【トルコ・エディルネ】絶対に訪れておきたい観光名所5選

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• 【1】セリミエ・ワクフ博物館
• 【2】エディルネ考古学民俗学博物館
• 【3】バヤズィット2世の複合施設(医学博物館)
• 【4】メリチ橋
• 【5】エディルネ大シナゴーグ
• おわりに

【1】セリミエ・ワクフ博物館

• 写真：Zonセリミエ・ワクフ博物館

セリミエ・ワクフ博物館は、エディルネを代表する観光スポット、セリミエ・モスクの敷地内にある博物館です。いまは博物館ですが、オスマン朝時代はクルアーンの学問所として利用されていました。規模はそれほど大きくないため、1時間以内で見学できるでしょう。

• 写真：Zonセリミエ・ワクフ博物館　預言者ムハンマドの髭が入っていた箱
• 写真：Zonセリミエ・ワクフ博物館　美しい模様の15世紀のタイル

ハットというアラビア書道や、預言者ムハンマドのひげが入れられていた箱、15～16世紀にかけての美しいイズニックタイルなど、エディルネに所縁があるものが多数展示されています。入場料が無料なので、セリミエ・モスクを訪れたら必ずチェックしておきたい博物館です。

【2】エディルネ考古学民俗学博物館

• 写真：Zonエディルネ考古学民俗学博物館

セリミエ・モスクの裏手にある博物館で、モスクから徒歩約3分です。この博物館は、考古学部門と民俗学部門に分かれており、5TL(約90円)の入場料を払えばどちらも見学することができます。

• 写真：Zonエディルネ考古学民俗学博物館　様々な時代の衣装が展示されている
• 写真：Zonエディルネ考古学民俗学博物館　トラキア地方で発掘されたものが展示されている

エディルネの街の都市計画図や初代大統領アタテュルクのエディルネ訪問時の写真、19世紀のオスマン帝国で使われていた装飾品、エディルネが属するトルコのトラキア地方で出土した化石などの展示物があり、1～2時間くらいかけてじっくりと見学したい博物館です。

【3】バヤズィット2世の複合施設(医学博物館)

• 写真：Zonバヤズィット2世の複合施設

エディルネの中心地から少し離れたところにありますが、徒歩でも十分行くことができます。エディルネの穏やかな大地に突如として姿を見せる、バヤズィット2世の複合施設内にある医学校を改装して造られた博物館です。

• 写真：Zonバヤズィット2世の複合施設　医学博物館

この医学校は、音楽や水の音、花の香りなどを利用した精神療法が特に有名であったことで知られており、それらを使った治療の様子が等身大の人形を使ってリアルに再現されています。医学博物館の入場料は5TL(約90円)ですが、モスクの入場は無料です。信心深い敬虔なムスリムであったバヤズィット2世を思わせるモスクの静謐な空間は、博物館と併せて必見です。

• 写真：Zonバヤズィット2世の複合施設　モスク

【4】メリチ橋

• 写真：Zonメリチ橋

エディルネは、ブルガリアとギリシアと国境を接するトルコ西端の街です。ブルガリアに源流を発し、トルコとギリシアの国境地帯に流れるメリチ川あたりは心が落ち着く穏やかな場所で、ところどころに木々や草花も生い茂りっているほどです。そんなメリチ川に架かるメリチ橋は、12のアーチで支えられた石造りの橋で、風情ある景観を創り出しています。

当時のスルタン(皇帝)、マフムト2世の時代に建設が始まり、1843年、次代のスルタン・アブドゥルメジト1世のときに完成しました。街の中心からは少し距離があるので、ここまで歩いたら川沿いのあるカフェやレストランで一休みするのもいいかもしれません。

【5】エディルネ大シナゴーグ

• 写真：Zonエディルネ大シナゴーグ

2015年に改装が終了したばかりのシナゴーグ（ユダヤ教の会堂）です。1905年のエディルネの大火事で当時そこにあったシナゴーグは壊滅状態になりました。祈りの場所を必要とした20万人以上のユダヤ人が、当時のオスマン帝国のスルタン、アブドゥルハミト2世の許可を得て、建設したのがこのシナゴーグの起源です。

1,200人も収容できる大規模なシナゴーグで、2019年現在、ヨーロッパで3番目に、トルコで最も大きなシナゴーグとなっています。入場、見学は無料で、入り口のセキュリティチェックを通ってから敷地内に入ることができます。

おわりに

コンパクトな空間にあらゆる観光スポットが密集しており、また土地の高低差が少ないため徒歩で観光しやすいのがエディルネの魅力です。この記事でご紹介したスポットにも、エディルネ観光の中心となるセリミエ・モスクからすべて徒歩で訪れることができます。エディルネを観光するときは、こちらの記事でご紹介したモスクもお見逃しなく！

※価格は2019年8月現在(1TL約18円)