
日本の最西端「与那国島」、沖縄本島やほかの島々とも違う独自の文化・雰囲気がある南の孤島です。大自然に恵まれた島には様々な魅力のスポットが点在しています。今回は日本の最西端「与那国島」の魅力を紹介します。
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与那国島とは
周囲27.49㎞の島に3つの集落があり、1,700人ほどの人々が暮らす小さな島です。年間の平均気温が23.8℃の亜熱帯の気候で多様な生物が生息しており、独自の生態系を維持しています。
石垣島まで127㎞、沖縄本島まで509㎞、お隣「台湾」までは111㎞とまさに日本の最西端です。
島の観光スポットを巡ろう
東崎(あがりざき)
島の東端に位置する景勝地で断崖絶壁の上に広がる草原は与那国馬の放牧地となっています。緑の草原と紺碧の海、白亜の灯台の風景が広がる美しい景勝地です。
ティンダバナ
標高約100mの岩山で、山の一部が自然の浸食により岩肌をくり抜いたような浸食洞となっている景勝地です。浸食洞は展望台となっており、眼下に祖納の集落と青く美しい海の風景を一望できます。
Dr.コトー診療所
2003年から放映された人気テレビドラマ「Dr.コトー診療所」、ドラマ内で「志木那島診療所」として実際に使用されたセットがそのまま残っており見学することができます。診療所内も見学でき、待合室など撮影当時のままの姿を見ることができます。

- 志木那島診療所 (Dr.コトー診療所)
- 与那国町(八重山郡) / その他スポット
- 住所:沖縄県与那国町与那国 志木那島診療所地図で見る
- 電話:0980-87-2402
海底遺跡
島の南東の海底に沈む全長約100m、幅約60m、高さ約25mの岩塊で、人工的な構造物とも浸食によってできた自然地形とも言われる謎の遺跡です。
与那国島を代表するスポットであり、その姿を一目見ようと世界中から多くのダイバーが訪れます。久部良港から半潜水の観光船も運航されており、ガラス越しに海中の神秘な光景を見ることができます。

- 与那国島「海底遺跡」
- 与那国町(八重山郡)
- 住所:沖縄県与那国町与那国地図で見る
- 電話:0980-87-2311
西崎(いりざき)
まさに日本の最西端!断崖絶壁の下にコバルトブルーの海が広がる岬からは、夕刻には日本で一番最後に沈む夕日を望むことができます。与那国島に訪れたら外せないスポットです。
海のアクティビティを満喫
与那国島は「ダイビング」のスポットとしてダイバーたちにも人気の島です。特に12月から5月頃にかけては通称ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の群れを見ることができます。
黒潮の恩恵を受ける温暖な海では1年を通して「釣り」を楽しめます。釣り船で沖に出ればカジキやマグロなどの大型魚の釣りも楽しめ、毎年7月にはカジキ釣り大会も開催されます。
島内には大小様々なビーチが点在しており4月から11月にかけては「シュノーケリング」も楽しめます。但し与那国島として遊泳を推奨するビーチは存在しないので、安全についてはライフジャケットの着用など自己責任となりますので注意しましょう!

- 与那国ダイビングサービス
- 与那国町(八重山郡)
- 住所:沖縄県与那国町与那国3984-3地図で見る
- 電話:0980-87-2658
島のグルメを堪能
年間を通して水揚げされるカジキを始め新鮮な海の幸が味わえます。町魚にも認定されている新鮮なカジキは刺身はもちろん、フライやソテーなどでも楽しまれています。
久部良漁港に隣接の漁協食堂では新鮮な海の幸をランチで楽しめます。
比川集落にある「わかなそば」では喉越しが良く、あっさりとんこつ風味の「そば」が味わえます。
島内には複数の酒造所があり島の泡盛が楽しめます。中でも与那国島だけで製造されているアルコール度数60度の泡盛「どなん」は、島に訪れたら是非口にしたい泡盛です。
最後に
今回紹介した通り「与那国島」には美しい景勝地や、神秘の光景、アクティビティに、島グルメなど様々な魅力が詰まっています。
その他にも奇岩「立神岩」や「軍艦岩」、モスラのモデルとして知られる世界最大の蛾「ヨナグニサン」を紹介している施設「アヤミハビル館」、乗馬体験や泡盛の工場見学など、今回紹介しきれていないスポットも多く点在していますので、是非自分だけのオリジナルプランをたてて、日本の西の果て「与那国島」に一度は訪れてみてはいかがでしょうか!

- アヤミハビル館
- 与那国町(八重山郡)
- 住所:沖縄県八重山郡与那国町与那国2114地図で見る
- 電話:0980-87-2440
- Web:http://welcome-yonaguni.jp/guide/507/