「安乗埼灯台(あのりざき-)」は三重県志摩市阿児町安乗にある灯台です。とても珍しい四角の灯台で、さらに灯台内に入ってパノラマ展望を楽しめることから安乗の観光スポットとして人気です。
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安乗埼灯台とは
安乗埼灯台は三重県志摩市阿児町安乗にある灯台です。300年以上の歴史を持っており、そのはじまりは徳川幕府のことと言われています。侵食による崩れなどで数度建て替えを行っており、現在の安乗埼灯台は1948年に建てられたものです。
非常に珍しい四角形の灯台で、「日本の灯台50選」にも選出されています。さらに、全国に15基しかない登れる灯台の1つで、展望台からは太平洋と岬に入り込む的矢湾の風景を一望することができます!
安乗とは
安乗(あのり)は三重県志摩市志摩半島の東端に位置地域の名称です。「あのりふぐ」をはじめとして海産物の水揚げが盛んで、海女さんも活動しています。安乗埼灯台以外の観光地としては、オシャレでカワイイ波乗守を授かることのできる「安乗神社」が挙げられます。
的矢湾とは
的矢湾(まとやわん)は志摩半島から西、磯部のほうへ入り込んだ細長い湾の名称です。リアス式海岸を形成しており、真珠や海苔などの養殖が盛んです。景観も美しく、レジャー施設やホテルなども数多く立ち並んでいます。
安乗埼灯台を楽しむポイント
灯台手前の広場にも見どころアリ!
駐車場から灯台に向かう途中にある広場には、安乗埼灯台の資料館や展望スペースがあります。資料館には初代灯台のレプリカや資料が展示されています。展望スペースからは灯台からの景色とはまた違う、急崖ですぐ下が太平洋という光景を楽しむことができます。
展望台から見える2つの海に注目!
写真左に見える海は太平洋で、波が荒々しく岸壁に打ち付けています。右に見えるのは志摩半島で、安乗埼灯台までは右手前に向かっている道を通ってくることになります。
こちらの写真の右に見えているのは的矢湾で、太平洋とは対照的に湾内は静かです。遠くには「志摩スペイン村」の建物も見えます。
灯台内部に展示されている写真も要チェック!
灯台内部には数多くの写真が展示されています。富士山が見えたときの写真や、初日の出・夜の安乗埼灯台の写真など珍しいものもありますので、少し気にかけておくと思わぬ発見ができるかもしれません。
安乗埼灯台で写真を撮るポイント
展望台から写真を撮るときは柵も入れるといい感じ!
いい景色ではあるのですが、海だけを撮るとどうしてものっぺりした写真になってしまいます。そこで、せっかくですから特徴的な四角い灯台の柵も写真に入れてしまいましょう!メリハリのある海の写真を撮影することができますよ。
下から見上げてみよう!
上からパノラマを楽しんだ後は下から灯台を見上げてみましょう。晴れていれば青空をバックに堂々とそびえる灯台の姿を見ることができます。
灯台のすぐ下から写真を撮ることで、より一層四角のシルエットが引き立つ綺麗な写真を撮影できます。太陽の具合次第では逆光になって自然のハイライトを演出することもできます。
参観案内
- 参観可能時間 9:00~16:00
- 参観料 大人(中学生以上) 200円
- 休観日 年中無休(岬にあるため荒天時は休みになる可能性あり)