シンガポールにある「FIKA(フィーカ)」は、「スウェーデン風」ではなく、食べ物も飲み物も、スウェーデン人が認める本物のスウェーデンカフェ。日本では滅多にお目にかかれない本物のスウェーデンカフェ、シンガポールに来たら、白を基調にしたおしゃれな雰囲気のお店で、スウェーデン気分も味わっちゃいませんか?
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スウェーデン気分でFIKAしよう!
「FIKA」とは、スウェーデン語で「コーヒーの時間」と言う意味です。スウェーデン人には、一日に何杯もコーヒーを飲む習慣がある人が多く、職場などでも、午前と午後に、同僚とコーヒーを飲みながらおしゃべりして一息入れるFIKAの時間があると言い、スウェーデン人の生活に根付いたものだそうです。
そんなFIKA(フィーカ)と言う名前がついているのが、今回紹介するシンガポールのカフェ。筆者の夫はスウェーデン人なのですが、彼によると、こちらは文句なしのスウェーデンカフェと言います。それもそのはず、フィーカの経営者夫妻の旦那さんはスウェーデン人なのだそう。
どおりでインテリアやメニューなど、細部に渡りスウェーデンらしさが感じられるのですね。そんな、スウェーデンのFIKAを再現したカフェメニューを見てみましょう!
コーヒーのお供にスウェーデンらしいお菓子を。
フィーカにはスウェーデンらしいお菓子がそろっています。どんなものがあるか、ご紹介しますね!
下のケーキは、「プリンセスケーキ」と言う、スウェーデンで広く親しまれているケーキです。ホイップクリームのたっぷり乗ったスポンジケーキが、緑色の柔らかいマジパンでコーティングされた、素朴な味のケーキです。
下はチーズケーキです。スウェーデンの伝統菓子ではありませんが、甘さ控えめの黄色いクラウドベリーソースがかけられ、たくさんの種類のベリー類が豊富に採れるスウェーデンらしい品です。
「チョコレートボール」はスウェーデンではコンビニでも普通に売っているくらいよく食べられるお菓子です。主原料のオートミールにココアを混ぜて団子状にしたものを、ココナッツフレークやチョコスプレーでコーティングした焼かないお菓子ですが、ケーキのような食感です。小さくて、ちょっと甘いものが食べたい時にちょうど良い大きさです。
カジュアルで美味しい本格スウェーデン料理も!
日本のスウェーデン料理店は高級な感じのするところが多いですが、フィーカではカフェ飯としてカジュアルに本物のスウェーデン料理が食べられます。
スウェーデン料理を代表するのはミートボールですが、当たり前過ぎるので、今回はそれ以外の、日本であまり知られていない料理を紹介しますね。
下の写真は、「ピティパンナ」と言います。ピティパンナは、ジャガイモや玉ねぎなどの野菜と、小さく切ったお肉系の具在を炒めたものです。フィーカのピティパンナはビーフがゴロゴロ入っており、食べ応えがあって美味しいです!是非食べてみていただきたい一品です。
下の写真は、「パンビフ」と言います。ミートボールと似ていますが、ミートボールとハンバーグの中間のようなものです。ミートボールと同じクリーミーなグレイビーがかかり、リンゴンベリーのジャムが添えられています。お肉にジャム?と思われるかも知れませんが、これが意外と合うんです。嘘かまことか、是非お試しください!
他にもメニューには、エビと卵のオープンサンドやニシンの酢漬けを使った料理など、スウェーデンらしい料理が色々あります。
ちなみにフィーカでは、メインを頼むとパンをつけてくれます。
写真手前の、日本人にはクラッカーのように見えるのは、クリスプブレッドと言い、立派なパンの仲間です!
少し酸っぱいような独特の味がしてとても硬いですが、慣れるとクセになる味で、繊維質他栄養もあり、腹持ちも結構良いんですよ。
インフォメーション
フィーカの食べ物はハラルなので、ムスリムのお友達、家族の方とも気軽に入れます。
場所は、アラブ人街と、シンガポールの裏原宿とも言われるおしゃれストリートのハジレーンの間あたりなので、観光客の方に立ち寄りやすい立地です。
- フィーカ
- アラブストリート / カフェ・喫茶店
- 住所:257 Beach Road, Singapore地図で見る
- 電話:6396-9096
- Web:http://www.fikacafe.com/