マンハッタン、ブルックリン、クイーンズを結ぶNYには欠かせない橋の存在。長い歴史がありデザインも魅力的なNYのブリッジは有名映画シーンにも度々登場していますのでご存知の方も多いかと思います。今回はフォトジェニックなスポットが満載の、NY流・橋の楽しみ方をご紹介いたします。
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NY流・橋の楽しみ方①これぞ王道!歩いて渡るブルックリン・ブリッジ
1883年築、米国で最も古く、鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊り橋としても有名なブルックリン・ブリッジ。何とも美しいゴシック調のデザインと、歩いて渡れるということが何と言っても魅力的です。
この橋は2層に分かれていて、上層では人や自転車が渡り、下層では片側三車線の車道になっています。地元の人がランニングをしていたり、観光客が記念撮影したりと、橋の上ではたくさんの人が楽しい時間を過ごしています。
マンハッタンから行くなら地下鉄の④⑤⑥番線からBrooklyn Bridge City Hall駅で降りると、橋の入口が見えます。歩いて渡って片道20分くらいです。ブルックリンからマンハッタンへ渡るなら、地下鉄のAまたはCラインでHigh Street - Brooklyn Bridge駅で下車。入口が少し分かりにくいので注意が必要です。
ただ、ブルックリン側からマンハッタンへ渡る方が、マンハッタンの壮大な景色を眺めながら渡れるのでオススメです。小さいですが、遠くには自由の女神も見えますよ。
ちなみに、足下ですが、橋のベースは板と板の間に少し隙間があるため、ちょっとしたヒールのある靴だと挟まってしまって危ないですので、ご注意くださいね。
愛の証は、ラブロックからイヤホンへ。世界中の人々で作られたコラージュ作品?!
ブルックリン・ブリッジを歩いて渡ると良く見かける光景、LOVE ROCK。永遠の愛を誓うカップルが南京錠を橋のワイヤーにロック、その鍵は川へ投げるという願掛けのようなのもの。これはパリで発祥した風習らしいですが、2010年頃からこのブルックリン・ブリッジでも定着したようです。南京錠がたくさんあると、ちょっとフォトジェニックな感じです。
南京錠を無理して取り付けようとして起きる事故や、南京錠が落ちたときの下への影響、橋の機材にもダメージを与えることなどから、ニューヨーク市では南京錠の撤去作業をしているそう。2年間ですでに1万6,000個も取り外したようですが、スタッフがいちいちこじ開けるのは大変ですので、愛の証を残したくてもラブロックはやめた方が良さそうですね。
南京錠の代わり?!に増えているのが赤やピンクなどのカラフルなイヤホン。2人が結ばれている感?!はあるような気もしますが、よく見るとイヤホンだけではなくヒモやティッシュなどのゴミ?!もぶらさがっています。イヤホンは、NY市内の観光バスに乗るともらえたり、MUSEUMとかで無料でもらえるガイド用のものらしいのですが、軽いし外しやすいから南京錠よりは橋には優しいのかもしれませんが・・・。
こんなにゴチャゴチャした光景でも、世界中の観光客によって作られたコラージュ作品のように見えてしまうのは、NYならではなのかもしれません。歩いて渡るだけで、色んな発見がある橋はなかなかありませんので、ぜひ一度トライしてみてくださいね。
- ブルックリン ブリッジ
- ニューヨーク / 建造物 / 観光名所 / 橋
- 住所:Brooklyn Bridge, New York, NY 10038地図で見る
NY流・橋の楽しみ方②スパイダーマンになった気分で、ゴンドラからクイーンズボロ・ブリッジを眺めよう!
1909年に作られたマンハッタンとクイーンズを結ぶ橋、クイーンズボロ・ブリッジ。映画『スパイダーマン』や『グレートギャツビー』にも登場し、『ホームアローン2』でも主人公のケビンが一人でNYへ来たときに空港からマンハッタンにタクシーで移動するときに通過する橋。JFK空港からマンハッタンに向かう際にはタクシーで通る橋なので、ご存知の方も多いかもしれません。
橋は上下2段になっていて、上が車両専用、下は車線のほかに歩行者と自転車道があります。クイーンズボロ・ブリッジも歩いて渡る事はできますが、高い位置から楽しむ方法があります。それは・・・。
クイーンズボロ・ブリッジ上部を平行して移動するロープウェイです!ルーズベルト・アイランド・トラムウェイは、マンハッタン60丁目2番街に乗り口があり、ルーズベルトアイランドに渡ることができます。エンパイアステートビルやクライスラービルをビルの谷間に眺めたり、間近でクイーンズボロ・ブリッジを眺めるのはとても気持ちが良いですよ。
トラムウェイは約15分間隔で運行していて、メトロカードが使えます。NYでこんなゴンドラに乗れるだなんて意外ですよね?!
4分半の空中遊覧はちょっとしたアトラクションのようですし、空中からニューヨークの景色や橋の眺めを楽しむ面白い体験として、とってもおすすめです。
- ルーズベルト・アイランド・トラムウェイ
- ニューヨーク / 乗り物
- 住所:E 59th St & 2nd Avenue, New York, NY 10022地図で見る
トラムウェイを降りてからも楽しめる、フランクリン・D・ルーズベルト・フォー・フリーダム・パーク♪
トラムウェイを降りて、ルーズベルトアイランドに到着すると、眺めの良い公園、フランクリン・D・ルーズベルト・フォー・フリーダム・パークがあります。
公園へ続く散歩道、マンハッタン側には、エンパイアや国連も眺められます。散歩道は桜並木になっているので、5月くらいになると桜が咲き乱れ、お花見に訪れる方も多く見られます。クイーンズ側では1999年までペプシコーラの工場があったエリアに、ペプシの看板が今も残されているのが確認できますよ。
食べ物や飲み物を持参してトラムウェイに乗り、この見晴らしの良い公園や散歩道でベンチに腰掛けてピクニック気分を味わうのも良いかもしれませんね。
- フランクリン・D・ルーズベルト・フォー・フリーダムズ・パーク
- ニューヨーク / 公園・動植物園
- 住所:1 FDR Four Freedoms Park, Roosevelt Island, NY 10044地図で見る
- 電話:+1 212-204-8831
- Web:http://www.fdrfourfreedomspark.org/