道そのものが世界遺産として登録されている熊野古道。和歌山県にある熊野三山への参詣道として古くから多くの人々が歩いたその道には、今も変わらない自然景観が残っています。熊野古道を歩いた先にある熊野本宮大社や日本最古の湯である湯の峰温泉は、まさに秘境といった雰囲気。町全体が神聖な空気に包まれている熊野で、歩くだけで身も心も清められるような体験をしてみませんか?
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熊野古道とは?
本宮・新宮・那智の熊野三山への参詣道として、古くから多くの人々が歩いたのが熊野古道です。熊野参詣道として世界遺産に登録されているのは中辺路(なかへち)・大辺路(おおへち)・小辺路(こへち)と呼ばれる三つの道。中でも中辺路は最も多くの人々が歩いたとされ、その道は田辺から熊野本宮大社へと続いています。
- 熊野古道
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- 住所:和歌山県田辺市 熊野古道地図で見る
- Web:http://www.hongu.jp/kumanokodo/
熊野古道・発心門王子(ほっしんもんおうじ)〜熊野本宮大社コースを歩こう
熊野本宮大社を構える本宮町には、それぞれ難易度の違う熊野古道ウォークコースがいくつかあります。最も人気なのが、中辺路の一部である発心門王子〜熊野本宮大社コースです。
峠越えや10kmを超える距離を1日かけて歩くコースがある中で、約7kmの距離を2時間半程かけて歩くこのコースは初心者でも歩きやすく、熊野古道の雰囲気を感じられるのでオススメです。
コースの途中には、道休禅門(どうきゅうぜんもん)地蔵や高台から熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)を望める伏拝王子(ふしおがみおうじ)、茶畑などがあり見所満載です。
スタート地点である発心門王子に駐車場はなく、近隣の各温泉地や熊野本宮大社からバスで行くことができます。バスの本数が少ないので、あらかじめ時間を調べておくようにしましょう。
熊野本宮大社を参拝しよう
八咫烏(やたがらす)のマークが熊野本宮大社の目印です。熊野古道を歩いた後にまたこの階段・・と思ってしまいますが、苦労してたどり着いたからこそ有り難みが増します。
- 熊野本宮大社
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- 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1110地図で見る
- 電話:0735-42-0009
- Web:http://www.hongutaisha.jp/
旧社地・大斎原(おおゆのはら)
熊野本宮大社から道路を隔てた先に見える大鳥居。その奥にあるのが熊野本宮大社の旧社地である大斎原です。高さ約34m、幅約42mの大鳥居は迫力満点で、元旦や8月に行われる八咫の火祭りなどイベントの際にはライトアップも行われます。
熊野古道・大日越(だいにちごえ)コースに挑戦してみよう
大日越コースは熊野本宮大社と湯の峰温泉を結ぶ熊野古道ウォークコースです。先にご紹介した発心門王子〜熊野本宮大社コースと同じく中辺路の一部であるこのコースは、歩行距離3.4km・歩行時間1時間10分程と短いながらも急な登りや下りの続く峠越えコースです。
急な階段が続いたり、階段がないような斜面を登ったりとなかなか険しい道のりですが、歩ききるとかなりの達成感が味わえます。体力に自信のある人はもちろんですが、そうでない人も短い距離なので思い切って挑戦してみてはどうでしょうか?アクティブな旅を楽しみたい人には特にお勧めです。