写真：WriterA3,000m級の山々が連なる富山県立山町にある、日本最大級の黒部ダム。そのスケールの大きさ、そして実際にダム竣工に向けて携わってきた方々の思いには、圧巻されること間違いなしです。日本人ならぜひ一度は行ってほしい黒部ダムですが、この記事では、黒部ダム観光に行く前に知っておくといい情報をまとめて5つご紹介いたします。
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1.長野県からのアクセスが絶対お勧め！
写真：WriterA
黒部ダムは、場所自体は富山県に位置します。しかし、実際は長野県と富山県のほぼ県境にあり、実は観光目的で訪れる場合は長野県側から行った方がアクセスがいいのです。
- 写真：WriterA
長野県側から向かう場合、まずは「扇沢駅（上の写真の左から2番目）」までバスや車で訪れ、そこから関電トロリーバスに乗って20分程度で黒部ダムに到着します。しかし、富山県側から向かうと、下の写真のように「立山駅（右から2番目）」からケーブルカー、バス、関電トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーと乗り継いでいかねばなりません。所要時間は、1時間半ほどになります。
- 写真：WriterA
値段自体も相当変わってきます。長野県側・扇沢駅から行く場合は往復2,570円で済みますが、富山県側・立山駅から目指すと、往復10,790円かかってしまいます。（上の写真下側にある運賃表は扇沢駅からのもので、立山駅から向かう場合は単純に計算すると10,790円になります）
なので、時間的・値段的にも、長野県側から黒部ダムを目指す方が絶対おすすめなのです。筆者も黒部ダムは富山県にあるから富山県からしか行けないと思い込んでいたので、最初に知った時は非常に驚きました。黒部ダムの公式サイトでも長野県側からの来訪をお勧めしています。
2.扇沢駅駐車場には無料と有料があります！
車でお越しの方は、駐車場に関しても気になるところだと思います。扇沢駅には、実は無料と有料の駐車場がそれぞれあるのです。
- 写真：WriterA有料駐車場
有料駐車場は扇沢駅の目の前に位置し、料金は1,000円です。黒部ダムに向かうために乗る必要がある関電トロリーバスへの乗車は扇沢駅となり、扇沢駅は山道を上った先にあります。この有料駐車場は、山道をほぼ上りきった場所にあるので、高齢の方や、お子様連れの方には大変助かるでしょう。
- 写真：WriterA無料駐車場
筆者は無料駐車場で車を停めました。有料駐車場よりは、少し扇沢駅から離れますが、3分ほど坂道を上れば到着する距離なので、さほど苦には感じません。駐車スペースも広いです。
1,000円も浮くと考えると、個人的には無料駐車場がお勧めに思えます。
3.帰りのトロリーバスは混みやすいので注意！
- 写真：WriterA
扇沢駅からは、電気で走る「関電トロリーバス」に乗って全長6.1kmの関電トンネルを抜けて黒部ダム駅に向かいます。見た目も名前もバスですが、実は無軌条電車という電車の仲間です。
- 写真：WriterA
この関電トロリーバスですが、運行本数が限られており、1時間に2本ほどとなっています。特に、帰りのトロリーバスは、非常に混雑することがあるため注意が必要です。
筆者は帰り道、トロリーバスの出発時間5分前に到着したのですが、座席に座ることができませんでした。黒部ダム観光では、階段や坂道を上ったりするので意外と疲労がたまります。約20分間の乗車時間ですが、人によっては立っての乗車だと大変かもしれません。
なのでぜひ、早めに乗り場に到着して待機しておくことをお勧めいたします！
4.黒部ダム展望台に向かう階段で飲む湧水が美味しい！
関電トロリーバスで黒部ダムのバス乗車場に到着したあとは、220段の階段を上って黒部ダム展望台を目指すことができます。
- 写真：WriterA
10分ほどで到着する距離ですが、やはり220段の階段はこたえるものがあります。そこで、ぜひ一休みに使ってほしいのが、階段半ばにある湧水スペースです！
- 写真：WriterA
破砕帯の湧水は、非常に冷たく味もとても美味しいです。黒部ダムに到着した後にも何カ所か湧水があるスペースはありますが、一番美味しく感じるのはこの階段途中の湧水でしょう。
- 写真：WriterA
- 写真：WriterA
ぜひ湧水で喉を潤し一息ついて、展望台をめざしてくださいね！そして展望台に着いたら、そこから見える黒部ダムはやはり圧巻です！疲れもいつの間にか吹っ飛んでしまいます。
