イギリスには、映画の舞台となった場所が至るところにあります。今回は、イギリスを代表する映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のシーンを再現した人気の観光スポット、キングスクロス駅にある9と3/4番線をご紹介します。
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ロンドンで大人気の観光スポット「9と3/4番線」とは
1990年代のイギリスを舞台に描かれた魔法学校の映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の中で、「キングスクロス駅の9番線と10番線の間の壁にカートを押して、ハリーと仲間が消えていく」というシーンがあります。
そのシーンを再現したスポット「9と3/4番線」が、実際にキングスクロス駅にあり、多くの観光客が訪れます。
年末年始や夏休みシーズンには、写真を撮るために40人以上もの人が並んでいるので、時間に余裕を持って行きましょう。筆者はオフシーズンの時に訪れたため、並んでいたのは20人ほどですが、写真撮影をするのに1人あたり1〜2分はかかるため、それでも20分〜30分は待ちました。
キングスクロス駅へのアクセス
キングスクロス駅の西コンコースという場所に9と3/4番線があるので、まずはキングスクロス駅へ向かいましょう。
空の玄関ヒースロー空港からキングスクロス駅までは、ロンドン地下鉄のピカデリーラインで約1時間。値段は5ポンド(約680円)です。
ロンドン観光の中心地であるピカデリーサーカスからキングスクロス駅へ向かう場合も、同じくピカデリーラインを利用しましょう。所要時間は10分、値段は2.50ポンド(約340円)となります。
9と3/4番線は、キングスクロス駅内の何処にあるの?
ピカデリーラインに乗ってキングスクロス駅に到着したら、地上に上がり、西コンコースに向かいましょう。西コンコースの入り口から100mほど行くと、右手に9と3/4番線とハリポッターのオフィシャルショップが見えてきます。
オプションいっぱいの9と3/4番線で写真を撮ろう
9と3/4番線に並ぶと、カメラマンが写真を撮ってくれるオプションがあったり、映画の中を再現できるアイテムが貸し出されていたりします。
ブラウン、ネイビー、レッド、グリーンの中から好きな色のマフラーが選べて、杖も数本用意されているので、好きな杖を選んで撮影できます。希望があれば、全てのマフラーを付けて写真を撮ることも可能です。
また、撮影中はカメラマンからいろいろなポージングのリクエストもあるので、楽しんで撮影することができます。
撮影後は、左手にあるオフィシャルショップで撮影した写真をすぐ見ることができます。もちろん写真の販売もしており、欲しい人は最安値で9ポンド(約1,220円)から購入できます。
プロカメラマンの撮影以外にも、個人のカメラ等で写真を撮ることも可能です。友達同士で写真を撮り合っている観光客もいます。
オフィシャルショップでお土産を買おう
オフィシャルショップに入ると、右手で写真が販売されています。
その先にお土産が並んでいるのですが、「グリフィンドール」、「ハッフルパフ」、「レイブンクロー」、「スリザリン」の4つのエリアに分けられています。これは、映画の中でハリーが魔法学校に入学した際の4つのクラス分けにちなんだものです。
映画内で出てくる杖、洋服、コインなどのアイテムはもちろんですが、「9と3/4」と書いてあるパーカーや、オフィシャルショップ限定のオシャレなオリジナルTシャツなども販売されています。
また、入って左奥には、2016年に公開された映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のコーナーもあるので、この映画の商品も一緒に購入することが可能です。
映画で実際使われたキングスクロス駅の外観とは
映画でキングスクロス駅として使われている駅は、実際はキングスクロス駅ではなく、そのすぐ隣にあるセントパンクラス駅。キングスクロス駅の正面出口を出て右手にあるので、9と3/4番線と合わせて見学することが可能です。
目の前の信号を渡って、ぜひセントパンクラス駅全体を見渡してみてくださいね。