鉄道は、旅行においてとても便利な移動手段の一つです。そしてオランダは、ヨーロッパの中でも鉄道路線が充実しており、たくさんの人に利用されている重要な交通手段です。ここでは、オランダで鉄道を利用する際に必要な切符の購入方法や乗り方、簡単に役立つ知識もお伝えしていきます。
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はじめに
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、2020年6月1日より鉄道も含め、オランダの公共交通機関を利用する際には、マスクの着用が義務付けとなりました。(終了時期未定)
切符の購入方法
オランダで切符を購入するのには、ふた通りの方法があります。ひとつは、駅の窓口(サービスカウンター)での購入、そして、もう一つは自動券売機での購入です。
駅の窓口での購入
主要都市にある大きな駅には、有人の窓口 (Train tickets & Services) が設けられています。窓口でスタッフが、英語で対応してくれますので簡単に切符を購入できます。現金、デビットカード、クレジットカードでの支払いが可能です。
自動券売機で切符の購入
オランダの主要都市以外の駅は無人ですので、自動券売機を利用します。(有人の窓口がある駅にも自動券売機は設置されています)支払い方法は窓口で購入する場合と同じく、現金、デビットカード、クレジットカード利用が可能です。
自動券売機は大きな黄色と青色の機械で、左上の写真は現金(コイン)の使用が可能で、右上の写真はカード専用です。操作はタッチスクリーンとなっています。では、切符の購入方法を順に見ていきましょう!
⑴ スクリーン左下で言語(英語)を選択'' 【English 又は、Nederlands】
スキポール空港とアムステルダム駅では、すでに英語の表示になっている場合があります。
⑵ 片道切符か往復切符かを選択【One-way 又は、Day-return】
なお、スキポール空港からアムステルダムへ行く場合、スキポール空港の自動券売機ではすでに初期画面でアムステルダム行きの表示 (I want to go to Amsterdam) がありますので、⑶の操作をする必要はありません。
アムステルダム行きを選ぶと、下の画面になります!
この画面は、大人1人・片道・セカンドクラス(普通座席)の設定となっています。変更がなければ、操作⑺へ進んで下さい。
⑶ 行き先の駅名を選択
駅名の頭文字から検索します。なお、主要駅名はすでに表示されてます。
⑷ ファーストクラスまたは、セカンドクラスを選択【1st class 又は、2nd class】
- ファーストクラス:一階級上のクラスで座席もゆったりとしていますが、料金も割高になります。車両には大きな数字で「1」と表示されています。車内の座席は「赤い色」です。
- セカンドクラス:一般料金で利用できる普通座席のクラスです。車両には大きな数字で「2」と表示されています。車内の座席は「青い色」です。
⑸ 使用日程を選択: 本日分、または後日【Valid today 又は、Other travel date】
切符を使用する日付は当日か後日かを選べますので、後日使用する場合でも事前に日付を指定して購入する事ができます。
⑹ 乗車券の枚数を選択
最大4枚まで、まとめて購入できます。
⑺ 支払い方法の選択
以下の3つの中から利用する支払い方法を選択します。
- Maestro / V PAY(デビットカードの意味です。)
- Visa / Mastercard(クレジットカードです。)
- Coins(現金、コインのみです。)
Visaカード、マスターカード、そしてアメリカンエクスプレスカードも使用できます。
⑻ 決済
現金の場合は、タッチスクリーン右上のコイン投入口から入金します。ピッタリの金額でなくても、お釣りは出てきます。
カード決済の場合は、画面の右隣にカード用の操作板があります。操作方法は以下の通りです。
① カードを挿入:表向きにカードのチップのある方から挿入します。
② 小さいキーボードで4桁の暗証番号をタイプ、そして右下の緑色の「OK」を押します。
③ 決済を終えたら、カードを取り除きます。
⑼ 発券
支払いが済むと、スクリーン下の枠に切符が出てきます。
なお、オランダの切符は、ICチップが内蔵されており駅の改札を通る際にスキャンをします。そのため、切符は単なる紙切れでないので、運賃に加えて1ユーロ(約126円)追加されます。
お得な往復切符
もし、同じ日に出掛けて戻って来るのでしたら、往復きっぷを購入した方がお得です。
例ですが、スキポール空港とアムステルダム駅間の片道料金は5.5ユーロ(約693円)ですが、往復ですと10ユーロ(約1,260円)です。
※2019年1月より運賃が変更となりました。