3,000m級の山々を海越しに眺めることができる絶景スポット雨晴(あまはらし)海岸。絶景&グルメ&インスタ映えなど、多くの魅力を発信し、まるで海に浮かぶような道の駅として大注目です。
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雨晴(あまはらし)海岸の歴史と魅力
古くから名勝地として名高い
雨晴海岸は、晴れていれば海越しに3,000m級の山々を眺められる、世界的にも貴重なスポットとして有名です。その海岸から見える景色に、古来より人々は魅了されてきました。天平18年(746年)、『万葉集』の代表的歌人・大伴家持(おおともの やかもち)が国守として赴任した際、風光明媚なこの地を詠んだ歌が多く残されています。また、俳人・松尾芭蕉が句を詠んだ地として、国の名勝「おくのほそ道の風景地」にも指定されています。
義経と弁慶の伝説
道の駅の前には横断歩道があり、踏切を越えると海岸におりることができます。ここには、源義経が奥州へ落ち延びる途中、にわか雨があがるのを待ったといわれる「義経岩(よしつねいわ)」があり、お社と鳥居が構えられています。この言い伝えが、地名「雨晴(あまはらし)」の由来ともなっています。その他、この岩は弁慶が持ち上げた岩との伝説も?!
忍者ハットリくん列車が見られたらラッキー
また、道の駅から徒歩5分の場所に「雨晴駅」があることから、氷見(ひみ)線を走る「列車と海」や「列車と道の駅」をセットで撮影することができるとあって、カメラマンにも人気のスポットとなっています。漫画家の藤子不二雄Ⓐ氏が氷見市出身であることから、日に1~3本程度、忍者ハットリくんのラッピング列車も運行します。
道の駅「雨晴」とは?
道の駅「雨晴」は、2018年4月、富山県の北西部に位置する高岡市にオープンしました。石川県と富山県を結ぶ国道415号線沿いに建つ道の駅は、白い船をモチーフとした建造物で、美術館のようでもあります。
3階建ての建物は、カフェや土産店、観光案内所を兼ね備えています。特筆すべきは、2階部分の1部と3階部分すべてが、海岸の魅力を堪能できる展望デッキとして贅沢すぎるほどのスペースで設置されていることです。
観光案内所と駐車場
1階の観光案内所(9:00~19:00)は小さめの施設ですが、コンシェルジュが在中しているので、観光についての相談にも乗ってもらえます。情報発信コーナーにはパンフレットなども揃っていて、24時間開放されています。広くてきれいなトイレも併設(観光案内所の隣)されているので、ドライブ時の休憩にも最適です。
駐車場は、道の駅と並列した東側に、大型車4台、小型車10台分、道の駅の西側に24台分あります。最近、新たに道の駅から200m離れた西側に21台分の駐車場が増設され、より便利になりました。
絶景とともに美味しい食事も
道の駅の2階には、全面ガラス張りで明るく開放的なカフェ(9:00~19:00)があります。店内では、絶景とともに地元食材を盛り込んだ季節限定メニューが楽しめます。
この日は、ピザと、サラトガクーラー・雨晴バージョン(500円)をオーダー。ノンアルコールカクテルでライムがきいたジンジャエールは、ブルーのタピオカ入り。綺麗かつ涼しげで、気分も上がります。
スーベニアショップも要チェック
カフェコーナーの隣にあるスーベニアショップでは、富山の銘菓と共に、道の駅のオリジナル商品が目を引きます。高岡の地場&伝統産業である高岡銅器の品々や、鋳物加工品など、デザイン性の高い商品が並んでいるので、ぜひのぞいてみてください。
必見は展望デッキからの景色
展望デッキからは、晴れていれば立山連峰が望めます。筆者が訪れた時は、快晴でしたが、山々は望めませんでした。それでも、開放的なデッキからの景色は富山湾が一望できて最高でした。ベンチもあるので、座ってのんびり過ごすことも可能です。夕暮れ時など、カップルでロマンティックな時間を過ごせそうです。海越しの山々を見たい場合は、冬であれば、空気が澄み、確率が高いかもしれませんね。
さいごに
海で遊んだ後は、砂汚れが気になるところですね。道の駅には、足洗い場も設置されているので、その点でも安心です。
- 道の駅 雨晴
- 富山 / 道の駅・サービスエリア / 女子旅 / インスタ映え / 展望台 / おみやげ屋 / 観光案内所・ビジターセンター / ツーリング
- 住所:富山県高岡市太田24番地74地図で見る
- 電話:0766-53-5661
- Web:https://michinoeki-amaharashi.jp/