毎年春と秋に開催される益子陶器市をご存知ですか?栃木県益子市で開催されるこちらの陶器市は、関東最大級!出店数は約50店舗以上、会場内には約500ものテントが立ち並び、毎年60万人ほどの観光客で賑わっています。今回は秋に参加した陶器市をもとに、チェックして欲しいポイントや回り方をお伝えします!同市はゴールデンウィークにも開催されますので、ぜひともチェックしてくださいね。
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そもそも益子焼(ましこやき)ってどういうもの?
日本にはそれぞれ各地名産の陶器がありますよね。益子焼(ましこやき)とは、栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とした陶器。一般的に益子焼とは、砂気が多くゴツゴツとした土の質感が特徴でぼてっとした重厚感があります。そのことから伝統的に土鍋や土瓶、片口といった、肉厚な陶器に使われることが多いようです!
益子陶器市は益子焼だけではありませんよ♪
「益子陶器市」と名を打っていますが、実際足を運んでみると、伝統的な益子焼はもちろんのこと、ユニークな形や洋食器のような色柄の陶器もたくさん!
さながら、陶器の祭典と言ったところでしょうか。作家さんたちに伺ったところ、昨今ではネットで自由、かつ簡単に、使用したい土地の土を購入出来るようになり、作家さん自身で土を混ぜてオリジナルの素材を作ったりしているそう!時代の移り変わりとともに、作家さんたちのオリジナリティもどんどん広がっているのです。
益子陶器市へ行こう!
そんな益子焼を購入できる陶器市は毎年ゴールデンウィークと秋に開催されます。2019年春は、4月27日(土)~5月6日(月・祝)の予定です。今回は2018年秋の様子をご紹介します♪
まずは陶器市のMAPをゲット
後述するバスツアーに参加した場合はガイドさんが配ってくださることもありますが、陶器市の至る所に陶器市MAPが置いてありますので、ぜひ手に入れましょう。こちらのMAPには駐車場、トイレ等の情報はもちろん、出店しているお店の情報や飲食店の情報が細かく載っています。お目当ての作家さんがいる場合はこちらのMAPでチェックしましょう♪
スタートは巨大たぬきさんから♪
たぬきさんは陶器市を行き交う人々を見守る、益子市のシンボルのようです。こちらは記念写真スポットでもありますよ。
たぬきさんは上写真の星印、益子焼窯元共販センターに建っています。当センターを中心に、北東側に進む里山通り(上写真:青い部分)、西側に進む城内坂通り(上写真:赤い部分)の二手に分かれ、通り沿いにずらーーっとお店やテントが並びます。
陶器市のメインは城内坂通り
通りを挟み、左右の歩道にお店やテントが立ち並びます。筆者はまず最初に城内通りを一通りぐるっと回りました。その後、中間地点の益子焼窯元共販センターまでいったん引き返します。その後、余った時間で逆側の里山通りを回りました。
あまりの素敵なお皿達にあのテントも、こっちのテントも…と寄り道をしまくった筆者ですが、滞在した5時間の間で十分満喫できましたよ♪
作家テントは要チェック!
MAPを見るとアルファベットで表記のある、作家テントが所々に設置されています。
ここは陶芸作家さんたちの作品が集まるテントです。
あれ、こんなところに?!と思うほどさりげなくあったりしますので、通り過ぎないよう、地図を見ながら見つけてくださいね。
- 写真:トラベルライター本当に看板がさりげないんです。もう少し主張してほしい!笑
- 写真:トラベルライターこのテントも、初めは気付かず通り過ぎました^^;
- 写真:トラベルライター作家テントのエリアはどこも賑わっています
作家さんたちの作品は、どの陶器も素敵なものばかり。
形が面白く、デザインや質感、色が一味変わったものがたくさん見つかるスポットです!作家さんの作品でもリーズナブルなものは1,000円台からあります。 もちろんそれ以下のものも♪
デイリーに使いそうなデザインのものはどれも手が届くお値段でしたので、ご安心くださいね。
その陶器を制作された作家さんとお話するチャンスも!
作家さんご本人が作品を販売されているテントも多くあります。
どのような思いで作られたのか、柄の意味や特徴はどういうものか。
作り手さんから直接誕生のストーリーを聞けるなんて、なかなか出来ない珍しい機会と思いませんか♪ これこそ陶器市ならではの醍醐味と言えますね!お話をきくと、使うときにその話を思い出すことができ、いっそう購入したお皿に愛着がわくのも嬉しいポイントです♪