七飯町(亀田郡)

【北海道】大沼の美食と絶景を満喫!湖上テラスで優雅なクルーズランチ

取材・写真・文:

北海道在住
訪問エリア:47都道府県

2021年10月21日更新

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函館から30分という好アクセスの場所にある大沼国定公園。一年を通してアウトドアスポーツやアクティビティなどの体験観光が楽しめるため、ファミリー層には特に人気のスポットです。秀峰・駒ヶ岳(こまがたけ)を仰ぐ景色も抜群ですが、景色を見るだけで終わってしまってはいませんか?今回はアウトドアやアクティビティは苦手・・・と言う人でも優雅な時間を過ごせるレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」にある湖上テラスでのクルーズランチを動画付きでご紹介いたします!

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大沼国定公園とは

北海道亀田郡七飯(ななえ)町にある大沼国定公園は、秀峰・駒ヶ岳(こまがたけ)を仰ぎ見ることができる道南随一の絶景スポット。活火山でもある駒ヶ岳の火山活動によってできた大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼など複数の湖沼を、すべて総称して「大沼」と呼ぶことが一般的です。

入り組んだ複雑な形をした湖沼に、大小さまざまな小島が126も浮かんでいる姿は北海道では珍しく、日本三景の一つ「松島」をも彷彿とさせる景観といっても過言ではないでしょう。

夏は橋を渡って小島を散策するトレッキングや、サイクリングに遊覧船、カヌー、釣り堀など、冬はスノーモービルやスノーチューブ、スノーシューにわかさぎ釣りと、一年を通してアウトドアや各種アクティビティが楽しめるのも大沼の魅力の一つ。

函館から車で30分というアクセスの良さもあって、ファミリー層や道外からの観光客にも人気です。函館を拠点にした2泊3日程度の旅行なら、一日は大沼観光を楽しむというのもおすすめです。

なかには、アウトドアやアクティビティは苦手・・・という方や、オシャレをしてヒールのある靴やワンピースで来てしまったのでアウトドアはちょっと・・・という方もいらっしゃるでしょう。さらには、大沼名物「大沼だんご」さえ食べられれば満足という方もいるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが湖上テラスで優雅なひとときを過ごすことができる絶景クルーズランチ。せっかくの大沼の大自然をただ見るだけではもったいない!湖上に出て大沼の自然を体感しながら、優雅なランチタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

大沼国定公園
七飯町(亀田郡) / 自然・景勝地 / 紅葉 / 春のおすすめ観光スポット / 秋のおすすめ観光スポット / 観光名所 / 冬のおすすめ観光スポット
住所:北海道亀田郡七飯町大沼町地図で見る
電話:0138-67-2170
Web:http://onumakouen.com/

レストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」で優雅な湖上クルーズを

大沼のほとりに立地している湖畔のカフェレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」では5月中旬~10月末まで、湖上クルーズを運航しています。所要時間は約30分で、ランチのほかにデザートやドリンクだけの乗船も可能です。

  • ランチクルーズ/2,915円(クルーズ用ランチ+ドリンク+乗船料)
  • デザートクルーズ/2,530円(ケーキ+ドリンク+乗船料)
  • ドリンククルーズ/1,980円(ドリンク+乗船料)

時間は11時の出航から1時間おきに15時まで運航。所要時間も30分と短いので、札幌・千歳方面から函館へと向かっている方でも、ドライブの休憩がてら気軽に立ち寄ることが可能です。

どんな絶景を堪能することができるのか、雰囲気のわかる短い動画をご用意いたしましたので、まずはこちらをご覧ください!

動画でもご覧いただいたとおり、パラソル付きのウッドデッキがそのまま大沼の湖上へと漕ぎ出します。

筆者が訪れたのは夏の盛りの暑い時期で、昨今の気候変動もあり30度を優に超える日差しの強い日でした。こんな時に逃げ場のない炎天下でクルーズなんてしても大丈夫だろうかと少し不安もあったのですが、湖上に出れば風が心地よく、暑さを忘れるほどの清々しさを感じることができました。

大きめのパラソルが日陰を作ってくれるので、強い日差しに晒されることもありません。ゆっくりと流れる大沼の景色、水面に咲くスイレンの花、ダイナミックに現れる駒ヶ岳の佇まいなど、30分ではもの足りないくらい贅沢な時間が過ごせます。

5月には初夏の爽やかな緑を、10月にはようやく色付いてきた道南の遅い紅葉が楽しめることでしょう。前述したとおり風を感じて実際の気温より少し涼しく感じると思いますので、春先や秋口には一枚羽織るものを持って乗船するのがおすすめです。また、乗り物酔いしやすい人は酔い止めの薬を飲んでおいた方が無難でしょう。

湖上クルーズのランチメニュー

湖上クルーズでいただけるランチメニューは食べやすいワンプレートになっています。筆者が訪れた8月のメニューは特製ナポリタンかスープカレーを選ぶことができました。どちらも地元産の食材がたっぷり使われた特製ランチで、さすが大沼の人気レストランと言える一皿でした。

流れる景色を眺めたり、駒ヶ岳が美しく見えるポイントで撮影などしていると所用時間の30分は想像以上にあっという間!食べて、撮って、食べて、飲んでと、とても慌ただしかったため、ゆっくりとした時間を過ごしたり、写真や動画の撮影の方に時間を割きたい方はデザートクルーズやドリンククルーズの方が良いかもしれません。

クルーズを終えてから、あるいはクルーズの前に、レストランで自慢の料理に舌鼓を打つという方法もあります。クルーズ用ランチとは異なるメニューが用意されていますよ。

余談になりますが、筆者が利用した際にはほかのお客さまがいなかったため、船長さんが一番の絶景スポットで写真を撮ってくれたり、大沼の魅力を教えてくれたりと、とても気さくに接してくださいました。夫婦やカップルで訪れて二人の写真を撮ってもらいたい場合など、ほかのお客さまの迷惑にならないようでしたらお願いしてみても良いかもしれません!

湖上クルーズをされない方は

レストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」は湖上クルーズをされない方にとっても魅力的なレストランです。大沼のほとりに立地しているため窓からの景色は抜群!もちろん、駒ヶ岳も見ることができます。

内装はオシャレなログハウス風で、オープンテラスの席もあります。お料理にも定評があり、近隣市町村の食材を使用した北斗産渡り蟹のトマトクリームパスタ(2,200円)や大沼牛ビーフシチュー(2,200円)、森産ひこま豚ポークジンジャー(1,815円)などが人気です。

最近では七飯産のりんごを使用したアップルパイ(自家製ミルクアイス添え)も大好評。お取り寄せやテイクアウトも可能なので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。(こちらのレストランは11月以降もオープンしています)

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この記事を書いたトラベルライター

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旅行情報誌の編集者(エディター)を皮切りに、コピーライター、ディレクター、デザイナーなどのカタカナ職種を歴任。旅行や観光とは切っても切れない関係で、カメラマンの夫とともに年間100泊近い出張&プライベート旅行をしながら、旅するように暮らしています。

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