京都市中京区にある「京都芸術センター」は、残念ながら廃校になってしまった明倫小学校跡地と校舎を利用してできた、複合文化施設です。芸術振興を目的として設立されており、センター内は資料室や芸術作品展示場所等に使われているほか、喫茶店も入っています。施設の中に一歩足を踏み入れれば、懐かしい小学生の頃の思い出が蘇ってくる、そんな京都芸術センターの内部を冒険してみましょう。
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いざ学校探検!
正門をくぐって、京都芸術センターへ登校です。すぐに学校のアイドル?「二宮金次郎」が出迎えてくれます。当然ながら、本日も本を読んで勉強しています。小学校の面影をすぐに感じ取ることが出来ます。
今にも、「廊下を走ってはいけません!」という先生の声が聞こえてきそうです。もちろん、京都芸術センター内も走り回ってはいけません。木でできた廊下を見ると、小学生時代を思い出しますね。センター内は一部の場所を除き、自由に見学することが出来ます。
教室にも入ることが出来ます。学習机などは無いものの、教室の面影はしっかり残っています。教室はそれぞれ、「資料室」、「作品展示場所」などに利用されています。
グラウンドも残っており、今では市民の憩いの場として活用されています。グラウンドを見渡すとドッジボールや鬼ごっこをした思い出が蘇りますね。自然とノスタルジックな気分になってしまいます。
様々なアーティストの作品も見ることができる!
京都芸術センターは芸術促進の拠点場所である為、様々なアーティスト達が作品を展示しています。写真撮影が出来る作品等もあります。また、無料で鑑賞できる展示会なども開催されているので、学校探検に疲れてしまったら、芸能作品を堪能するのも良いでしょう。
「人間はなぜ創作するのか」をコンセプトに作成された作品です。アーティストの視点はどのようになっているのでしょうか。個性的で非常にユニークな作品です。
「地球の歩き方」が並んでいる!と思ったら、手書きで帯が書かれている作品でした。次はどこに旅行へ行こうかな~?
日程:2017年5月25日 (木) - 2017年7月2日 (日)
回覧時間:10:00-20:00
観覧料:無料
学校の中にはカフェがある!
教室の番号では無く、「カフェ」と書かれた入り口。ここは京都芸術センター内にある「前田珈琲-明倫店」です。様々な種類のコーヒーと、サンドイッチ、カレーライス、ナポリタンなどの軽食も揃う、 正真正銘の喫茶店なのです。
教室をそのまま活用した店内は、どこか懐かしく、時間が止まってしまったような空間です。小学生時代に教室内でコーヒーを飲むことを想像できたでしょうか?
平日と日曜日のランチタイムに二度訪れましたが、どちらもお客様が沢山いました。テラス席もあり、天気の良い日には外での飲食も楽しめます。
絶品!「赤味噌オムハヤシライス」
名物、赤味噌オムハヤシライスです(税込840円)。赤味噌とハヤシライスの珍しいコラボレーションです。口に含むと意外とあっさりとした味わいの赤味噌に、トマトの酸味が効いた絶品です。また、卵に包まれたライスとルーが非常に合うのです。ボリュームもある為、男性であっても満足感があります。前田珈琲-明倫店に訪れたら一度は必ず食べるべき一品です。
- 前田珈琲 明倫店
- 二条・烏丸・河原町 / カフェ・喫茶店 / ランチ / パフェ
- 住所:京都府京都市中京区山伏山町546-2地図で見る
- Web:http://www.maedacoffee.com/?page_id=60
最後に
「京都芸術センター」は、124年という長い歴史があった、明倫小学校跡地と校舎をそのまま活用した施設なので、中を回ると歴史の重みを感じることが出来ます。今後も芸術センターとして、長く活動してほしいですね。
また、多くのボランティアスタッフが京都芸術センターの活動を支えています。公式サイトではボランティアスタッフを募集をしていますので(2017年6月時点)、興味がある人は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
- 京都芸術センター
- 二条・烏丸・河原町 / その他スポット
- 住所:京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2地図で見る
- Web:http://www.kac.or.jp/