シンガポールにある、色鮮やかなスイーツ・クエやプラナカンタイルがかわいらしい、女子必見のカフェ&ギャラリーに潜入!麗しきプラナカンタイルのカラフルな色彩が、インスタ映え間違いなしです。おしゃれさ溢れるスポットを満喫しましょう。
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百花繚乱!プラナカンタイルが“映え”するカラフルな「崇文閣カフェ」
シンガポールにあるカフェは、おしゃれでかわいいお店が多くて、どこに行こうか迷ってしまいそう。そんな時に訪れたいのが、チャイナタウンのすぐそば、テロック・エアにある「崇文閣カフェ(Chong Wen Ge Cafe)」です。シンガポール最古の中国寺院として有名な「シアン・ホッケン寺院」に隣接しています。
カラフルなプラナカンタイルに注目!
マレー半島で繁栄を築いていったプラナカン文化の中で、装飾は富の象徴でした。シンガポールの街を歩いているとプラナカン特有の文様タイルを目にすることができますが、同店ではかわいらしく演出されています。
テーブルに敷き詰められた陶器のプラナカンタイルは、目にも鮮やか。花をモチーフにしたデザインを中心にカラフルに散りばめられています。これはどの角度から撮影してもインスタ映えしそうです。
こだわりはテーブルだけではありません。床も茶色をベースとしたプラナカン文様になっているのです。テーブルが華やかなだけに、茶色のシンプルな色合いが店舗全体を調和させています。実はこちらのお店、店舗内だけではなく、外を含む敷地内の地面全体がプラナカンの文様に施されているという徹底ぶり。これにはテンションが上がりますよ。
カラフルなプラナカンスイーツ・クエにも注目!
かわいらしいプラナカンタイルを見ているだけでも楽しいのですが、さらにプラナカンタイルのかわいらしさを象徴するのがスイーツです。ショーケースのなかには色とりどりの「クエ」といわれる餅菓子、粉菓子が10種類ほど揃っています。
中でも名古屋名物である、ういろうに似た食感の「ラピス・サグ」は人気のスイーツです。米粉を蒸した生地が何層にもなっていて、これはすべて天然色素で色付けされたもの。そのカラフルさからも、最強のインスタ映えスイーツといえるでしょう。
他にも、独特の甘い香りがするハーブ、パンダンリーフで緑色に着色された「クエ・サラ」や、グラマラカという黒砂糖のシロップが詰まった「オンデ・オンデ」など、ココナッツミルクをベースとしたやさしい甘さのクエばかり。単品であれば、1.50シンガポールドル(約120円)ですが、盛り合わせのお得なセットもあります。
ランチスポットとしても人気!
スイーツだけではなく、米粉麺のラクサやチキンカレーなどの食事メニューも豊富なので、ランチ利用にもぴったりです。ただ、人気店なだけあってお昼時には近隣のビジネスマンが一気に訪れているので、13時半以降の来店をおすすめします。
- Chong Wen Ge Cafe
- チャイナタウン / アジア料理 / カフェ・喫茶店
- 住所:168 Telok Ayer St, Singapore 068619地図で見る
- 電話:9168 3208
併設のプラナカンタイルギャラリー「アスター・バイ・キーラ」がすごい
カフェにあるようなプラナカンタイルが自宅にあったら、素敵なインテリアになりそうです。もし、カフェでお気に入りが見つかったらギャラリーに行ってみましょう。
併設されているギャラリーショップ「アスター・バイ・キーラ」には、美しいプラナカンタイルがずらりと揃っています。コレクションはなんと2万点にも及ぶそうで、どこをみても美しいものばかり。まるで夢のような空間です。
タイルは購入も可能
アンティークからレプリカまでその価格の幅も広く、1枚100シンガポールドル(約8,200円)以上の高級なものもあれば、多少の汚れや破損のあるB級タイルであれば28シンガポールドル(約2,300円)で購入可能です。
高価なタイルは無理かもしれませんが、B級タイルであれば自宅用のインテリアにも良いでしょう。また、手頃なお土産ならばマグネットが、6シンガポールドル(約500円)で購入できます。美しいタイルばかりなので、コレクションしたくなるかも。
展示品の中には、日本製のタイルも
これらのタイルは、過去に影響下にあったイギリス製のものが多いのですが、なんと日本製もあります。なぜ日本で造られていたのかなど、掲示されている過去の取材記事からもその背景を知ることができます。また、タイルができるまでの解説もあるので、隅々までチェックしてみてくださいね。
- アスター・バイ・キーラ
- シンガポール / 博物館・美術館 / 雑貨・インテリア
- 住所:168 Telok Ayer St, Singapore 068619地図で見る
終わりに
カフェとギャラリーの2つの空間は、プラナカンタイルに魅了されたというご店主の集大成。タイル収集だけではなく、研究をまとめた本も出版されているほどに著名な方です。ご店主が店にいる時は、ゆっくり説明を受けることができるので、さらにプラナカンタイルの世界に引き込まれてしまいます。
プラナカンの食とタイル文化が一度に楽しめる空間は、シンガポール唯一の存在です。これからも素敵な魅力を発信し続けてくれるでしょう。ぜひ、訪れてみてくださいね。