ニューヨーク生まれの「黒帯(KURO-OBI)」ラーメンを、本家のNYと東京・渋谷の店舗で食べ比べ!価格やメニューの違い、キウイソースをラーメンにトッピングするのが東京流?!など、とっておきの情報をご紹介します。
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黒帯ラーメンとは?
「黒帯」は有名ラーメン店「一風堂」のスピンオフブランドとして、2014年にNYで誕生しました。アメリカ国内には6店舗あり、シンガポールにも1店舗あります。その「黒帯」が2020年8月に東京・渋谷の商業施設「レイヤード ミヤシタパーク」のフードホール内にオープンしました。
「RAMEN is FREEDOM(ラーメンは、自由だ。)」をコンセプトに、博多発祥の本家の一風堂とは違うスタイルの、自由な発想のラーメンが注目を浴びています。提供するのは、鶏白湯ラーメンを中心に、丼ではなく紙カップでテイクアウトにも対応したニューヨークスタイルのラーメン。海外店舗で一番人気の看板ラーメンは、鶏白湯に香ばしいガーリックオイルが効いた「KURO-OBI」です。
そんな「黒帯」、まずはNYと東京の店舗が入る商業施設の様子を比べてみましょう。
①NY・キャナルストリートマーケット店
「黒帯」はニューヨークの場合、5店舗全てが、マンハッタンにある話題のフードホールにあります。タイムズスクエアにある「CITY KITCHEN NY」や、グランドセントラル駅近くにある「URBANSPACE VANDERBILT」など、ビジネスマンがランチにラーメンをテイクアウトしたり、イートインコーナーでサクッとラーメンを食べている光景を見かけます。残念ながら、2020年11月1日現在、NYの店舗はCOVID19のため臨時休業中ですので、営業開始されているかどうかはWebサイトにてご確認ください。
筆者が2018年に訪れたのは、マンハッタンのチャイナタウンにある「キャナルストリートマーケット」という、ショップとフードコードが合体したニュースタイルのマーケット内にある店舗。
マーケット奥には、アート感溢れるイートインコーナーもあり、チャイナタウンにあるとは思えないほどスタイリッシュで入りやすいフードコートです。
②東京・渋谷 MIYASHITA PARK店
東京の場合、「黒帯」があるレイヤード ミヤシタパークのSouth館3Fのフードホールは、中華料理の「PANDA EXPRESS」やタコスの「TACO BELL」など全部で6つのテナントが入る海外のフードコートのような空間です。
平日でも、観光客以外に、近隣のオフィスに勤める人々がランチに訪れるため、昼時は大変混雑しています。訪れるなら開店11時から11時半くらいまでが空いていておすすめです。
- 写真:bluemoon(東京)MIYASHITA PARK内のフードホール / 平日の午後2時くらいの様子
- 写真:bluemoon(東京)黒帯 MIYASHITA PARK店 / オーダーメニュー受け取りのための呼び出しブザー
NYと東京の「黒帯」のあれこれを比べてみよう!
NYでも東京でも、筆者は看板ラーメンの「KURO-OBI」にトライしました。あくまでも筆者の味覚によるものですが、NYも東京もスープの味は同じで、濃厚な鶏白湯スープ。海外ラーメン店にありがちなスープがぬるいなんていう心配も不要、熱々のスープです。
見た目はこってり豚骨スープの熊本ラーメンに似ていますが、「KURO-OBI」はコクのある鶏白湯スープに、ブラックペッパーを使った黒い香油のコクがプラスされ、かなり濃厚。また食べたくなってしまう中毒性のあるラーメンです。
【1】ラーメンの価格の違い
人気の「KURO-OBI」ラーメンで価格を比べてみましょう。ラーメンのサイズはNYも東京も同じですが、価格は大きく違います。
東京:890円/半熟煮卵、鶏チャーシュー、糸唐辛子、細ねぎ入り
NYは日本食を外食すると全般的に価格は高いので、ラーメン単品が13ドルでも仕方がない気もしますが、フードコートではチップを払う必要がないため、レストランでラーメンを食べるよりはお財布に優しいということで利用する方も多いようです。
【2】ラーメンメニューの違い
NYと東京で、共通のラーメンのメニューは下記の通りです。
・「黒帯」鶏白湯+香ばしいガーリックオイル
・「赤帯」鶏白湯+特性ラー油
・「茶帯」鶏清湯+醤油
・「緑帯」動物性食材不使用ビーガンまぜそば
ベジタリアン向けのラーメンメニューが、NYと東京で少し違います。
・東京:「緑帯」動物性食材不使用のビーガンまぜそば
東京限定:「茶帯」ラーメンにキウイソース?!
NYにはありませんが、東京ではちょっと変わったラーメントッピングがあります。カウンターに置かれた調味料の中に、なぜかキウイソースがあったのでスタッフさんに聞いたところ、「茶帯」ラーメンにキウイソースをトッピングして食べるのがとっても美味しいそうです。醤油ラーメンにキウイソース?!だなんて、どんな味か全く想像できませんが、興味のある方はぜひトライしてみてくださいね。
東京限定:期間限定&数量限定のラーメン
MIYASHITA PARK店には、NYの店舗にはない期間限定の数量限定メニューがあり、筆者が訪れた時は、カップからはみ出るほどの大きな国産ステーキがドンと一枚ラーメンにのせられた「和牛ステーキラーメン」が1日3杯限定で販売されていました。美味しそうですが、すごいボリューム!
【3】ラーメンの器の違い
NYも東京も、テイクアウトしやすいように、ラーメンが入る器はどんぶりではなく紙カップです。紙製ですが、持った時に熱さが伝わりにくく持ちやすいし、丼が深いので冷めにくいです。
NYでは以前は、この紙カップに柔道着に黒帯のイラストが描かれていましたが、最近では東京で使われている紙カップと同じく、ラーメンを持った自由の女神とNYの街の風景が描かれています。