小笠原諸島
小笠原諸島観光
都心から南へ約1,000Kmのところにある世界遺産の諸島

24時間船の旅!おがさわら丸に乗船しよう!!

取材・写真・文:

愛知在住
訪問エリア:47都道府県

2018年6月29日更新

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写真:ひさし

東京の竹芝と小笠原諸島の父島を24時間で運行する「おがさわら丸」。丸一日船の中は長く感じるかもしれませんが、設備も充実しており、ゆっくり気ままな船旅が楽しめます。今回は太平洋の上で過ごす「おがさわら丸」の船旅を紹介します。

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竹芝埠頭

  • 写真:ひさし竹芝埠頭

おがさわら丸が出港する港です。父島行きは概ね11時出港で、出港の90分前から乗船の手続きができます。ターミナルには発券窓口の他、案内所や売店などもあり、出港までの待ち時間に島の情報収集もできます。

JR浜松町駅から徒歩約10分、ゆりかもめ線の竹芝駅からはすぐです。

  • 写真:ひさし竹芝埠頭
竹芝桟橋
浜松町・田町 / 駅・空港・ターミナル
住所:東京都港区海岸1 竹芝桟橋地図で見る

船内の設備

船室

船室は特等室から2等和室(エコノミー)まで6段階あります。予算や目的にあわせて客室を予約しましょう。

  • 写真:ひさし船室(2等エコノミーベット)
  • 写真:ひさし船室(2等エコノミー)

インフォメーション

船内4階にあります。乗船中の船の情報源です。不明な点などあれば尋ねるといいでしょう。カウンター横には日の入り・日の出の時間案内が出されているので、船から夕陽や朝日を楽しむ参考になります。

  • 写真:ひさしインフォメーション

ショップ

ドリンクやカップ麺、冷凍食品の他、おがさわら丸限定のグッズも購入できます。

  • 写真:ひさしショップドルフィン
  • 写真:ひさしショップドルフィン

レストラン

134席あるレストランでは、ラーメンやカレーライスなどファストフードメニューから定食まで様々なメニューが楽しめます。島の塩を使って焼いた島塩ステーキがおすすめです。

  • 写真:ひさしレストラン
  • 写真:ひさしレストラン(島塩ステーキ)

ラウンジ

船内7階にあるラウンジでは、太平洋の雄大な景色を眺めながら優雅な一時が楽しめます。ソフトドリンクにアルコールなど充実したドリンクメニューや、デザートなどのフードメニューも充実しています。

  • 写真:ひさしラウンジ
  • 写真:ひさしラウンジ

その他の設備

冷蔵ロッカーもありますので、冷蔵食品の持ち込みも可能です。

  • 写真:ひさし冷蔵ロッカー

貴重品は貴重品ボックスに預けておくと安心です。

  • 写真:ひさし貴重品ボックス

シャワールームには、ボディソープとシャンプーは設置されていますが、普段使いしている物を持ち込むのもいいでしょう。

  • 写真:ひさしシャワールーム

自販機も充実しています。料金も割高ではないので、ドリンク類などは買い込み過ぎ無いで、船内で購入してもいいでしょう。

  • 写真:ひさし自販機コーナー

電子レンジや給湯も備わっているので、カップ麺や冷凍食品もOKです。カップ麺は先に紹介したショップの他、自販機での販売もあります。

  • 写真:ひさし給湯室

船内のレストランやショップでは、交通系電子マネー(Suicaなど)が使用できます。乗船前にチャージしておくと便利です。船内ではチャージできませんので、必ず乗船前にチャージしておきましょう。

  • 写真:ひさし電子マネー案内

船内での過ごし方

食事は「船内の設備」でも紹介したように、メニューが充実したレストランもありますし、持ち込みもできますので心配はいりません。

甲板に出て船の上からの風景を眺めたり、潮風を感じるのも船旅ならではの楽しみ方でしょう。船室でおもいきり昼寝をしたり、普段できない事に時間を使うのもいいでしょう。

ビールなどを飲みながらゆっくりと過ごすのも、船旅ならではの素敵なひと時です。本やクロスワードなどの持参もおすすめします。グループ旅行なら、トランプなど複数人で楽しめるゲームもあると楽しめると思います。

  • 写真:ひさし甲板

出港後間もなく、島での過ごし方などを紹介してくれるブースが開設される他、パネル展示もあり小笠原諸島に関する情報収集もできます。

  • 写真:ひさし島案内ブース
  • 写真:ひさしパネル紹介

また、船内各所に乗船記念のスタンプが設置されていますので、船内を散策しながらスタンプ収集も楽しみの一つです。船内ショップでスタンプ専用の冊子も販売しており、冊子を買ってスタンプを集めれば素敵な記念の品になります。

  • 写真:ひさし船内スタンプ

小笠原諸島が近づくと、船員の方が甲板でガイドをしてくれます。また、おがさわら丸オリジナルのガチャガチャ(小笠原の動物が全8種類)を試してみるのもおすすめです。

  • 写真:ひさし甲板ガイド
  • 写真:ひさしガチャガチャ

太平洋上では携帯の電波は繋がらないので、スマホの利用はあまり期待しないでください。

  • 写真:ひさし公衆電話

船内からの風景

出港後しばらくは東京の街の風景が楽しめます。スカイツリーや東京タワーなど東京の名所を船上から望める他、レインボーブリッジを下から見上げる事ができます。

  • 写真:ひさし風景(スカイツリー)
  • 写真:ひさし風景(東京タワー)
  • 写真:ひさし風景(レインボーブリッジ)

外洋に出ると途中、八丈島など伊豆諸島の島々が眺められます。

  • 写真:ひさし風景(八丈島)

天気がよければ甲板に出て太平洋に沈む夕陽や、早起きして太平洋から昇る朝日を楽しんでください。

  • 写真:ひさし風景(朝焼け)
  • 写真:ひさし風景(朝焼け)

小笠原諸島の島々が見えて来たら間もなく船旅も終了です。青い海に浮かぶ父島の風景を楽しみましょう。運がよければイルカにも出会えるかもしれません。

  • 写真:ひさし風景(太平洋)
  • 写真:ひさし風景(小笠原諸島)
  • 写真:ひさし風景(小笠原諸島)
  • 写真:ひさし風景(父島)

父島(二見港)

東京の竹芝埠頭を出港して24時間、おがさわら丸が到着する小笠原諸島の玄関です。旅客ターミナルには多くの島民の皆さんがお迎えに来ています。また、帰りの船が出港する際のお見送りは感動的です。

  • 写真:ひさし父島二見港
  • 写真:ひさし父島二見港
二見港
小笠原諸島 / 駅・空港・ターミナル
住所:東京都小笠原村父島二見港地図で見る
父島
小笠原諸島 / 島・離島 / ハイキング
住所:東京都小笠原村父島地図で見る
Web:http://www.ogasawaramura.com/

まとめ

  • 写真:ひさしおがさわら丸

丸一日、24時間の船旅は、長いようですが楽しいひと時です。一人旅でも同じ目的地に向かう旅仲間と出会え、一緒にビールなどを飲む仲間も出来るでしょう。是非、おがさわら丸に乗船して小笠原諸島の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

大きな船ですのであまり揺れは気にならないですが、心配な方は酔い止めの薬は準備しましょう。

  • 写真:ひさしおがさわら丸
おがさわら丸
小笠原諸島 / 乗り物
住所:東京都港区海岸1 丁目12(東京からの乗船場所)地図で見る
Web:http://www.ogasawarakaiun.co.jp

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