相模原市

こんなところにロケットが!宇宙の開発拠点 JAXA相模原キャンパス

取材・写真・文:

トラベルライター

2021年1月26日更新

681view

お気に入り

写真:トラベルライター

宇宙航空研究開発機構JAXA。政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、日々宇宙の研究がなされている機関です。一見堅苦しく、近寄りがたい印象があるかもしれませんが、実は一部、一般に公開されている施設もあるんです。今回は神奈川県相模原市にある、一般見学が可能なJAXA相模原キャンパスを紹介します。

この記事の目次表示

JAXA相模原キャンパスってどんなところ?

  • 写真:トラベルライターJAXA 相模原キャンパス

JAXA相模原キャンパスは旧宇宙科学研究所の中核として1989年4月に開設されました。太陽の活動や月、惑星、ブラックホールから銀河の成り立ちなど宇宙の謎を研究しています。“研究”と聞くと堅苦しく、難しいイメージですが、キャンパス内は理系ではない方でも、小さなお子さんでも簡単に宇宙の不思議に触れることのできる施設です。

原寸大のロケット模型

  • 写真:トラベルライターM-Ⅴロケット

入って左手の管理室で見学受付を済ませ、すぐ右側に見えるのが、原寸大のロケットの模型。M-3SIIロケットとM-Vロケットの模型です。M-3SIIロケットはハレー彗星の調査などに、M-Vロケットは惑星探査に貢献しました。2機とも約30メートルほどあり、近くに寄るとますます迫力があります。ロケットの近くには、それぞれのロケットの果たした仕事の内容や構造が図を用いて書かれており、目で見てわかりやすく説明されています。

ロケットの発射音体験

土日祝日限定で、ロケットの音響体験を行っています。打ち上げ地点から3kmの距離でのロケットの発射音を聞いてみるという体験です。この距離はこのJAXA相模原キャンパスから相模原駅の距離と同じくらいだそうです。

3kmと言われると遠いような気もしますが、実際に体験してみると、ゴゴゴゴという聞いたことのないような音が聞こえてきて、3kmも離れているとは思えないような音を聞くことが出来ます。これも相模原キャンパスならではの体験です。

はやぶさ

  • 写真:トラベルライターはやぶさ

映画のテーマにもなった小惑星探査機「はやぶさ」。その原寸大模型が相模原キャンパスに展示してあります。はやぶさの役目は小惑星のイトカワの探査で、外に展示してあるM-Vロケットによって打ち上げられました。

はやぶさが注目される理由として、地球重力圏外であるイトカワに着陸し、サンプルを地球に持ち帰ったことが挙げられます。キャンパスでは、最大寸法5mを超えるはやぶさを間近で見ることが出来ます。はやぶさの模型の近くには、サンプルの入っていた実際のカプセルと同じ重さの模型に触れることもできます。

次のページを読む

相模原市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります