳工房

• 写真：ゆきたか

美山のめぐみ牛乳工房は、美山牛乳を使った商品を製造・販売しているお店です。新鮮な美山の牛乳を使ったジェラートやソフトクリームは人気があり、筆者が訪れたときにも、これらを買い求める人で行列ができていました。

• 写真：ゆきたか新鮮な牛乳の風味が存分に味わえるソフトクリーム(310円)

原料の配合から製造まで工房で行っているというソフトクリーム(310円)は、牛乳の味が口いっぱいに広がり、あっさりとした甘さとさっぱりとした後味が特徴です。美山牛乳ジェラート(シングル310円、ダブル360円)は、ミルク、ブルーベリー、緑茶、かぼちゃなどに加え、いちご、いちじく、栗など、季節限定のフレーバーもあるそうです。

美山かやぶきの里へのアクセス

公共交通機関で

京都駅からJR山陰本線の電車に乗車し、「日吉」駅で下車してください。こちらから南丹市営バスで知見口、美山町自然文化村方面行きに乗車します。道の駅「美山ふれあい広場」へは「安掛」バス停で、美山かやぶきの里へは「北(かやぶきの里)」で下車してください。平日などは山陰本線「園部」駅からもバスが出ています。時刻表などは南丹市ホームページでご確認ください。

京都京阪交通では、大阪、京都方面からの直通周遊バスも運行しています。季節運行で予約制ですが、乗り換えもなく、道の駅などにも立ち寄ってくれるので非常に便利です。詳しくは京都京阪交通のホームページをご覧ください。

車で

神戸・大阪方面からは、名神高速道路の大山崎ジャンクションから京都縦貫自動車道に入り、園部インターで下ります。京都府道19号を北上し、国道162号線に合流、「安掛」交差点で道なりに右折すればすぐ道の駅です。かやぶきの里へは、「安掛」交差点から京都府道38号へ入り、約10分で着きます。京都市街からは、国道162号線で北上しすることもできます。

おわりに

• 写真：ゆきたかかやぶきの里を流れる由良川

市街地から離れた「美山かやぶきの里」は、かやぶきの集落が残っているというだけでなく、透き通った川や小高い山々、そして田畑の美しい景色も魅力です。ぜひ散策をして、お気に入りの場所を見つけてみてくださいね。