【オランダ】ゴーダ伝統のチーズ市場を楽しむ

この記事の目次表示

• ゴーダ・チーズ市場
•    チーズ市場見学の流れ
• ゴーダ・ワーグ【De Goudse Waag】
• チーズ市場周辺の屋外マーケット
• ゴーダ旧市庁舎【Stadhuys Gouda】
• ゴーダへのアクセス
• 最後に

ゴーダ・チーズ市場

• 写真：トラベルライターゴーダ・チーズ市場

長い歴史のあるゴーダのチーズ市場は14世紀から始まり、近年まで実際にチーズの取引が行われていました。1987年以降になると観光の名物として、伝統のチーズ市場がどのように行われていたのか、酪農家と商人たちが値段交渉する昔ながらの様子を実際に見ることができるようになりました。

チーズ市場はゴーダ観光の目玉にもなっていて、毎年4月から8月末にかけて毎週木曜日の10時から12時半に、街の中心部でもあるマルクト広場で開催されます。

チーズ市場見学の流れ

• 写真：トラベルライターゴーダ・チーズ市場の開始

会場となるゴーダのマルクト広場には、チーズを運ぶ馬車やチーズガール、チーズ商人達が勢揃いしており、午前10時になると市庁舎にある鐘が鳴らされチーズ市場の開催を告げます。会場ではアナウンサーが英語も用いて、ゴーダの街やチーズ市場についての説明が随時行われます。

• 写真：トラベルライター商人がチーズを叩いて出来具合を調べる
• 写真：トラベルライターゴーダ・チーズ市場での値段交渉

青い服を着たのがチーズの生産者(酪農家)、そして白衣を身にまとっているのが商人です。商人はチーズを叩いたり一部を抜き取り試食をしてチーズの出来具合いを調べます。

そして、値段交渉が始まり酪農家と商人は、お互いの手を叩きながら値段を交渉します。そして納得のいく値段が決まったら握手をして交渉成立。生産者と商人との値段交渉のやりとりはオランダ語ですが、見ているだけでも活気が伝わってきます。

• 写真：トラベルライターゴーダチーズを馬車に積む
• 写真：トラベルライター馬車でチーズを運搬

その後、チーズは馬車の荷台に乗せられて計量所のワーグへと向かいます。ここでは、昔から使われている天秤を使用してチーズの計測が行われます。

• 写真：トラベルライターチーズの計量

計量を終えたチーズは再び運び出され出荷されます。このように、昔からの伝統的なチーズ市場の様子を再現してくれているので、イベントの開催中は見学する場所を変えて、いろんなところを見て回ると楽しめます！

• 写真：トラベルライターチーズガールとの記念撮影

チーズ市場が開催されている間、民族衣装を着たチーズガールは一緒に写真撮影もしてくれるので、彼女たちと記念に一枚撮ってみてはどうでしょうか！

さて、チーズ市場の魅力をお伝えしたところで、次にチーズ市場周辺の見どころもあわせてご紹介していきましょう。

ゴーダ・ワーグ【De Goudse Waag】

• 写真：トラベルライターデ・ワーグ

先ほども登場しましたが、1668年に建てられた歴史的建造物の「ワーグ」では、チーズの計量が行われていました。ワーグ(Waag)とは天秤・計量所という意味で、大きな天秤が建物の中に設置されています。

• 写真：トラベルライターワーグ正面にある浮き彫り

建物の正面上部にある浮き彫りには、天秤にチーズをのせて計量する様子も伺えます。

• 写真：トラベルライターワーグにあるお土産
• 写真：トラベルライターワーグでチーズの販売

現在、この建物の中はチーズの博物館と地元の観光案内所が設けられています。街の観光情報を得ることができるのと、チーズや工芸品などのお土産も取り揃えてあるので、ゴーダに訪れた際には是非立ち寄っておきたい場所ですね！

• 写真：トラベルライター計量所・ワーグの中の様子

チーズ市場が開催されている時には、昔ながらの方法でチーズを計量する様子を見ることもできます。

チーズ市場周辺の屋外マーケット

• 写真：トラベルライター屋外マーケットでチーズの販売
• 写真：トラベルライター新鮮なフルーツの販売

チーズ市場が行われる日には、広場いっぱいに屋台が立ち並び、屋外マーケットも開催されています。

• 写真：トラベルライター屋外マーケットの小物店
• 写真：トラベルライターマーケットでの骨董品

チーズはもちろんのこと、他には新鮮な野菜や果物、パン屋お菓子、衣類、アンティーク、雑貨なども販売しており、まさにマーケット天国となっていてとても楽しめます！

• 写真：トラベルライター屋台でスナックの販売

オランダ名物のハーリン(ニシンのマリネ)や、ポファチェス(小さなパンケーキ)、オリボーレン(オランダ版ドーナッツ)なども、その場で作って販売しているので、おやつ代わりの軽食にも最適です！

なお、この広場での屋外マーケットは、チーズ市場が行われていない時期でも、毎週木曜日と土曜日に開催されています。

ゴーダ旧市庁舎【Stadhuys Gouda】

• 写真：トラベルライターゴーダ・市庁舎

街の中心部にあるマルクト広場の真ん中に位置する旧市庁舎は、15世紀に建てられたオランダでは最古のゴシック様式の市庁舎建造物であると言われてます。ゴーダにはいくつかの歴史的建造物がありますが、ワーグの建物と並んで中世の雰囲気を強く感じさせてくれます。

• 写真：トラベルライター市庁舎前で開催されるチーズ市場

チーズ市場が開催される時には、市庁舎を取り囲むように屋外マーケットが出ており、たくさんのお店で活気に満ちています。この建物は主に、結婚式やパーティ、会社のミーティングなどにも使用されていて、特に結婚式を挙げるのには魅力的な場所となっています。

ゴーダへのアクセス

• 写真：トラベルライターゴーダ駅

ゴーダへは鉄道がアクセスしていて、アムステルダムからは約1時間、ロッテルダムからならば約20分で行くことができます。鉄道にてゴーダ駅(Gouda)で降り、そこからチーズ市場が開催しているマルクト広場まで徒歩で約10分です。

最後に

• 写真：トラベルライターゴーダチーズ市場

ゴーダのチーズ市場は観光用のイベントになっていますが、それでも昔からの伝統の姿を今に伝えてくれています。世界各地からたくさんの観光客が訪れますが、日本語で「チーズ市」とも表記されているので、日本からの人気の高さも伺えます。

チーズ市場を見て楽しむのも良いですし、屋外マーケットを見て回りお土産を探すのも面白いですよ！